総合商社にて、石油・ガスなどを取り扱うエネルギービジネスに従事。プロジェクトマネージャーとして事業会社に兼務出向中。対外的には、海外大手石油・ガス会社との折衝業務、社内的には、事業会社の管理、調整業務を担っている。
MBA取得を考えたきっかけは、実務上で事業会社管理や社内外の折衝調整業務が多く、これらのために必要とされる知識の修得がしたかったためです。特に、ファイナンス、アカウンティング、人事マネジメントを学びたいと考えました。
数ある大学院の中でBBTを選択した決め手は、世界の経営コンサルタント界のグルである大前研一が学長であること、その大前学長から直接教示いただけること、時間と場所を選ばないE-ラーニングであることの3点です。更には、AirCampus(通称AC)という使いやすいシステムがそのE-ラーニングでの学びを快適にしております。
苦手な科目は、マーケティング概論。それは、マーケティングの本来の意味を理解していなかったためです。教授の熱のこもった質の高い講義と、クラスメイトとのグループワークや議論を通して理解が進み、苦手意識を克服することが出来ました。履修後には、日本において本当のマーケティングを実践している企業が数多くないことに気づかされました。
「現代の経営戦略」や「問題発見思考」をはじめ、どの科目もタメになりましたが、強いて一つ挙げるとすれば大前研一学長の「イノベーション」の科目です。答えの無い現代社会で生き抜くための、右脳を生かした全体的な思考能力や、新しいものを発想していく能力などを学ぶことが出来たと実感しております。
MBAとして必要な知識はもちろんのこと、現役の経営者などによるリアル・ビジネスケースを通じた授業は、非常に参考になるとともに、有意義なものでした。特に、毎週課題とされているReal-Time Online Case Study(通称RTOCS)については、つまらない過去のケーススタディとは全く違い、限られた時間での情報収集と、臨場感に溢れた経営者判断を期待されるものとなっている。
仕事・家族との両立やバランスは、相当きつかったとしか言うことができません。学び始めた直後からそのバランスを取ることには非常に苦労しました。内面的に起こる気持ち、自ら学ぶ意識を持つことから始まりました。
BBT大学院で学ぶにあたって一番苦労した点は、学びに対する習慣付けやペース作りでした。一日数時間はPCの前に座っていないと課題は当然熟せないので、日々の仕事量に多寡はあるにせよ過去に仕事しかしていない毎日に、僅かでも学びの時間を割く努力に一番苦労しました。
学んだ知識は知っているか知らないかの話しなので実践で活かされているのは当然なのですが、在学中に徹底的に鍛えられた本質的な「問題発見・解決思考」は実務上の随所で活かされております。本質的な問題を発見しないことには根本的な解決にはならない。これは、実務上では当然のことです。当然のこと故、なかなか出来ないことであることに気づかされました。入学後は、問題発見・解決の為であれば、上司など声の大きい人の話しだけでなく、自分で情報も取りに行き、後輩や同僚の話しもしっかり聞くようになりました。
グループワークやスクーリングを除き、ディスカッションは主にインターネット上で行われます。すなわち、話術では誤魔化すことができないので、発言内容そのものが全ての世界です。この議論の場は、論理的思考の訓練となります。これらの訓練の結果、論理的思考能力は格段に向上したと実感しています。
世の中には決められた答えがないとの前提に立ち、生涯学習を続けていきたいです。自分の人生に必要なものを見つけたなら、まず好奇心を持って、どこまでも究めていくという姿勢を持ち続けること。都度、自分自身に与えられている環境下で、自己実現をさせたいと考えております。
自分から進んで持っている時間配分を変えると、間違いなく自分の人生が変わります。意識の高い他業種の方々との議論や対話の中で揉まれてみると、自分なりの気づきが色々と見えてきます。もし、なにかを成し遂げたいと思っているのであれば、まずは始めてみることをオススメします。