現在は京都支店で営業部門の責任者をしています。生まれは福岡県で47歳です。転勤が多く現在のところで8か所目の勤務地となります。目まぐるしく変化する経営環境の中で、変革のビジネスリーダーとしてより実践的な事業マネジメントスキルの必要性を感じておりました。家族の理解や支えもあり、2年間で無事卒業することが出来ました。
マネジャー経験が長くなってきて業務のマンネリ化を感じ始めておりました。そういった中で実戦での知見を学術的な視点から整理し直し、志の高い異業種の仲間と切磋琢磨し、能力にさらに磨きを掛けたい気持ちが大きくなってきていました。
そんな中、会社からのチャレンジのチャンスというきっかけもあり、さらなる高みを求めて、高度な経営学を学ぶことにより、将来の経営人材、グローバル人材となるべく一念発起して志願させていただきました。
ジョブローテーションも多く不安でしたが、現行業務を継続しながら、業務時間外に通信教育を主体とする学習で、大前研一学長が直接指導をしていること、エアキャンパスという時間の拘束がなく通学も不要な仕組みであること、内容が学問的でなく実践的であること、教授陣が超一流実務家であることから、頑固な先入観を取り除き、創造的な人材になれるという可能性を感じられました。そして会社の勧めもありオンライン教育のBBT大学院に決めました。
アカウンティング・ファイナンス系が難しくタフでした。営業としてこの分野は経理部門の仕事だと思っていましたが、経営者としてアカウンティングやファイナンスは避けて通れませんし、大局的な目線で経営を理解し、経営判断の際の判断基準となるので、特に時間をかけて理解できるように努めました。大変解り易い講義に加え、エアキャンパスでのディスカッションや何度も関連書籍を読んだりしてなんとか乗り越えられました。
PSAにより問題発見・解決能力を各段に上げてもらいました。そして、RTOCS(Real Time Online Case Study)は初めての経験で大変タフでしたが、あくまでもタイムリーな現在進行形で起きている出来事をケースとして取り上げ、グループ・ディスカッションによる知的他流試合を通して過去の経験や組織内の論理のみにとらわれないイノベーティブな実践形式で目からうろこの連続でした。そういった点で、答えのない社会での経営判断の方法等、多くの気づきがありました。
最初の半年はオンライン学習に慣れずに、クラスメイトの発言の多さに焦り、大変追い込まれましたが、メンタルブロックを突破して自分の意見を表現できるようになってからは、現行業務を継続しながら、業務時間外に通信教育を主体とする学習で、限られた時間を最大限に有効活用することができました。ハードな業務をこなしながら通学することが不可能だった自分にはピッタリでした。海外出張の際もしっかりと受講出来て、最終的にMBA取得が出来た事はBBT大学院のおかげです。
BBT大学院に入学した時から何かを犠牲にしなければとても2年間での卒業は難しい事は覚悟していました。初めは慣れない授業について行くことが精一杯だったので、仕事との両立だけでもとても苦労して、家族や趣味の映画鑑賞とスポーツは封印いたしました。土日を学習時間に充てていました。二年間はほとんど家族サービスもできませんでしたので、理解してくれた家族には今はとても感謝しています。同僚、上司にも理解を訴え、飲み会などは極力参加を控えて勉強時間にあてました。得意先の接待後も深夜までかかっても勉強時間を確保しました。しかしそれだけでも足りず、一時間早く起床して朝必ず1時間は勉強時間を捻出するようにしました。つまり、生活を変えて志をしっかり持って取り組んだ二年間でした。
時間の確保と体力です。現行業務を続けながら、週20時間以上のNetによる自己学習によってMBA資格が取得できます。
物理的には取得できますが、相当の覚悟と努力が必要でしたし、そのタフさは想像以上でした。やはり志の高いクラスメイトが集まっており、ディスカッションが白熱して深夜までPCに向かう事も多々ありました。加えて学習期間中に営業→本社宣伝部→営業とジョブローテーションに伴う転勤、海外出張も重なり、ほとんど土日も学習に費やし寝不足と運動不足でかなり追い込まれた時期もありましたが、精神力とタイムマネージメントをよく考えながら乗り越えました。
問題解決力とファクトに基づく論理的思考力が向上したと思います。5W1Hをファクトに基づき分析して、問題発見から解決まで導く事ができるようになってきました。それが変革的な業務改善、新たなイノベーティブな企画の立案につながっています。また会議や議論の際にも説得力が増して、効率化が図れるようになりました。
私は45歳からの挑戦でしたので、MBA取得というタフな事はこの年齢からでは無謀だという周囲の評価でしたが、ぶれない軸を持ってやり遂げた事は大変大きな自信と人間いつになっても学ぶ事は遅くないという確固たる確証が出来た事は今後の人生においても大きな変化でした。もちろん周りの評価も大きく変わって、より経営に近い仕事を任せられるようになりました。今後も何事も臆すること無く、BBT大学院での学びをバックボーンとして積極果敢にチャレンジしていきたいと思います。
BBT大学院で培った知識や能力を活かして、将来的に会社の更なる成長に寄与出来る経営管理職、グローバル職を目指していきたいと思います。
そして、自ら考え仮説と実証していくために王道を行くビジネスパーソンとしてさらに成長していきたいと思います。二年間、犠牲にした家族との時間も感謝の気持ちを持って、もちろん取戻したいと思います。
大前学長の直接指導や実務に即した学びを得ることができる点、時間場所に制約されない点などオンライン学習のメリットが多くあります。しかし反面ではBBT大学院でMBAは物理的には取得できますが、相当の覚悟と努力が必要です。付き合いなど断る勇気をはじめ自制心や家族、周囲の理解などしっかりと出来るのでしたら、是非お勧めです。BBT大学院での学びはこれからの人生を過ごしていく上での自信や考え方からひいては生き方まで与えてくれます。大きくこれからの人生が変わる事は必至です。ぜひ夢に向かってチャレンジしてください。そして一歩踏み出してください。卒業までたどり着かないとわかりませんが、がむしゃらに取り組んだ後はけっして後悔はしません。がんばってください。