医師にとって最大の喜びは患者様から感謝されることです。そのような人材になるべく、日々精進しております。日本は、国民皆保険制度により、すべての人が一定の医療を受けることができますが、海外ではそうはいかないのが現状です。また、医療現場では、多くの医療資源を必要とし、時には多額の資金が必要になることがあります。命の重さが等しいと言えるような医療が提供できるようになりたいと思いながら日々診療をしております。
時に、医療と経済は相反する時があることを感じていました。真に患者中心の医療を実践するためには、医療知識は当然として、マクロとミクロの経済的な知識が欠かせないと感じていました。理想を実現するためには、グローバルな視点での体系的な学習が必須であると感じたため、MBA取得を決意しました。
最大の利点は、Web上のみでMBAが取得できることでした。その他のビジネススクールも見学に行きましたが、通学が必要であり、仕事を続けながらの卒業はほとんど不可能であることがわかりました。実際、卒業した今思うことは、時間と場所を選ばす講座を受講でき、かつ、発言もできることは極めてありがたいことでした。
「アカウンティング」の授業が少し苦手でした。これまで経理について関わったことがなく、出てくる学習内容がほとんどすべて新しい事でした。授業そのものは、高度なことをわかり易く説明して頂いていたのですが、何回か同じ講座を聞き直すことで理解を深めるように努力していました。
「Coaching Across Cultures for Managers」が最もタメになりました。他のビジネススクールにはない斬新さを感じた授業だったからです。21世紀はコミュニケーションが極めて重要な時代ですが、それをグローバルな視点で成功させるには如何なる知識と感覚が必要かについて学ぶことができました。
最初はAirCampusに戸惑いがありました。しかし、3ヶ月、半年と慣れていくうちに時間の有効活用ができてきていることに気づきました。また、事務局の方々からも発言の進捗状況などについて随時連絡をいただけたので、大変助けとなりました。
仕事の徹底的な効率化を図りました。出勤時間を早くして、人が少ない時に最大限の仕事ができるように工夫しました。医療現場なので質を落とさないことは重要なことなので、その点は配慮しました。ただやはり、祝祭日は多くの時間を費やして、学習に励みました。
英語力をつけることでした。周囲にネイティブで英語を話す人がいなかったので、外部に英語学習の環境を求めました。また、自分自身でも極力英語を使うように工夫し、レアジョブによる英会話や、BSニュースを英語で視聴したりしていました。
物事を深く考えるようになりました。それと同時に、思考回路が自動的に最短で最適な実践的言動は何かを考えるようになりました。これは、1年次に論理的思考についてじっくり学習した成果であると感じています。もちろん、日々の生活で答えのないことも多いですが、果敢に取り組めるようになりました。
物事を多視的に捉えられるようになりました。講義の一つ一つが血となり肉となっているのでしょうが、最大に学びになったことは、2週間のオーストラリア実習でした。これまでの人生で極めて価値のある2週間であったと今でも思います。
グローバルな視点で物事を深く考察し、実践的で付加価値を創造できるような生き方を目指し、目の前の患者様と向き合っていきたいと思います。そのためには引き続き、継続的な学習と実行が必要であると感じます。Think globally,act locally.を忘れずにいたいと思います。
思い立ったら行動であると思います。私も入学前に医師でBBT大学院でMBAを取得した方々を紹介頂いて、実際に話をして入学を決めました。答えのない時代に勇気を持って邁進したいと思っている方々であれば、是非ともこの機会に世界トップレベルの講師陣が集うBBT大学院をお勧めします。