大学(薬学部)、大学院(薬学研究科)を卒業後、製薬会社に入社し、研究部門で働いていました。30歳を手前に一念発起してBBT大学院で学習することを決心しました。卒業後、経理部に移動し現在は予算管理の業務を行っています。
OJTだけで自分がどの程度成長できるか不安でした。また、独学で勉強を試みたこともありましたが、何を勉強すべきかなどわからず挫折してました。そこで、体系的に経営を学ぶことができるMBAを検討しました。BBT大学院には、 学長(大前研一)の本を当時からよく読んでいたということもあり、この人からいろいろと学びたいと感じて入学を決めました。
まず学長(大前研一)をはじめ、他の教授の方々も実務で成功を収めていらっしゃる方々で実際の仕事で役立つようなスキルを学べると感じたからです。 次に、自分の好きな時間、場所で学習できるからです。貴重な時間を通学時間に費やしたくありませんでしたし、自分の都合を優先して学習できるのは非常に魅力的でした。また、転勤の可能性などを考えると通学場所に囚われたくもありませんでした。実際に入学半年後に転勤(東京→静岡)したことを考えるとサイバー学習を選んでよかったです。
「経済理論」が難しかったです。理系一筋だったので経済の基礎知識がなかったためかと思います。ただ、サイバー上でクラスメートとディスカッションしてみると、自分以外にも難しいと感じているクラスメートがいて安心したのを覚えています。ディスカッションを重ねたり、何度も講義を見直すことで克服できたと思います。
「コーポレート・ファイナンス」は非常にタメになりました。現在のお金の価値と将来のお金の価値が違うことを理論にもとづいて学習できました。 投資したお金がもたらす将来の価値を現在の価値に戻して費用対効果を検証し、投資するか決めるわけですが、ファイナンスに限らず広範に利用できる考え方だと感じました。学習やプライベート関しても、資金・労力・時間を投資するわけであり、期待される将来の成果を現在の価値に戻し、費用対効果があるかを常日頃から検証するように心がけるようになりました。
最初の1週間くらいはサイバー上でどのように学習するか戸惑いがありましたが、TA(Teaching Assistant)の助言やクラスメートとの試行錯誤によりすぐに慣れました。慣れてからは非常に効率的に学習できました。例えば、早朝や深夜にも授業を受けたりクラスメートとディスカッションすることができました。また、しばらく単身赴任をしていましたが、サイバー学習のおかげで毎日学習できました。講義内容もさることながら学習環境は非常に満足いくものでした。
特に家族の協力は必要不可欠でした。入学後に結婚、転勤、単身赴任、出産と目まぐるしく環境が変化しましたが、妻に相談し、学習を最優先させてもらったことで無事卒業できました。もちろん子供の世話はやっていました(抱っこしながら授業を聞いたりもしていました)。当然かもしれませんが、飲み会などは極力参加を控えて、学習、家族の時間にあてていました。
単位取得のためのレポート提出や試験はどれも多くの時間を要したので大変でした。ただし、基本的に課題発表や提出期限は予め決められていたのでうまくタイムマネジメントすることで乗り切ることができました。あの過密スケジュールをやり繰りした経験はとても貴重であったと感じています。
BBT大学院で学んだことはどれも自分のベースアップに貢献していると思いますが、特に問題解決能力は非常に役立っていると思います。現在の業務ではいろいろ分析することが多いですが、案件に応じて自分なりのあたり(仮説)を立てることで効率的に情報収集できるようになったと感じています。また仮説・検証・考察を繰り返すことで本質的な問題点にも気付くことができるようになってきていると感じています。
何より自分に自信がつきました。限られた時間の中で継続的に学習できたこと、また異業種のクラスメートと対等にディスカッションできたことなど、これまでにない経験をすることができたのは、これからの人生において非常に役に立つと思います。また卒業してからも学び続けるという習慣もつきました。
今後も継続的に学び続け自分の価値を高めていきたいです。いろいろな壁にぶつかると思いますが、これまで培った経験・知識を活かして難題を解決し、少しでも次のステージを目指してチャレンジしていきたいです。
他の大学院もそうだと思いますが、卒業するのに必要な資金や時間は少なくありません。ただしBBT大学院は、その投資に見合った成果を得ることができます。また、共に学習したクラスメートやアルムナイ(同窓生)活動を通して得る同門生、そして教授の方々との人脈を構築できます。卒業後も交流しており自分の中の財産だと思っています。 ぜひチャレンジしてください。