ハードウェア製品に組み込まれるソフトウェアから、データセンター全体を管理するソフトウェアまで各種ソフトウェア製品の開発を行っています。
売上の9割が海外と言う事もあり、100名を超える開発チームにおいて、日程を守り品質の高いソフトウェア製品を作るために、開発手法や開発プロセスについて検討し、実践して、変化の早い海外の市場の変化をとらえ、市場にマッチした高品質なソフトウェア製品の開発を常に目指しています。
縮小傾向にある日本市場は限界が来ていて、世界市場を考えて仕事を進める機会が増えてきていました。
そのような中で、社内研修を通じて、語学としての英語だけではなく、欧米の経済だけではない、いうなれば全球化という意味でのグローバルの要諦を英語で学ぶ事に興味が沸いていました。
そんなときにBBT大学院を知り、遠隔学習で通学の必要もなく仕事を続けながら、学べることに魅力を感じ、入学しました。
日々の仕事や生活の中で、東京まで通学して講義を受講するのでは、移動時間が掛かり、仕事や生活に影響が出ることが心配でした。
その心配に対して、自分の空いた時間に好きなだけ受講できるAirCampusのシステムに魅力を感じました。通勤時間や昼休みにコツコツと時間を作り単位を集めていけるのが魅力でした。
さらに、グローバリゼーション専攻では、二年次は完全に英語の授業となり、「英語で学ぶ」ということが実践できるのが魅力でした。
ある程度、考えが纏められて論理立ててクラスメイトとの議論が進められる英語科目に対して、大量の発言がある日本語科目において、細切れの時間の中で、いかにクラスメイトの発言を自分の中で整理して咀嚼するかに苦労しました。
講義だけではなく、並行して行われるCase Studyにおいて具体的な状況を設定した上で、Web会議のシステムでのクラスメイトとのNegotiationの実践を通じて、必要なスキルを学ぶ事ができると共に、自身の癖や考え方を見直す事ができました。
そして、その積み上げにより、実践でも再利用できるノウハウを学ぶ事ができました。
AirCampusでの遠隔学習だけでなく、Web会議システムを利用したクラスメイトとのトレーニングや、BOND大学でのワークショップにより、色々な機会を得ることができました。
また、AirSearchには、BBTの持つ沢山の過去の映像コンテンツがあり、それを補助資料として用いると、より多くの情報を得ることができます。
それらを、うまく利用するかしないかは、その人次第です。芯を持って望めば得るものは大きいと思います。
入学してから、家族が増えることになり、時間の調整が厳しくなりました。
さらに在学中、二度転勤をし、通勤手段や通勤時間が変わり、新しい環境で仕事を始めることになったため、仕事の負荷が一時的に上がることもありました。
しかし、在学限度は5年間あるので、これを有効に使い、仕事や生活に影響が出ないように、一科目ずつ受講して、学習と生活のバランスの調整を行うことにより、再履修など無く、単位を一つずつ集めて無事に卒業することができました。
単科生から含めると、四年半、2011年度、2012年度、2013年度、2014年度の入学のクラスメイトと学びました。
それぞれの入学年度により、それぞれのクラスのカラーがありました。発言数が妙に多かったり、週末に偏重していたりして、その都度、自分のペースを創り出す必要が有り、在学年数を増やした故の苦労がありました。
とはいえ、2012年度入学の同期にも同じペースで学んだ人もいて、お互い助け合いながら続けることができました。
体系立てて経営から、ビジネスコミュニケーションまでを学ぶ事ができました。
従来はエンジニアサイドからの言葉になりがちで、話が通じていなかった事が、ビジネスサイドと共通用語を持ったことにより、円滑にコミュニケーションがとれるようになりました。
また、物事の考える基盤として、日々学習したことが役立っています。
新たな分野を学ぶ事も大切ですが、今までに自分が学んできたことや得意分野を磨き続けることも大切だという事に気がつきました。
今回、経営に関することを学んだわけですが、従来学んできていたことの中にも共通点があるし、また全く異なる事もありました。より自分の強みを出すためには、新たに学ぶだけではなく、従来から学んだ事をいかに生かしていくかが大切だと気づくことができました。
単科生から数えて、四年半お世話になったことにより、継続的に学習を続けることを身につけました。
アルムナイを利用することなどにより、この習慣を継続し、世界を正確に理解して正しい道を進めるようになりたいです。
大学院の在学中には、BBTの持つ、多くのコンテンツにアクセスすることができ、カリキュラムに限らず学ぶ事ができます。
MBA取得は手段にすぎないと思いますが、在学中に「何を学ぶ」か、「何を得るか」を常に考え続けることに、より大きな実りのある時間を過ごすことができると思います。