私は、自社コールセンターのシステム運用や企画などを行っています。コールセンターシステムで大きなプロジェクトがある時は、プロジェクトメンバーとして、システム導入の計画と実行を行っています。そして、私の業務の目的は、システム運用に留まらず、業務の改善や問題解決も視野に入れて行っています。
また、社外でもBBT大学院で得た能力を発揮する機会を求め、同級生と共にビジネスの問題解決をお手伝いする活動も行っています。
自身の現状の能力や日本の未来を鑑み、将来に大きな不安を感じていました。そのような状況で、自分が夢中になれ、世間から認められる能力を身に付けなければならないという強い危機感を持っていました。
そのような気持ちを抱きながら、自己流で勉強する中で、経営に興味があることに気が付き、MBAを取得したいと思い始めました。
経営への興味を持ち始めた時、大前学長の著書である「考える技術」を読みました。今まで読んできた本と比較にならないくらいの勢いと説得力に圧倒されてしまいました。そして、大前研一氏について調べていき、BBT大学院の存在を知ることになったのです。
BBT大学院はオンラインの学校であること、問題解決に力を入れていることが自分に合っていると感じました。
また、卒業生のインタビュー動画を拝見したり、説明会に参加しながらBBT大学院への興味を深めて行きました。決定に際しては、他校のMBAも調査しましたが、比較検討の結果、BBT大学院がベストだと確信し、入学を決意しました。
ターンアラウンドマネージャーに憧れる私としては「企業再生論」は楽しみな科目でした。しかし、受講者には知識や経験が豊富な方が多く、高度なディスカッションに圧倒され、手も足も出ない状況が続きました。成績評価にはディスカッションへの参加が多くのウエイトを占めるので、非常に苦しかったです。
想い悩んだ結果、私は高いレベルに背伸びするのではなく、自分なりの話題や論点があると考え、それを正直にぶつけてみました。結果として、他の学生から助けられ、有益な学びを得て、A評価を頂く事が出来ました。とにかく、かっこ悪いところも含めて自分をぶつけてみると、クラスから答えが帰ってきて、成長できる環境に居る幸せを感じました。
最もタメになった課題は、毎週、企業と経営者を題材に、現在進行形の経営課題をケースとして取り上げていくRTOCS(Real Time Online Case Study)です。
非常に自由度が高い課題でしたので、アカウンティング、ファイナンス、問題解決など各科目で得た知識を実践していく場として捉えて取り組みました。結果として、学問的な知識を自分の実力として刷り込んでいく事が出来ました。
さらに、普段はAirCampusで行っている文字ベースのディスカッションを補強することを目的に、クラスメイトの有志と共にRTOCSをテーマにしたリアルなディスカッションを毎週行いました。この活動を通じて、口頭ベースのディスカッションとファシリテーションの能力も磨くことも出来ました。
BBT大学院の特徴を挙げると、100%オンラインで学べることだと思います。授業や課題はとてもハードでしたが、AirCampusのシステムが整っていることで、通勤時間などの隙間時間を有効に活用できました。また、ブラジル、アメリカ、中国など、海外在住のクラスメイトと共に学べたことは、オンラインの学習環境ならではの体験だったと思います。
さらに、BBT大学院の文化として、クラスの集団知を高めることが強く求められます。そこで、自分のバリューを出すために、自分の知識だけはでなく、ディスカッションのファシリテーションや、オンラインの発言を効率化するツールの開発を行いました。このような集団知を高めるための活動は、自分自身の成長になりますし、クラスメイトからも沢山の学びを得ることが出来ました。
BBT大学院の集団知を高める風土は、オンラインでありながら、クラスメイトとの結束を深められる特徴になっていると思います。
当初は、仕事と学びの両立が不安でしたが「学びが仕事に活き、仕事が学びに活きる」。このような循環が出来上がり、相乗効果を産むことが出来ました。当初は、勉強時間を確保すべく、ギリギリの精神状態で立ち向かっていましたが、追い込まれた状況で考えることで、今までの限界を突破し、生活習慣が変化してきました。
そして、時には、勉強に向かうことが辛い時もありましたが、とにかくBBT大学院の図書館に行き、とにかく勉強するしかない状況を作り、勉強時間の確保に努めました。このような経験を経て、少々の負荷では心が折れないたくましさが身に付きました。
RTOCSや各科目の課題で、自分なりの意見を絶えず求められてきました。これは講義内容をただ暗記するのではなく、講義から自分は何を思い、何を考えるかを問われていたと思います。
特にRTOCSは毎週取り組む事になるので、意思決定をして結論を出していくプレッシャーと戦う日常になります。
このような日常を過ごしていく中で、自分はシャワー中にアイディアが浮かぶ事が多いと分かってきました。今では自分の特性を考慮して、今持っている課題を明確にしてから、シャワーに臨むようにしています。
また、シャワー以外にも、ホワイトボードに向かっている時にアイディアが浮かぶことが多いと気付き、ホワイトボードに向かうように心掛けています。このような経験を経て、新たな自分を発見できたと思います。
BBTでは、科目の課題を通じて、FACTの収集、状況分析をした上で、最終的な自分の意見や結論を求められてきたと思います。自分の意見を出すことはとても勇気が必要なことです。しかし、数々失敗を重ねた結果、論理的なプロセスに基づいた自分の意見を安定的に出していくことが出来るようになりました。
このプロセスは、現実の仕事や私生活での問題解決にそのまま応用出来ています。正解が分からない世の中で、BBTで自分の意見を出してきた経験は、自分への自信につながりました。周りの空気に流されず、論理的に自分の意見をまとめることが、実践で活きています。
BBT大学院ではありとあらゆる課題に対して、FACTベースで状況を捉えて分析し、自分なりの意見を構築することを繰り返し行います。
このよな日々を過ごしていると、未知の分野に動じることなく、自分なりに答えを出すプロセスが構築出来るようになります。さらに、自分の結論や意見に対しては、クラスメイトから厳しい指摘にさらされるので、都度FACTの精査や分析を矯正して、柔軟に最適な答えを見つけていく心構えやスタンスを作り上げる事が出来ました。
このように、物怖じせず、思い込みや感情論に流されず、事実に基づく意見の構築が出来るようになったことが最大の変化だと思います。
BBT大学院では地に足を付け、自分の道を定め、道を進んで行く能力とパワーを手に入れたと思います。
入学以前は自分の将来の不安をなんとかしたいと思っていましたが、現在はBBT大学院で得たことを社会に還元したいと考えています。そのために、BBT大学院での学びを、まわりに伝えていく共に、自分自身で事業を興して社会に役立てていきたいと思っています。
この文章を読まれている方の中に、MBAを目指していたり、BBT大学院に決めようか悩んでいらっしゃる方もいると思います。仕事と勉強の両立が出来るのか?BBT大学院は自分に合っているのか?など色々な葛藤があると思います。
私は入学に際して、とても不安で怖かったのですが、自分の将来に対する危機感が強かったので、勇気を出して入学してみました。
入学して分かったことは、事前にどれだけ検討してみても中身を知るには限界があり、BBT大学院で得る成果は入学後の自分の行動次第で大きく変わってくると言うことです。つまり、入学前の意思決定よりも、入学後の意思決定の方が、自分の成長に大きく影響します。
自分とBBT大学院の方向性が合っていることがおおまかに分かったら、入学後に自分はどうしたいかを考えてから、入学の意思決定をすることが最善だと思います。