北海道生まれ北海道育ち。北海道大学工学部卒業後、建設コンサルティング会社に入社し、16年後に会社のマンネリ化を打破しようとBBT大学院で学び始めました。会社の主要業務は、官庁発注の道路・橋梁・河川などの建設や維持補修についての技術的なコンサルタント・設計。BBT大学院卒業後は、管理職と戦略推進室をかけもちして奮闘中。
入社以来、理系の技術者としてやってきたのですが、ある時期に社内の労働組合執行委員長を務めていました。その際、会社の将来について経営陣と直接議論することで会社の将来に不安をおぼえたこと、「大前研一通信」を購読し経営について様々な気づきを得ていたことから、経営についての興味が強くなり、BBT大学院に学びました。
大前学長の書籍を読んでいたところ、最後のページに「大前研一通信」の広告がありました。意外と安価だったことから、定期購読をすることにしました。定期購読をしているうちに、BBT大学院を設立するというアナウンスがあり、ぜひ入学したいと思いましたが、学費の工面が出来ず妻と話し合うこと2年。ようやくBBT大学院の5期生として入学することができました。
他の大学院は時間的な制約や地域的な制約があり、仕事の観点からも北海道からの受講という観点からも、迷う余地はありませんでした。
理系であっても、やはり会計関連の科目は苦手でした。普段使っていない知識であることに加え、覚えることが多かったことから苦手意識が比較的大きかったです。ただ、みなさん苦労されているので、参考となる書籍も多く、クラスでそのような情報を共有し合って、互いに助け合ったことで克服できました。持つべきものはクラスメートですね!
大前学長が担当する科目で実施する「RTOCS(Real Time Online Case Study)」と思います。私はクラスへの貢献度は低い方だったのではないかと思いますが、クラスメートの情報収集力や発想力がどんどん向上していくのを目の当たりにしたことに加え、大前学長の発想に毎度驚嘆させられ、洗練された本物の思考方法を学ぶことができたと感じております。
BBT大学院は、2005年に設立されてから学生が学びやすいように試行錯誤され、学習システムなどがどんどん改善されているので、とても学びやすかったです。学生の声を受け止めて、これほど改善に積極的な大学院は他にはないと思います。最近、BBT大学のLA(Learning Adviser)をさせていただくことになって、ますます学びやすいシステムに変革していることに驚きました。
「学び」の時間が増えたことで、仕事・家族の時間を削ることになりました。仕事は余計なことをしなくなり、むしろ効率的になったと思います。家族との時間は、ごろごろと寝転がっている時間が減ったくらいで、とくに会話が減ったということはなく、むしろ「学び」の内容を話題にして盛り上がるようになりました。
卒業論文が最も苦労しました。業務上、プロジェクトの締め切りが12月から3月に集中しているので、春に入学した私は卒業論文の追い込みと重なってしまい、一日が24時間では足りなくなる思いでした。さらに卒業論文のテーマを途中で変更することになったので、卒業できるか出来ないかという瀬戸際まで追い込まれました。この時は、会社の仲間と指導教官の助言に大きく助けられ、無事卒業することが出来ました。
会社の社長がBBT大学院で学ぶことの意味をよく理解していたので、卒業後の私の意見が数多く取り上げられるようになりました。今は、会社の戦略推進室の室長を担当させていただき、若い社員と複数のプロジェクトを進めているところです。まさに学んだことを社内で実践することができております。
大局的な視点を持つことができたこと、今まで知りえなかった他業界の友人がたくさん増えたことです。大局的な視点は、BBT大学院のコンセプトでもあるグローバルな視点でもあり、自ずと向上するものと思います。その上、まったく違う業界の、しかも北海道から九州、海外までの地域を超えた友人ができたことは財産であると思います。今はたまにお酒を飲む程度ですが、互いに年を重ねていったあとに、互いに助け合うまたは協力し合う場面があるものと予想しております。
BBT大学院で学んだ仲間が、互いの業界でそれぞれ切磋琢磨し、年を重ねた後で再会して日本の将来について協力する場面が訪れることを期待しております。また、BBT大学、BBT大学院で学んだ卒業生が世界で活躍し、より良い日本・世界のために貢献できる大きなネットワークを構築することができればいいと思っております。
私は、学費を妻から借りました。家族から学費を借りる学生は結構多いようです。最後のハードルが学費となっている方は結構多いようですが、ここを説得することも学ぶことの第一歩となっているのではないでしょうか。ぜひこのハードルを乗り越えてほしいと思います。BBT大学院で学んだことは、仕事をしていて常に役立っているのを実感しています。人間として大きく成長する絶好の機会です。このチャンスを掴んでください。