私は1996年に今の会社へ入社し、大半を営業部門で過ごし、2015年に経営者となりました。会社は1975年創業、愛知県豊橋市に本社・工場を構え、天然調味料エキス・フレーバーオイル・乾燥野菜・乾燥食品といった商品の製造を行い、食品メーカーを中心に商品を販売しています。2010年には第二工場を立ち上げ、ソース、たれ、総菜といった商品の製造を行い、外食産業を中心に商品を販売しています。今後はこの第二工場の事業にも注力していき、第二の柱として成長させていく計画です。
社会人の大半を営業部門で過ごした私が、いざ経営者という立場になった時に経営者としての知識や能力がない中で、今後の会社運営をどのようにしたら良いのか考えました。そこでやはり私自身が体系的な経営スキルを学び、経営者としての知識や能力を身につける必要があると感じ、MBA取得を目指しました。
仕事との兼ね合いのため、ビジネススクールに通うということが難しかったのですが、BBT大学院の遠隔教育システムAirCampusであればいつでもどこでも自分の好きな時間に授業を受講できるところに魅力を感じ、BBT大学院に入学を決めました。
社会人の大半を営業部門で過ごしてきた私にとって『アカウンティング』と『コーポレート・ファイナンス』には苦労しました。知識不足であり、初めて学ぶ科目でもあった為、理解するのに時間を要しました。繰り返し講義を視聴し、繰り返し問題を解いていくことで理解が深まりました。
学長科目の『新資本論』、『経営戦略論』、『現代の経営戦略』において世界の動向や経営環境の変化を意識することが出来ました。RTOCS(Real Time Online Case Study)では、様々な企業や政治、地方自治体のトップという立場で毎週課題が与えられるため、今までかかわりのなかった他業界についての知識を身に付けることが出来ました。また問題点を見つけ、解決策に導くスキルを養うことが出来たことは私にとって大変貴重な財産になりました。
AirCampusにより、好きな時間に学習出来る点は、仕事をしながら学ぶ私にとって最高の環境でした。私の場合、早朝に講義映像を見て、帰宅後に発言するケースが多かったと思います。講義のなかでも、『大前研一ライブ』は時事問題の解説に加え、旬なケーススタディーの模範解答が示されるため、私自身得るものが非常に大きかったです。
1年目の前半は環境の変化に馴染むことが出来ず、仕事と学び中心の生活となり、家族(プライベート)がおざなりになってしまいがちでした。そこで、半年が経過した頃にあらためて私自身のタイムマネジメントについて考えてみました。学びの環境にも慣れてきた時期でもありましたが、タイムマネジメントを見直したことで有効的に時間を活用することが出来るようになり、ストレスなく、仕事・家族(プライベート)・学びをバランスよくこなすことが出来るようになりました。
初めて学ぶ科目が多く理解するのに時間を要しましたが、繰り返し講義を視聴していくことで理解が深まりました。このあたりはAirCampusならではの特権だと思います。また早朝に講義映像を見るために、元々早起きではあったのですが、更に早起きの生活になり、より健全な生活ができました。
問題を見つけ出し、解決策を導き出すというスキルを養えたことは、私にとって自信につながりましたし、実務にも役立っています。経営に携わる中で様々な問題、課題と向き合っていますが、BBT大学院で学んだ一連の考え方は、実務でも活かせていると感じています。
大前研一学長はじめとする一流の教授陣の講義を受講したことで、自らが答えを導き出す力を学び、それが自信にもつながり、考えるという行為が楽になりました。BBT大学院で学んだ事を活かして、今後もビジネスの幅を拡げていきたいと思います。
第二の事業を軌道に乗せ、会社の柱へと成長させていきたいと考えています。21世紀はITが作り出したグローバル化により、選択肢が圧倒的に増えています。そんな中で消費者を一つの方向に向かせるのは困難です。まさに答えのない時代です。色々な産業において、世界がライバルになっています。新しい時代の新しい価値観に敏感になりながら、世の中が求める本当の価値を常に模索しながら、企業としてのあるべき姿を追求していきたいと考えています。
自分自身の目的が決まっている方であれば、迷う必要はないと思います。また迷われている方でも一歩を踏み出すことで新しい景色が見えてくると思います。BBT大学院での学びは、自分自身の人生に選択肢を増やし、豊かなものにしてくれると思います。私自身、BBT大学院で学べたことに大変満足しています。