大手自動車会社に勤務して約20年になりました。国内や海外の業務、労働組合の仕事も担当しました。その後、入社当時から、担当したいと考えていた、海外の販売代理店を支援する仕事を担当しています。日常的には本や講演などから学びを深めたいと考えて、積極的に学んできたつもりではいましたが、体系的に「経営者とは何か」ということを学びたいと考えはじめていたときに、BBT大学院のことを知りました。
小さな組織であっても「経営者になりたい」ということが動機でした。漠然とではあるけど、そのことを達成するためには、MBAが必要なのではないかと考えていました。大学院に入る前はある程度の業務に対する自信がありました。具体的には自分の職場では「与えられたデータから言えることは何か」、あとはうまくプレゼンテーションすれば、社内の慣習や人間関係に基づいて、仕事を前進させられれば良い。そのような環境から外に出て、業種も年齢も異なる仲間と「他流試合」をしたいと思うようになりました。そのことで自らを鍛えていけば、自分の目標が実現していくのではないかと考えて、MBA取得を決意しました。
出張の移動が多いため、移動時間を有効に活用したいと考えていました。BBT大学院であれば、どこにいても学ぶことができる。時間も場所も選ばない。このことがBBT大学院を選んだ最大の理由です。さらには繰り返し講義を聴くことができ、復習できる。このことで何倍にも学びを深めることができると考えました。大前学長が講義で直接、説明してくれることも大きな魅力です。
高校の数学は受験科目ではないからということを理由に、敬遠していました。このことのツケが回ってきた!と思いましたが、裏を返せば、この機会に学びなおすことができると思って積極的に取り組むことにしました。それでも苦手であることには変わりがないため、何度も講義を聴き直しましたし、課題の書籍を何度も読み返しました。さらには疑問に思ったことを、この分野に強い同級生に遠慮なく聞きました。そのことで苦手科目を克服することができました。
今までは経験や、先輩や上司から聞いたことを中心として、組織とはどうあるべきかということを考えていました。組織運営や組織作りで重要なことを体系的に学ぶことで、今までの経験や知識を点検することができたと感じています。組織を強くするというテーマで、学びを深めることができたことがその理由です。
毎週、提出しなくてはならない課題が約2年間続くことに加えて、個別の課題を提出するための時間を確保するのは大変でした。ですが、自分だったらどう思うのかということが自然と身につきました。さらには科目の幅が広いため、社会人として自分の得意な分野と不得意な分野を改めて認識することができたのも、BBT大学院に入って良かったと思った点です。さらにはその分野のプロフェッショナルが同級生たちにいたので、大いに刺激となりました。その同級生たちに追いついていかなければならない、さらにはその同級生が発言したことがログとしていつでも文章として見れる。このことによって学びが何倍にも増幅していると思います。
講義を聴くだけで大学院の学びは終わりません。講義を聞いた感想はもちろん、その講義に対する課題や自分なりの考え方が求められます。その講義を乗り越えるために、どのくらいの時間が必要なのかということを家族と共有しました。もちろん、家族とのイベント時に勉強が忙しい時期もありましたが、私の夢や目標のために、今、BBT大学院が必要であるということも理解してもらうことに努めました。そのことで学習に時間を使うことを理解してもらえたと考えます。
多くの科目の課題が重なる時が最も苦労しました。寝る時間を短くしたり、移動時間はずっと学んでいました。それでもそれが習慣化できましたし、そのことで仕事も今まで以上に効率よく進めることを意識しました。さらにはいつまでに、どの課題を提出しなくてはならないのかということを整理することです。もちろん学校からのサポートもありましたが、学生同士が課題の提出期限を告知しあうことで、提出忘れをすることを防いでいました。
一人ひとりが感じている感覚は大切なものだと思いますが、困ったときは事実が何かを確認する。そのことが自分の癖となりました。ある案件について、確定したことは何か。そのデータから何が言えるのか。事実が何かを共有しながら、議論することで、遠回りすることが少なくなったと思います。さらには議論する上で多くの人の意見を引きだしながらも、自分なりの結論を導きだしていく。このことを実践で繰り返しています。また、そうしたことを背景として、どこからどんな情報を得るのか。その情報が正しいのかどうか。このこともBBT大学院の学びの中で何度も実践してきたので、自分の仕事に活かすことができていると思います。
学び続けなければ自分の道は開けないと、改めて強く感じました。大学受験の時には、合格がゴールであり、それ以降の学びは継続することができませんでした。今回は違いました。年齢を重ねていたということもありますが、答えが無数にある、答えがない世の中で力強くビジネスの世界で生きていくには学び続けるしか、その答えが見出せません。今もBBTの講義を聴き続けていますし、目の前の課題も問題解決の手法を使うなど、学び続けながらも実践でBBT大学院の学びを活かしています。
社会人になってから、最も尊敬する先輩が口癖のように言っていた、「経営者になる」ということ。このことに感化されて、私もビジネスをするなら、いつかは経営者になりたいと考えるようになっていました。BBT大学院で学んだことだけで満足することなく、実践に活かしながら、学びを続けることで経営者になるということに近づいていくんだと思います。また、今の仕事の延長線上だけで夢を実現することはもちろんですが、それとは異なる強い軸も模索しながら、自分自身のビジネスにおける幅を広げていきたいと思います。
3年前、友人に背中を押されてBBT大学大学院に入学しました。入学当初は、睡眠時間を削り、プライベートも自由に時間を確保できないことに大きなストレスを感じていました。ですが、今は違います。あのとき学ぶことから逃げていたら、きっと学びを継続することも、優秀な同級生たちと出会うこともありませんでした。一生のうち、たったの2年か3年です。生涯、学びを継続するための最高のきっかけをえるためにも、BBT大学院で学びを深めることをお勧めします。