入社当初は、インストラクタという職種で装置のデモンストレーションやユーザーへのトレーニングなどの仕事を担当していました。担当している装置の専門性が高いため、装置のオペレーションをよく知っている人間が保守点検などのサポートも担当したほうが、お客様の満足度も上がるということで技術部門へ移動になり、お客様に満足いただけるようなアフターサービスを目指し日々頑張っております。
測定機器にもお客様の用途、ニーズに合わせて流行廃りがあります。直接、装置の販売を担当する仕事ではなかったのですが、自分の仕事の将来を考えたときに10年後、20年後、自分は同じ仕事をしているか、同じ仕事があるのかと考えたときに不安になり、社会の流れ、会社の動きを学びたいと思い、勉強できる場所を探し始めました。
また、仕事も遅くまで残業して頑張っていましたが、1人で頑張り過ぎていたためか周りとぶつかることも多く、30代になってもこれではマズいと思い、何か解決方法を探し始めました。
理系出身で経営の知識がなく、また飽きっぽい性格の私が続けていけるかとても不安だったため、MBAコース入学前に単科生として入学しました。その時に受けた講義が非常に分かりやすく、経営の知識がない私でも興味を持って勉強できるような工夫がなされていたことと、TAによるサポートなどに魅力を感じて、これならば続けていけると思いBBT大学院に決めました。
会計・金融系の科目はとにかく苦手でした。「こんなバカな質問したら笑われるんじゃないか」という気持ちは捨て、AC(AirCampus)で教授・TA・同級生にひたすら質問しました。どんな質問にも丁寧な返信が来まして理解が深まりました。
2年次の必修科目であった『イノベーション』です。経営管理専攻だったので、事業計画を立てる『卒業研究』を履修しなければいけなかったのですが、事業のタネをどうやって作っていいか分かりませんでした。『イノベーション』の講義では、事業のタネが浮かぶよう発想力を徹底的に鍛えられました。
講義を聞いたのち、AirCampus上で学生同士のディスカッションを行います。ディスカッションを通して、自分ではわかったつもりでいても正しく理解していなかったり、理解が浅かったりすることに気づかされました。BBT大学院でのディスカッションは文章で書く形式でしたので、後々の振り返りの際、自分の発言を振り返ることが出来たのも有効でした。
初期の頃は休みなしでひたすら勉強だったのですが、家族・友人たちに不評で一時気まずくなりました。また、頑張っていたのですが勉強のほうもはかどらず…。思い切って一時勉強を休んで友人と会ったりしていたのですが、勉強と関係ないと思っていた友人の話から勉強のヒントになるような話も聞くことが出来、遊びの計画もしっかり入れようと思うようになりました。仕事・勉強・プライベートでバタバタでしたが、それぞれきちんと計画を立ててバランスを取ればうまくいくことが分かりました。
慣れてしまえば、なんということはないことでしたが入学当初は仕事が残業続きだったことがあり、勉強のための時間を作るのに苦労しました。試行錯誤で続けていくうち、無駄な仕事を減らすことができ、仕事も早く終わるように。勉強も、どの時間帯が一番集中できるのかが分かってきたので、時間配分が出来るようになりました。
BBT大学院に入る前は残業の毎日だったのですが、入学後は仕事の流れの全体を考えるようになりました。自分がやるべきか、他の人にお願いしたほうがよいのかの選択や仕事の優先順位が出来るようになり、効率が非常にアップしました。
今まで仕事でトラブルが起きると、焦ったりイライラしていました。大学院入学後は、トラブルが起きても一段上の目線から周りの状況やこれから起きることの予測がつくようになったので、焦ったりイライラすることなく冷静に対応することが出来るようになりました。
入学前は今自分がいる業界にそれほど可能性を感じなかったのですが、大学院での勉強、卒業研究で業界分析をしていくうちに、なかなか可能性のある業界であると思いました。まだまだ自分に出来ることもありますので、今後も現在の分野で新しい波を起こせるよう頑張りたいと思います。
時間や金銭的な面から入学を悩む人はいると思うのですが、BBT大学院に入学して後悔はしないと思います。社会の動きが早くなる現在社会では、ためらっている時間はありません。また、様々な情報に惑わされずに今後の社会を生きていくためにも入学はおススメです。