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BBT大学院での学びは、自分自身のOSを書き換えることができる。サラリーマンのOSから、グローバルリーダーのOSへ
古波鮫大己
株式会社LIXIL
現在の仕事の内容を交え、簡単な自己紹介をお願いします。
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BBT-MBAでの学びをきっかけに、経営層直下の新規事業開発部門に異動

トイレやキッチンなどを手がける、住宅設備機器メーカーの株式会社LIXILに勤務しています。

入社後、約10年間、研究部門に所属し、材料開発,、海外メーカーとの共同開発プロジェクト、中期研究戦略の立案など、研究開発分野における様々な経験をしてきました。

BBT大学院卒業と同時に、親会社であるLIXILグループの新規事業開発部門に異動しました。
より経営に直結する仕事がしたかったため、念願の異動でした。現在は、スピンアウトを含むM&A関連業務や、異業種とのコラボレーションによる新規事業立ち上げなどを担当しています。BBT大学院で学んだ知識・スキルをフルに活用している状況です。

将来的には、社内ベンチャーの立ち上げを自ら企画・実行していこうと考えています。

MBA取得をしようとしたきっかけを教えて下さい
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自分の力の無さを実感。世界のどこに行ってもサバイバルできるチカラが欲しかった

社会人5年目のある仕事で、自分の無力さを感じたことが、大きなきっかけです。
1人では企画を立てられない、人脈も無い、そもそもビジネスの基本を知らない、という状態。
自分の無能さ・無力さに大きな危機感を抱いていました。

力は無いけど時間はあるので、ビジネス書を貪り読んでいましたが、イマイチ結果が出ない。
これはもう、頭の使い方から変えなきゃダメだと感じ、BBTの「問題解決必須スキルコース」を受講。
その結果、頭の使い方がガラリと変わり、企画や戦略立案ができるようになった上、資料作成やプレゼンのレベルも向上。BBTの学びの効果を実感しました。

その学びをきっかけに、より経営に近い仕事ができる能力を身に付けたいと思うように。となるとMBAですが、結構な費用もかかる。
かなり躊躇しましたが、妻の「死ぬときに後悔するくらいなら、やったら?」という一言で背中を押され、入学を決意しました。

BBT大学大学院に決められた理由は何でしょうか
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仕事・家族・学びの三兎を追うためにBBT大学院へ

仕事は中断したくない、家族との時間も大事にしたい、でもしっかり勉強したい、そんな三兎を追うために、BBT大学院に決めました。

MBA検討時は、BBT大学院だけでなく他の大学院や海外留学も検討しました。
ただ、仕事を中断したくない、家族との時間も確保したい、といった理由から、海外留学は断念。
さらに自宅は都内から遠い上、仕事では海外出張も多かったため、通学は厳しいと判断。

そうなると、全てオンラインで学べるBBT大学院は最も魅力的な選択肢でした。
また、最大5年間は在学できるという点も、自分のペースで学ぶことができそうだと感じ、入学を決断しました。

苦手な科目はありましたか?その科目は何ですか?また、それをどう克服しましたか?
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『アカウンティング』&『ファイナンス』。参考書で学びつつ、とにかく発言を増やし、優秀成績を獲得

聞いたこともない単語がひたすら出てくる『アカウンティング』や『コーポレート・ファイナンス』は当初、かなり苦手でした。講義を聞いただけでは理解できず、時には視聴中に眠くなってしまう始末。

「このままじゃいけない」と思い、分からない単語を調べつつ、教科書や参考書を読みまくり、理解度を深めていきました。また、クラスの中にはファイナンスのプロの方もいるので、そういった方とディスカッションを重ねることで、グっと理解度を高めることができました。

徐々に苦手意識は無くなっていき、『コーポレート・ファイナンス』の最終試験では、なんと優秀回答を頂くことができました。
基本的な質問にも丁寧に対応してくれたクラスメートに感謝しつつ、ひたすら鍛えればなんとかなるもんだな、と感じました。

ちなみに、今の仕事では基本的なファイナンスの知識は必須であるため、BBT大学院で必死に勉強しておいて良かった、と感じています。

一番タメになった科目は何ですか?その理由も教えてください
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『ビジネス・エシックス』で、経営者になることの「怖さ」を疑似体験し、学びの重要性を痛感

BBT大学院に限らず、MBAの学びの特徴は「ケーススタディ」。
このケーススタディ、如何に経営者の立場に立って考えるか、という点が最も問われます。『ビジネス・エシックス』は、その難しさを痛感し、BBT大学院で学ぶ意義・重要性に気づかされた講義でした。

ケースの中で、正論を言うことは凄く簡単。でも、経営者は常に正論だけ考えるわけにはいきません。一般的に正しい決断をした結果、会社は訴えられ、賠償金支払いにより倒産し、社員は路頭に迷う可能性もあります。また、自分や家族が世間から誹謗中傷を受けるかもしれません。そういった数多くのメリット・デメリットを踏まえ、決断をしなければいけない。ケースの疑似体験を通して、経営者になることが「怖い」と感じるほどでした。

いずれ訪れる決断を、より正しくするために、BBT大学院で必死に勉強しなければならないのだ、という学びの重要性に気づかせてくれた講義でした。

BBT大学院の教育はいかがでしたか?
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「雑学(単なる知識)」ではなく、実際に仕事で役立つ「実学」を学ぶことができる

ビジネスを進めていくには、知識だけでは通用しません。実戦で使えない知識は「雑学」に過ぎません。
BBT大学院では、雑学ではなく、実戦で活かすための「実学」を学ぶことができます。

講義はもちろんインプットが中心ですが、ビジネス経験豊富な教授による「この知識を具体的にどういうケースで使うか?」といった内容で講義は展開されていきます。

そして、実学にするために何よりも重要なのがアウトプットです。AirCampusでのディスカッションでアウトプット、RTOCSでアウトプット、そして最終的には卒業研究(経営管理専攻の場合)でのアウトプットを行います。アウトプットすることで、知識の使い方を吸収しつつ、足りない知識も明らかになります。

入学直後から卒業まで、ひたすらアウトプットできる場が用意されている点が、BBT大学院の素晴らしい所だと考えています。

仕事・家族(プライベート)・学びをどうバランスさせましたか?
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あらかじめ3年計画で、無理のないカリキュラムを組んだ

私の場合、仕事は辞めたくない、家族との時間も大事にしたい、でもしっかり勉強したい、そんな三兎を追うためにBBT大学院に入ったので、2年での卒業はまったく考えず、最初から3~4年かけてじっくり学ぼうと決めていました。

結果的には3年で卒業したのですが、良かったことは3つあります。

①BBT大学院の最大の特徴である「RTOCS」に、じっくり取り組むことができた
②家族旅行もでき、子供の勉強を見ることもできた
③より多くの学友に出会えた(US11(2011年春期生)~US13(2013年春期生)まで幅広いネットワーク)

最大5年間まで在学できますし、焦らず、周囲に流されることなく、自分のペースで学ぶことがバランスさせる最大のコツだと思います。
MBAという資格が早く欲しいなら別ですが、あくまでも「学ぶ」ことが最大の目的であれば、3~5年計画はオススメです。

BBT大学院で学ぶにあたって一番苦労した点を教えてください
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タイムマネジメントには、最後まで悩み続けた

3年計画とはいえ、決して余裕があるスケジュールではありませんでした。
平日は仕事と勉強をこなしつつ、帰宅すれば家事もあります。休日にまとめて勉強しようと思っても、週末は子供達のイベントに参加することもあれば、子供が「遊びに行きたい!」と言い出すこともあります。さらに長男は中学受験をしたいと言い出したこともあり、塾への送迎や、休日は塾の勉強のフォローなどもありました。

もっと勉強したい。でも、自分のワガママで始めた勉強なので、家族には迷惑をかけたくない。
そんなジレンマを最後まで感じ続けた3年間でした。

少しでも時間を確保するために、休日も5時に起きて、子供たちが起きるまではファミレスに行って勉強。旅行に行っても、家族が寝たあとや、起きる前に勉強。出張先の空港やホテル、移動の車の中でも勉強。日々工夫を重ねましたが、卒業する最後の最後まで、タイム・マネジメントが最大の悩みでした。

学んだことが実践でどう活きていますか?
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BBT大学院で学んだ内容を元にした新規事業提案や、社員向けのビジネス・セミナーを実施

私の場合、学んだことを存分に活かしたかったこともあり、卒業と同時に経営層直下の新規事業開発部門へ異動しました。
異動してまだ2ヶ月ですが、BBT大学院で学んだ考え方、知識、スキルにかなり助けられています。具体的には、こんな感じで活きています。

・「大前研一ライブ」や「大前研一アワー」で学んだ内容を元に、新規事業を提案。グローバルビジネスを取り巻く環境や、最新のビジネストレンドを踏まえて作成したため、説得力の高い提案が可能に。
・「M&Aと経営」を学んだおかげで、M&Aチームにアサインされても問題なく業務を推進。不足している知識はあるが、基礎知識があるため、アップデートするレベルで済んでいる。
・BBT大学院で学んだ内容をとりまとめ、社員向けのビジネス・セミナーを開催。「内容が役に立つ」「これは全社員が聞くべき」といったクチコミで評判になり、最終的に約1,000人の集客を実現。

BBT大学院はあなたにどのような変化をもたらしましたか?
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サラリーマンのOSから、グローバルリーダーとしてのOSへ

BBT大学院での学びで、自分自身のOSを書き換えることができたと感じてます。サラリーマンのOSから、グローバルリーダーとしてのOS、というイメージです。

入学前は、日本のみ・自分の会社のみでしか通用しない自分への不安、会社への不満や上司への不満など、多くの不安・不満・愚痴を抱えていました。今思うと、以前の自分は、いわゆる「サラリーマンのOS」を積んでいたのだと思います。

しかし、BBT大学院で学んだことで、グローバルリーダーとしてのOSへ書き換えることができました。
いわゆるサラリーマン的な不安・不満・愚痴は無くなりました。社内で不満があるなら、「自分でそれを解決しよう」と思えるようになり、実際に行動できるようになりました。また、ヘッドハンターからも声がかかるようになり、キャリアへの不安も無くなりました。世界のどこに行っても活躍できる自信がついたことは、大きな変化だと感じています。

今後の夢や目標をお聞かせください
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まずはLIXILでの新規事業立ち上げ。将来的には教育関係での起業を

LIXILが所属している住宅業界は、国内では新築減少・空き家増加という課題にさらされていますが、「スマートホーム」や「ホームオートメーション」といった新たな機会も生まれています。
私は、そういった新たな機会を取り込むべく、グローバル市場で存在感を見せているIT企業や、近年勢いのあるベンチャー企業を巻き込みながら、これまでの住宅業界には無かった新事業を生み出せないかと検討しています。

また、個人としては、最終的には起業したいと考えています。これまで企業にいて感じてきたこと、そして自分自身の子育ての経験から、日本の教育には大きな課題があると感じています。企業で学んだ経験に加え、BBT大学院で得た知識や人的ネットワークを活かして、日本の教育問題を解決できるような新たな事業を立ち上げたいと考えています。

最後に、入学を検討している方に一言お願いします
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いきなりMBAではなく、まずは「単科」からのスタートでもOK。ベイビーステップが大事

私の場合、いきなりMBAに入学したわけではなく、オープンカレッジの「問題解決必須スキルコース」から始めました。決して安い費用ではないので、少し試してから、効果を実感されるといいかと思います。迷い続けるよりは、ベイビーステップとして、具体的な行動を実践されることが重要かなと思います。

チャレンジする前は、「クラスメイトについていけるのか?」、「家族とのバランスがとれるか・・・」、「仕事が忙しいしな・・・」という不安はあるかと思います。でも、多少の幅はあれど、クラス全員が働きながら学ぶことに対する不安や悩みを抱えていますし、私のように最後まで悩み続けても卒業することはできます。

私が在学中・卒業後に書いたブログがありますので、そちらもご覧頂ければと思います。何かあれば、お気軽にご連絡ください!
http://bbt-mba-experience.blogspot.jp/

パーソナルデータ
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専攻/コース
経営管理専攻
性別
男性
文系/理系
理系
年代(入学当時)
30代
業種(入学当時)
製造業
職種(入学当時)
研究・開発
学ぶ目的(入学当時)
起業/新規事業
都道府県
千葉県
説明会参加
参加した
入学年次
2012年 春期
役職(入学当時)
役職なし
在学中の学習時間(1日あたり)
3時間
業務終了時間(入学当時)
18:00~19:00
仕事の忙しさ(入学当時)
比較的余裕がありました
卒業にかかった年数
3年
在学中・卒業後の変化
昇進した,年収が増えた
条件に似たロールモデル
佐野敦弘
40代
株式会社ビューティーエクスペリエンス
業種
食品・医療・化粧品
職種
研究・開発
研究職でもビジネススキルは必要不可欠
福岡浩二
30代
SAPジャパン(株)
業種
情報処理・SI・ソフトウェア
職種
経営企画・広報・宣伝
海外で優秀な同僚がよく取得しているMBAへの興味がスタートだった
堀大輔
30代
日系金融機関
業種
金融・証券・保険
職種
その他
専門性だけではなく、グローバルの視点から経営全般のスキルが必要だった
鵜戸毅彦
30代
株式会社日本総合研究所
業種
情報処理・SI・ソフトウェア
職種
情報処理・情報システム
自分のキャリアは、外の世界に通用するほどのものでないと懸念。