10年以上に渡り、日本株・海外株の株式投資業務を中心に、資産運用業務に様々な会社で従事して来ました。
現在も、引き続き資産運用業務に従事しておりますが、プレーヤー的職務から、プロジェクトのマネージャー的職務に職務の内容がシフトしており、BBT大学院で学んだリーダーシップや問題解決力が現在の業務に直接役立っています。
私は、財務・ファイナンス等金融の専門性を高め、長い間プレーヤー的な職務に従事していました。また、過去に海外勤務に従事していた際に、海外では、金融の専門性だけではなく、MBAで経営全般について理解しているビジネスマンが多いことを実感していました。
日本の金融機関もグローバル化をすすめており、今後グローバルでビジネスをしていく上で、専門性だけではなく、グローバルの視点から経営全般のスキルを高めることは必要不可欠と考え、MBA取得を検討しました。
海外MBA留学をした日本人の話から海外の学生は年齢が若く、職務経験も浅いと聞いていました。入学時30代中盤でしたので、学生の平均年齢が高く、豊富な実務経験を積んでいる学生が多い大学院を探していました。
また、金融の専門性を高める過程で、理論は一定程度理解していたため、アカデミックすぎず実践を重視したカリキュラムと実際に経営を経験した教授陣が特徴であるBBT大学院は私のニーズを満たす学校でした。
長い間、プレーヤー的な職務に従事していた私にとっては、組織関連の科目が、実務の経験と結びつかず苦労しました。
組織関連の教科書・参考図書を読み、関連知識を広げること、AirCampusでのクラスメートとの議論を通じて具体的な状況に当てはめて考えることを心がけておりました。
グローバリゼーション専攻では、卒業実習として海外でのフィールドリサーチと事業計画を策定します。私達はオーストラリアに行き、日本の食品・飲料を現地で事業化する課題に取り組んだのですが、日本食に対するオーストラリア人に認識が事前想定と大きく異なり、まずはフィールドリサーチによる現地顧客のニーズを正確に理解することの重要性を学びました。
海外で、実際にフィールドリサーチ・事業計画を立案したことは、非常に有意義な経験となりました。
オンラインのため、いつでも、どこでも学習が可能で、忙しいビジネスマンにとって会社を辞めることなく大学院に通えることは、大きなメリットだったと思います。
何よりも、AirCampusでの議論は、テキストによる事実に基づく議論となるため、役職・年齢関係なく、「誰が言ったか?」よりも「何を言ったか?」が重要になり、多面的な角度から建設的な議論を通じた学びが可能であったと思います。
在学中は、とにかく時間に追われている状況でした。
時間の使い方を見直し、空いている時間を「このために使う」と決めました。
例えば、平日は、家を出る時間を1時間早め、授業を電車の中で視聴し、出社前1時間は漫画喫茶でAirCampusの議論の時間にあてていました。週末は、勉強に時間を割くことが多かったのですが、土曜日の夕方の2時間だけはジムに行く時間にしていました。
卒業後でも、時間の使い方は上手くなったと実感しています。
仕事、家族とのバランスもそうですが、大学院ではAirCampusでの議論のみならず、レポート・課題図書の読み込み等、非常に多くの課題に追われます。AirCampusの議論は、「いつでも、どこでも」できるのですが、裏を返せば「こだわるときりがない」ということでもあります。
仕事、家庭とのバランスのみならず、大学院のカリキュラムも限られた時間の中で、どこまでやるのか?というタイムマネジメントと、どう優先順位をつけるのかという優先順位づけに苦労しました。
大学院のカリキュラムだけではなく、現実の世界でもタイムマネジメントと優先順位づけの能力は向上したと思います。
グローバリゼーション専攻では、リーダーシップやコミュニケーションの授業が大きなウェイトを占めます。
授業は英語で、グローバルの状況を意識したものでしたが、エッセンスは日本においても十分活用できます。
在学中に、実務でもマネージャー的な仕事に携わるようになり、他部門や社外との関わりも増えたのですが、リーダーシップ・コミュニケーションの学びを、すぐに実務で実践しました。
大学院のハードなカリキュラムに慣れると、時間の使い方、優先順位のつけ方が入学前に比べると格段にうまくなります。
学長の言葉で、「やりたいことは全部やれ!」という言葉がありますが、入学前では理由をつけて後回しにしていたことを、時間の使い方の工夫や、広がったネットワークを活用し、行動するという習慣がついたと思います。
BBT大学院で出会った多くのクラスメートも様々なことに挑戦しており、そういったクラスメートからも刺激を受けました。自分も挑戦し、行動しなければいけないと強く思うことが増えました。
国内の金融機関もグローバル化に取り組んでおり、グローバル人材不足と重要性が叫ばれるようになってきました。
日本の金融機関が、グローバル環境下で、グローバル企業として発展できるよう、リーダーシップを発揮し、日本経済・社会のみならず、世界の発展に貢献することが目標です。
入学前は、BBT大学院はオンラインであることから、クラスメートとのネットワークや、議論の深さに不安を感じておりました。しかし、入学してみると、クラスメートとの飲み会やスクーリングを通じて教授と接する機会も多く、普段オンラインで会わないからこそ、実際にあった時の密度が濃くなることを実感しました。
また、ビジネスインキュベーションセンター(BIC)等、起業関係のセミナー・イベントも多く、卒業生、Bond-BBT大学院・BBT大学・アタッカーズビジネススクール(ABS)の方と接する機会も得られます。
大学院の授業・議論からの学びだけではなく、BBTならではの大学院を超えた幅広いネットワーク構築も可能となり、一生の宝になると思います。