現在、回路基板を製造する設備を開発・製造・販売する会社に属しています。これまで設備などの開発に従事してきましたが、どちらかといえば設備メーカーとしての視点で業界を見てきました。BBT大学院の学びを通じて、4つの経済圏や、各業界の仕組みを知り、いかに自分の視野と視座が低いかを思い知りました。グローバルの中で日本の製造業は境地に立ち、発展するかどうかの正念場にいます。学びを活かして自分が少しでも貢献できるのであれば、ぜひとも行動に起こしてチャレンジしたいという気持ちになりました。
長年勤めてきた会社と従事してきた仕事が無くなった場合に、自分に何が残るかを考えるにつれ、何もないことに気が付くようになりました。そして、自分一人でも生きていける術がないかを考えたときに行きついた場所がBBT大学院でした。最初はMBAなんて自分には無理と思い、BBTの別のプログラムを受講しましたが、それを修了したときに物足りなさを感じるようになりました。また、OBの話を聞くにつれ、チャレンジしてみたいという気持ちが生まれ、大学院入学を決意しました。
私は、福岡在住で、学ぶための選択肢が限られています。調べてみたときに、ほとんどの大学では、通学する必要がありることが分かりました。平日は仕事と出張があるため、通学での学びは不可能でした。しかし、BBT大学院は、通信教育で好きな時間に勉強することができるため、これなら私でも続けられると思いました。また、自分のペースで学んでいくことができることに魅力を感じ、まさに私に適したプログラムだと思い、迷わず入学しました。
私は理系出身で会計や財務は素人でした。そのため、テキストを見た瞬間に、これは理解不能だと焦りました。しかし、必須科目だったこともあり、簿記の本を購入し初歩から勉強するなど、必死で取り組みました。その甲斐あってか、アカウンティングではB判定、コーポレートファイナンスはA判定の成績を取ることができました。
新規事業の検討から新製品の想定や市場規模の推定など、事業化する上での採算性を客観的に論理的に評価する手法は大変勉強になりました。また、財務諸表分析や資本コストの推定も採算性を数値で評価し、課題を通じて学ぶことができました。現場で活用していきたいと思います。
1年目の前期がとにかく大変でした。授業数を取り過ぎたこともあり、1日4~5教科の授業を受けることもありました。それを成すためには、何かを捨て時間を確保し、その時間をどう有効に使うか。これを二年間実行したことで私の人生に変化が起き始めています。せっかく身に付いたこの習慣を継続していきたいと思います。
平日は朝と夜、土日はフルタイムで勉強していたため、全くと言っていいほど家族サービスや家事はできませんでした。そのため、学生生活を支えてくれた妻には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、仕事・家族・学びのバランスを取り充実した生活を送りたいと思います。
毎週出されるRTOCSが、一番大変でした。週末に集中して勉強していたため、平日のディスカッションには参加できず、かといってクラスメートの投稿を先に見てしまうと、自分が楽をしてしまう。そのため、最初は極力自分で調べるように努力しました。おかげで、キャッシュフローやROICツリーなど自力で作れるようになりました。海外出張した際に課題を提出するときは、ホテルでWIFIに繋がる環境を確保し、資料の容量を小さくし、確実に送付できたかまでチェックしたことは、今では良い思い出です。
学んだことを今すぐ活かせる仕事環境ではありませんが、これからその環境を作り、会社を評価したり、新たに事業をしていく上で、BBT大学院で学んだことをフル活用し成果を出していきたいと思います。
RTOCSを通じて、限られた時間の中で、現状を把握し、顧客/競合/自社の視点で分析し、結論となる方向性を導き出す、を徹底的に訓練をしてきました。大前研一さんの結論には、まだまだ遠く及びませんが、これからもこの訓練を継続していきたいと思います。
付加価値を生まない製造業市場は、さらに縮小し淘汰されていきます。これからはグローバルで戦える強い企業に変化する必要があります。グローバルを常に意識して、差別化できるポイントを考えながら製造業発展に貢献する企業参謀に徹したいと思います。
大前さんは、人間が変わるためには3つの行動を変えるべきと言われています。ひとつめは「時間配分を変える」。時間配分を変えて自己改造に励む。2つめは「付き合う人を変える」。自分と全く違った発想をする人によって自分の発想力も磨かれる。3つめは「住む場所を変える」。自分を新たな環境に置くことで刺激を与えることができる。2年後の自分をイメージして行動を変えてみてはいかがでしょうか。少しずつでも行動を起していけば、明日は今日と同じでも、2年後には大きく成長した自分と出会うことができます。