大学卒業後は流通業にて店舗庶務・出納スタッフのサブマネジメントを4年、エンターテイメント業界にて財務経理(1年半)、厨房機器会社地方営業所にて総務・経理事務を3年半経験しました。結婚後は、日系航空会社の機内食選定チームのアシスタント業務(派遣社員:1年半)を経て、縁あってグループ会社である現企業に入社。入社後は主にアジア・中国発の自社グループインバウンド路線のメニュー翻訳を3年半経験後、新規事業部署で2年半、営業事務と営業企画の業務に携わりました。卒業後の2018年春より再びメニュー翻訳チームで欧米エリア発の自社グループ員バウンド路線のメニュー・メニュー関連資料の翻訳に携わっています。
社内外でグローバル化が進んでいる中、英語を使った業務(翻訳)に携わっているものの、グローバルとは程遠いスキルしか持っていないのではないか、という危機感を抱いたのが大きな理由です。また、売上や利益といった数字とも縁遠い部署でもあったので、将来マネジメントする際コミュニケーション力のみならず、数値、事実から自身の解を導き出す論理的思考力も身に付けておきたいと考えた点もMBA取得のきっかけとなりました。
マネジメントとビジネス英語の両方を同時に学ぶことのできる、グローバリゼーションコースがあったためです。グローバリゼーションコースでは2年次からグローバル社会での実践的な講義を学ぶことができ、その集大成として海外の提携大学で学んだことをアウトプットできる2度の演習があるのも大きな魅力でした。
学長科目で毎週課題の提出があったRTOCS(Real Time Online Case Study)です。入学初年度はクラスメートの発言内容すら理解不能という、大変お粗末な状況でした(笑)。1年次は課題以外にも調べることが多く、ディスカッションに貢献どころか自身の結論を出すまでにかなり時間を要しました。しかし、ディスカッションを交わすクラスメートと次第に互いの結論を定期的にフィードバックし合うようになり、それが自分の論点の流れを見直す大変良い機会となりました。同時に、それまで及び腰だったディスカッションにも積極的に参加するようになり、次第に毎週何とかして限られた時間の中で結論を出すことができるようになりました。
2年次グローバリゼーション必修科目だった、Eric先生の『Step to Leading Globally』です。履修以前は、リーダーシップ=強い統率力という認識があり、自分にはリーダーシップ力はないのではないかと思い込んでいました。しかし講義を通じ、環境や状況に応じて求められるリーダーシップが常に変化すること、またリーダーは各チームメンバーによってもリーダーシップを使い分ける必要があることを学び、リーダーシップ力が単なる統率力のみでなく、戦略的に使い分けるものであるものを学ぶことができ、現在の職場でも後輩を指導する際活用できる、実践的な科目だと感じました。
在学中最後の半年間は片道通勤2時間の職場に勤務していましたが、往復の通勤時間はいつも学習時間に充てていました。電車の中で講義を見たり、ディスカッションに参加することもでき隙間時間を有効活用できるのもBBT大学院の良いところだと感じています。
入学初年度は第2子妊娠が判明するも経過が悪く切迫流産、出産後も持病の右肩亜脱臼の手術を後期試験中に経験しました。そのため初年度は履修科目0という最悪の結果で、学びたくとも家族の理解を得る難しさを身を以て体験しました。しかし、どうしても入学した以上は絶対に卒業したかったので、産休から復職後の在学2年目より早朝に学習時間を確保するよう努めました。私は義両親と敷地内同居をしており、はじめはBBT大学院のことを隠していたのですが、課題を優先するあまり家族行事への参加ができていなかったことで、度々誤解を招いてしまいました。そこで卒業しようと決めた最終年度開始直前に義両親へBBT大学院のことを打ち明け、理解を得ることにより、家事・育児のサポート体制を受け、無事に卒業することができました。また、勉強ばかりだと息が詰まるので、週に1~2回ヨガ教室に通うことで定期的な心身のリフレッシュも図っていました。
在学途中まで実はディスカッション自体が大変恐怖でした。理由は私が自分の意見に反論・否定されるのが怖いという典型的な日本人気質だったからです。この気質を変えるきっかけとなったのが、1年次必修科目であった後先生の『組織と経営』でした。期間内にある一定数のディスカッションへの参加が求められ、しかも発言の質を評価されるという厳しい科目でしたが、最も印象に残っているのが講義の始め頃に後先生がおっしゃった「ディスカッションに参加しないのはいないのと同じ」というお言葉でした。それ以後は「とにかくまずは量をこなしてディスカッションに慣れよう」「ディスカッションの流れを確認して発言してみよう」と考えられるようになり、とにかく発言するように心掛けたところ、卒業年度にはどんな意見をクラスメートから頂戴しても怖れないようになりました。
仕事でも、プライベートでも話し相手の意図することが、短時間で把握できるようになったと思います。入学前は相手の話は聞くものの、論理的かつ自分の言葉で相手の意図することを確認するのが苦手でした。BBT大学院で培ったディスカッション力が日々のコミュニケーション力をも改善できたのだと思います。
大変お恥ずかしいのですが、入学前は多くの有言不実行で自分で自分を裏切り、自信を持てる状況ではありませんでした。在学中多くの課題や実習を少しずつこなしたことが自分の信頼度を回復させ、卒業した今では仕事やプライベートで困難にぶち当たってもすぐに諦めていた入学前とは違い、なんとかして切り抜ける方法を常に考えられるようになりました。また職場やプライベートで自分の意見を求められた際、以前は自信がなく小さな声で発言していたのに対し、今は誰に何と言われようと自分の考えを自信を持って出すことができるようになりました。
入学直後は英語とマネジメントを学び、自社で管理職を目指すにあたり体系的な学びを得ることが主な目的でした。しかし在学中多くの個性的なクラスメイトと出会ったことで刺激を受け、その考えは変わりました。当面は学び続けながらビジネスプランを模索し、いずれは自分のような母親・女性の役に立つビジネスを興したいと考えています。
BBT大学院では論理的思考やマネジメント、その他多くの専門科目を実践的に学ぶ事ができるのはもちろん、多くの個性的なクラスメイトとの出会いも在学中の醍醐味です。私は4年間在籍したのですが、在学中多くのクラスメイトとAir Campusで議論し、かつリアルタイムで意見交換する事は自分にとって大きな刺激となりました。入学期を超えた多くのクラスメイトとの出会いはBBTでの学びと同様、私の大きな財産となっています。もし「自分を大きく変えたい!」と思うのなら、このような環境で経営を実践的に学ぶ事ができるBBT大学院は大変オススメです。