現在は物流企業の経理部門に所属し、海外法人並びに海外提携代理店との精算を担当するチームの 取りまとめをしております。2001年から約10年間、上海と香港に海外駐在をしておりました。海外現地法人で マネジメントの仕事に携わる中で、判断をするスピードや相手に理解をしてもらうプロセスの重要性を実感 しました。また自分のマネジメントに関しての知識不足を感じ、日々の業務や経験だけでなく、経営について正しく 学びたいと考えておりました。
海外駐在員時代に、現地スタッフが積極的に自己啓発をしており、MBAの取得を目指している中国人の新しい知識を 吸収する姿勢を見て、自分自身のキャリアについて考えるようになりました。 また、現地法人でマネジメントを経験することで力不足を実感し、自分のキャリアには海外現地法人でのマネジメントの経験と、それに加えて経営を体系的に理解する知識が必要と考えてMBAを取得しようと思いました。
海外に住んでいたこともあり、日本の大学院以外で学ぶ選択肢もありました。日本以外の大学院で学ぶ ということは、母国語ではない言語を使い経営学を学ぶということであり、どこまで理解が深まるか懸念もありました。そこで、日本語で 経営学を学ぶことが必要だと考えました。 海外在住で日本語で学ぶという2つの条件には、 時差を気にすることもなく、学ぶ場所を問わない、オンライン環境で学べるBBT大学院が合致していました。
苦手な科目は「コーポレート・ファイナンス」でした。基礎となる知識が不足しており、課題もかなり難しいと思いました。それを克服するために、BBT大学院の講義で使用されるAirCampus上で、講義でわからない点を積極的に質問し、 TA(Teaching Assistant)からきめ細かく回答を頂き理解を深めました。 また、AirCampusを利用した サイバー上でのディスカッションなので、クラスメイトとの意見交換もできますし、クラスメイトがTAにした質問も AirCampus上でシェアができるので、さまざまな質問とその回答を知ることができ、自分のわからないポイントに 新たに気づく機会もありました。このようにAirCampusを積極的に利用することで理解を深め克服することができました。
1つに絞れず、2つあります。1つは、1年時のカリキュラムの「問題発見思考」です。年間を通して受講するカリキュラムで、齊藤先生の「要はなんなの?」というフレーズが忘れられません。今でも日々の仕事で問題に直面すると、このフレーズをつぶやき、このカリキュラムで学んだことを思い出します。 もう1つは大前先生の「イノベーション」です。 ここでイノベーションを起こすための「11の発想」について学ぶのですが、今でも「アイディア出し」をする際に、この発想をベースに考えることがあります。BBT大学院で学んだいくつものカリキュラムを複合的に組み合わせて、日々直面する問題の解決に取り組んでいます。
2年間、とても濃密な時間を過ごしました。通信制大学院ということで、当初は抵抗がありました。また正直サイバー上でのディスカッションがどのようなものか理解できませんでした。入学後、AirCampus上でのサイバーディスカッションが始まると、すぐにその意味が分りました。 AirCampusの発言はクラスメイト全員で見ることになり、なおかつ通常の講義上のディスカッションとは異なり、その発言がAirCampus上に残るため、ファクトベースで発言をする必要があります。思い込みではなくその根拠を考えて発言をすることを求められました。 当初、自分自身がイメージしていた通信制とは全く異なる世界がそこにはありました。 また、中国からの受講で当初は通信状況にも問題がありましたが、事務局の方にその都度対応して頂けたので、海外からの受講にも ハンデを感じませんでした。
24時間という限られた時間の中で、この3つをバランスさせることはとても大変なことでした。それぞれに充てる時間を大まかに決め、講義を視聴するスケジュールを予定しました。仕事については、パフォーマンスが下がることのないように注意して作業する時間の効率化を図りました。出張時は、通常より2時間程度早く起床して勉強時間を確保しました。また、週末は土曜日を終日勉強する時間に充て、日曜日は家族サービスの時間に充てました。この他、通勤など の移動時間にも講義を視聴するなどして時間を有効活用しました。
時間の使い方に苦労しました。在籍していた2年間は、24時間をどのように使うのかということを常に考えていました。BBT大学院で学んでいるからといって、仕事のパフォーマンスを落とすわけにはいきません。限られた時間の中で仕事は効率的に、また高いパフォーマンスを維持するためにどうするのか、この点を考えていました。その結果、24時間の中で何が非効率なのか、どのようにすればタイムマネジメントがうまくいくかを考える良い機会となりました。
海外駐在時代に現地の方とプロジェクトを進める際に、自分の考えた解、相手の解、その違い、最終ゴールなどを 明確に意識して取り組めるようになったと感じました。また、自分が決断ができない場合、どのような情報が不足しているのか、何を加えると判断ができるのかということを考えて取り組めるようになりました。 これは自分自身の思い込みなのかもしれませんが、日々直面する問題に対して、その対応力が向上したと実感しています。
常に学ぶことを意識するようになりました。学ぶということは机に向かって勉強することだけではなく、人とのコミュニケーションの中で、そして日々目にする情報の中から学ぶことができるものだと考えるようになりました。また、仕事で難解な問題に直面した時に、当事者的な思考だけではなく、第三者的な思考で新しい手法を考えるなど、より効果的な打ち手を考えるようになりました。 また、仕事、プライベートを両立したまま、このBBT大学院で2年間で学んだことは、自分にとって自信になりました。
海外駐在員時代の経験とBBT大学院で学んだ知識を活かして、今所属する会社でもっと経営に携わる仕事がしたいと考えています。まず今は、自分がいるポジションでチャレンジし、その先は日本だけでなくグローバルな環境でチャレンジしたいと思います。
仕事をしながら学ぶことはとても大変なことです。人生において、集中して何かを学ぶ意欲がある時期や仕事と学びを両立するタイミングも限られていると思います。 BBT大学院は、その仕事と学びを両立することが可能な遠隔教育(オンライン)の経営大学院です。また、BBT大学院で使用するAirCampusには、今までの遠隔教育のイメージとは全く異なった世界が広がっていると思います。何に時間とお金を投資するのかは人それぞれだと思いますが、BBT大学院は自己投資をする価値のある場所だと思います。但し、 カリキュラムは多く、やり遂げるには「確固たる強い想い」が必要です。その想いのある方は是非 チャレンジされてみてください。