中国で文具・事務用品の購買や品質管理の仕事をしております。中国の仕入先工場(台湾系、香港系、中国ローカル系)と日々、納期や品質に関するタフな折衝業務をしています。また、新規商品開発のために既存仕入先だけでなく、新たな仕入先工場の開拓のために中国国内を飛び回っています。
BBT大学院入学時は、30代から40代になり人生のターニングポイントを迎えましたが、自分が管理職の立場にありながら会社経営を体系的に習得する機会がいままでになかったことに気づき、このタイミングで是非、それを会得したいと思い、思い切ってBBT大学院へ入学を決めました。私は海外駐在のため、日本国内のビジネススクールに通学することができなかったため、ネット環境があればいつでも気軽に学習できるBBT大学院に決めました。
私は海外在住のため日本国内のビジネススクールに通学することが物理的に不可能でした。そんな時にBBT大学院のことを知り、インターネット接続環境さえあれば世界中どこからでもアクセス可能であるという点に魅力を感じました。また、以前から大前学長の著作やコラムを拝読しており、その考え方に賛同する点が多かった点もBBT大学院に決めた理由です。
会計や財務(ファイナンス)に関しては専門的な知識が皆無だったため、先入観的に苦手意識がありました。しかし、必須科目であり、また会社経営にもこれらの知識は必要なため、初心者でも分かりやすい参考書を読んで補足学習して何とか講義も理解し、履修することができました。
大前学長が直接担当教授として指導する「イノベーション」の講義が一番タメになりました。イノベーションの講義ではゼロベース思考で、さらに思考の自由度を極限まで高めて様々な事象や問題に対処していく手法を学びました。これはビジネスだけでなく生活やあらゆる局面で応用可能な素晴らしい講義だと思います。
大学院の講義の多様性と質の高さもさることながら、教務課や事務局のサポート体制が素晴らしかったです。通信教育のためすべてがインターネットを通して行われますが、そうしますと当然、パソコンやインターネットのトラブルが発生します。その場合でも事務局側が迅速に懇切丁寧にサポートとフォローしてくれましたので、大変助かりました。
また、同期生やアルムナイ(同窓生)などの交流を通して、広範囲な人脈ネットワークの構築ができたお陰でビジネスに大変役に立っております。
仕事と家庭と学びのバランスを無理せずに上手く取りたかったために、学びの時間配分にはなるべく早朝や移動時間などのスキマ時間を活用するようにしました。そして週末にはまとまった時間を取り、集中的に学ぶようにしました。私は家族への負担を減らすためにもなるべく2年間で修了したかったために、それに合うように計画を立てて履修しました。
日本に比べて海外(私の場合は中国)では、やはりインターネット環境が悪く、通信スピードが遅いために、講義の視聴やダウンロードに通常より時間がかかってしまい、その分の時間的な負荷がかかりました。あとはやはり学びのための時間確保、時間配分がかなりタイトになりました。また、日本でのスクーリングにもできるだけ参加して教授、TA(Teaching Assistant)、同期生の皆様と交流したかったので、そのスケジューリングに苦労しました。
講義内容が極めて実践的なため、在学中からリアルタイムで講義から学んだことを仕事に応用できました。また、会社経営を体系的に学べて多角的に理解できたので、日頃の業務でどのような問題にぶち当たっても落ち着いて素早く対処できるようになりました。やはり本質的問題の発見とその解決の手法が仕事上では一番実践的に役に立っていると思います。
仕事上やプライベートで困難な状況に遭遇した時にも、冷静に様々な自由度を検討して最適解を模索できるようになりました。ビジネスの経営スキルを習得したことはもちろんですが、今後の人生を豊かに過ごすための多くの財産(知識、人脈、学びの手法)を得ることができました。それによって、今後の人生が今までと全く違う実りあるものになると確信しています。
私は海外在住期間が長く、いままでに一般の日本人では経験できない多くの貴重な経験をしてきました。また、海外ではものの考え方や見方がまったく違う人達が多くいます。これからは、BBT大学院での学びを活かして、日本の若者たちに私の経験を伝えて、もっと海外に目を向けて活躍してもらえるように活動していきたいと思っています。それによって日本の経済が少しでも元気になってくれれば幸いです。
BBT大学院は授業料も決して安いとは言えず、2~3年間はハードな学びの期間となりますが、それを乗り越えて習得できれば、自分の付加価値が高まります。授業料の投資に対しては短期間で回収が可能だと思います。今は不確実性の高い時代なので、やはり自分への投資を行い、自分の価値を最大限に高めることがリスクヘッジにもなると思いますので、是非、皆さんもチャレンジしてみてください。