20代、30代前半は、自分のエネルギーを何に向ければよいか模索の時期でした。
会社に勤めていた頃は、仕事はそつなくこなしていましたが、物足りなさを感じていました。幸い転機となった時期に好きなことができる環境に恵まれ、自分がその時に一番おもしろいと思う事に120%のエネルギーを注ぎ歩んできました。
2004年に消費者心理を軸としたマーケティングサービスの会社を立ち上げました。ビジネスを進める中で自分に足りないものがはっきりと見え、それを埋めるためBBT大学院の経営管理専攻へ入学を決めました。論理的思考が鍛えられた2年間でした。現在は新規事業の準備中です。
「ビジネスのスキルアップ」と「専門分野の学歴としてのMBAが必要」だったためです。
スキルアップには、戦略的な発想や新規事業を考えだすセンスが必要であり、ビジネスの本質の体系的な理解が必要でした。
学歴として必要だった理由は、外国人との付き合いが増えるに従い、自分の専門分野を分かるカタチで示さなければ相手にされないと感じたためです。
マッキンゼーが源流の大学院であったことです。独力で学んでいた頃、教科書の一つとしていた本がマッキンゼーでした。
また、知人がBBT大学院で実力をつけていく姿を身近で見ており、「私も同じように力をつけたい!」と迷わず入学しました。
どの科目も苦手意識は持たないようにしていましたが、強いて挙げるならば組織系の科目です。
講義は、現在組織に属していることを前提に進みます。10年以上会社組織から離れてしまっていたので、イメージが湧きにくかった面もありました。クラスメートが議論する組織の話をもとに、自分の頭の中にある「これまでにない組織を作るためにはどうすればよいか?」をいつも考えながら受講するうちに楽しくなりました。
問題解決思考、イノベーション、RTOCSの3つの科目では、論理的な思考力と飛躍した発想力の両方を訓練できました。
2年で学ぶイノベーションでは発想法を学びますが、これは論理的な思考回路ができ、本質的な問題発見ができるようになる事で初めて活きてくると思います。
RTOCSは、問題解決思考やイノベーションで学んだことを日々訓練する場と位置付け取り組んだため、実践の場で使えるものになったと思います。また、ビジネスの場だけではなく、日常にも応用でき2年間を通し、とても楽しめた科目でした。現在も日々奥深さを実感しています。
大学院のカリキュラムで素晴らしいと思ったのは、効率的に論理的思考力が身につくように設計されていたことです。
特に、文章での議論は力が付いたと思います。文章による議論は、文章の構造がはっきりと見えるため、会話でありがちな思いつきの発言が極端に少なくなります。また、仮にリアルな大学院通っていたら文章による議論ほどアウトプットできず、これほど論理的な思考は鍛えられなかったと思います。
前述したとおり、私は今おもしろいと思うことに120%のエネルギーを注ぎますから、いわゆるワークライフ・バランスはありません。
周囲からは、偏ったように見えるかもしれませんが、一番優先度が高いものに取り組めている時というのは、例えそれがある時期生活の大半の時間を取っているとしても楽しくて仕方がない状態になっています。また、楽しいだけではなく、こういった状況は、私にとっては一番身に付きやすい状態でもありますので優先度が高まります。BBTが第一優先の2年間でした。
2年間という長期間、集中力を保つために適度に息抜きをする時期を持つことが大切だと思います。ついついメリハリがなくなりがちですので、息抜きが上手にできなければ楽しみながら長く続けることは難しいと思います。
考えることがとても楽になりました。例えば、これまで1週間かかっていた事が2日あればできるようになっている自分に驚きます。
これは、「昇進した」とか「給料が上がった」とか、目に見えるものではありませんが、学んだことが確実に私の中に根付いていると感じます。
自分の自信につながっていると思います。独学の時期が長く、これまで自分の成長を実感することができませんでした。
また、知らない分野でも 「どういうプロセスを踏めばよいか」 が分かるため、恐れず進むことができると感じています。
私自身これまで様々な人や環境に助けられ、育てられたと思います。今度は自分が社会に恩返しをする番だと思っています。特に今後は次世代の育成に力を注ぎたいと思っています。短期的には、自分が学んだことを活かし、同じように目標に向かって歩む人の役に立ちたいと思います。長期的には、次世代のアントレプレナーを育てることをライフワークにしたいと考えています。
一歩を踏み出すことで違った景色が見えると思います。
BBT大学院での学びは、ビジネス面だけでなく、あなたの人生に選択肢を増やし、あなたの人生を豊かなものにしてくれると思います。
まだご自分のポテンシャルに気づいていない方も多くいらっしゃると思います。
BBT大学院の文化に触れ、志が高いBBT生に出会うことで、そのポテンシャルが開花するかもしれません。
このページを訪れた機会が、あなたが一歩を踏み出すきっかけになれば、と思います。