若い頃から海外志向が強く、韓国や米国、東南アジアなどを経て90年代に中国上海へ移住、海外での生活がトータル20年を超えました。過去20年間の中国の経済発展と激しい変化の渦中に身を置き、得るものが非常に多くありました。今後も大中華経済圏を中心に活動していきます。
年齢が40代半ばになり仕事上で経営ノウハウの必要性を感じていました。また妻が先にMBAを取得しており、彼女の上昇志向や価値観の影響も大きかったと思います。先ず単科生として受講を開始、その後2013年秋に本科へ入学しました。
2010年夏に中国上海市で開催されたBBT大学院の説明会に参加し、先ず試しに単科生として履修を開始。その後の学びの中で自己の成長を実感し、一番の懸念材料だった海外からの遠隔教育に対する不安も解消されていきました。 本科にはごく自然な流れで入学しました。
苦手な科目は特に無かったが、しんどい科目はいくつかありました。例えば大前学長科目の毎週解を提出するRTOCSがしんどかったです。そのほかにも試験の課題が全くの予想外で非常に難しいと感じた科目がありました。ゼロベースで考えることの重要性を実感しました。
必修科目は全般的に役に立つ内容だったと思います。特にディスカッションが重要で、業種や役職などが自分と異なる学生とのディスカッションの中で新しい気づきや再認識ができました。必修科目はMBAホルダーの基礎体力作りに欠かせない内容だと思います。また、全ての科目において言えることは、長期の海外生活で日本不在の間の国内状況やマインドの変化を学友との様々なディスカッションを通して肌感覚で吸収することができたのは大きな収穫でした。
3年目は比較的時間の余裕があったので、AirSearch(株式会社ビジネス・ブレークスルーが持つ4000時間を超えるCSビジネス・教育番組から、キーワードや講師名で検索でき、自由に視聴ができる仕組み)から非常に多くのCS番組を視聴しました。デザインやIoT、グローバル調達、組織人事、アントレプレナー、経営ノウハウなど幅広い内容が盛りだくさんで自由に検索・視聴できました。卒業後はこれらの番組を自由に視聴することが出来ないので、BBT大学院本科に3年間在籍して得した感がありました。
家族の全面的なサポートがあったので非常に感謝しています。移動時間やスキマ時間の有効活用、夜間や早朝にディスカッションの未読を読み込んだりしました。私の場合は本科入学前に単科生として多くの必須科目を取得済みだった分、選択科目の学習にも集中することができました。
中国のインターネット通信事情は平時においても通信速度が遅いが、中国政府の検閲が強化されると、更に接続が難しくなります。最近は平時の通信速度が以前に比べて若干早くなってはいますが、いまだに遅く且つ不安定です。VPNなどを利用して個人的に対応するしかなく、BBT関連の番組はVPNを通せば大抵みることができます。ちなみにGoogleやTwitter、YouTubeなどはVPN無しでは視聴できません。LINEは携帯電話番号が中国の電話会社の場合はVPNを通してもほとんど利用できません。
思い込みや机上の空論ではなく事実関係をきちんと確認する、事象を多角的に見て判断するようになりました。また物事をゼロベースで考える習慣も身に付きました。その上でイノベーティブな発想や大胆な発想で現状打破を考え、それを実践する行動力も身に付きました。
BBT大学院のお蔭で生涯学習の意欲が高まりました。早ければ70歳で引退としてもまだ20年以上あります。また大中華経済圏に対する所属意識を再確認すると同時に、これまでの経験やキャリアを以て社会に貢献していきたいです。
BBT大学院で学んだ経営精神やノウハウを活かすべく企業経営に積極的にコミットしていきます。今後ともBBTネットワークの一員として貢献していきたいと思っています。また世界平和、東アジア平和のために貢献することは自分の使命であり、生涯のテーマだと考えています。
私のように先ず単科生として学んでもよいし、本科入学後3年計画で学んでもよいと思います。少しゆとりを持つことで単位取得を目標とせず、深く考えじっくり学ぶことが出来ると思います。皆さんもBBT大学院を最大限に活用してくださいね。