86年に単身アメリカに渡米。89年に日本語情報誌「ライトハウス」の創刊と同時に起業しました。アメリカ在住日本人のための生活情報を提供しています。現在、ロサンゼルス、シアトル、サンディエゴ、ハワイに拠点を持ち、2015年より地元日本語メディアを通して中西部もカバーしています。もうひとつの会社「ライトハウス キャリアエンカレッジ」は、主に大学や専門学校に「世界で活躍する日本人ロールモデル」にふれさせることをテーマに、海外研修プログラムを提供しています。組織で働いた経験はなく、若い頃から経営者の経験しかありません。現在従業員は約40名。
起業して25年、50歳を目前に経営者としてパワーアップする必要性を日々痛感するとともに、(会社の成長とともに年々優秀な人材が集まる中で)優秀な幹部たちが思う存分采配を振るうのを支える見識を身につけなくてはならないと考えていました。
海外在住の私でも、オンラインで24時間いつでも、最高の教授陣から(RTOCSを始めとする)最先端で実践的な経営を学ぶことができると考え、BBT大学院を選びました。また海外からの受講者が多いことも、将来世界にネットワークを広げたいと考えている私にとって魅力でした。
長年経営をやってきたにも関わらず、キャッシュフローであまり苦労したことがなかったことと、会計士や経理担当者に頼りきりで数字に対する意識も知識も不足していました。そのため講義を何度も繰り返し視聴したり、課題図書を読み込むのはもちろん、顧問会計士に家庭教師してもらい克服しました。
大前学長の『新資本論』や『経営戦略論』、『現代の経営戦略』は、質的にも量的にも想像を絶するスケールでした。それゆえにやり残し感も残っていて、卒業した今、もう一度時間をかけておさらいしようと考えています。特にRTOCS(Real Time Online Case Study)のおかげで、これまで知る機会のなかった業界についての知識がつき、それが日々の経営でとても役に立っています。
世界中から学ぶうえで発生する時間的、空間的な制約から解放するためのオンライン教育ですが、私にとってはそのことがかえってリアルの教育よりも有効であることが理解できました。オンデマンドの講義は、場所と時間を選ばないことはもちろん、わからないところは誰に気兼ねすることなく何度でも繰り返し視聴することができます。私の場合、在学中ためになる講義は通勤やランチタイムに何度も視聴しました。リアルの講義ではそんなことはできません(笑)
2年間は腹をくくって、会食やゴルフ、旅行、スポーツジムなど、つきあいやお楽しみは必要最小限にしました。周りにも公言することで理解や協力を得ることができました。片手間でこなせるほど甘いものではないので、やるからにはその期間仕事と同等以上、その期間の人生の最優先で取り組む覚悟を持ってやり切りました。
24時間の中からつきあいやお楽しみは排除することができても、ベンチャー企業の経営者なので膨大な仕事量をこなさねばならず、勉強の時間を捻出するのが大変でした。また時には中途半端な仕上がりのレポートを提出したり、課題図書を読み込めなかったり、すべての投稿に目を通せない時、もどかしい思いもありました。これは卒業した今、丁寧に時間をかけて学び直したいと思います。
私の場合はすべての講義を日々の経営に落とし込むことを心がけていました。実践を通して試してみることが一番身につくし、せっかくの学びを使わない手はありません。特に自社はもちろん、1000社以上ある顧客の経営戦略、営業戦略の立案をサポートするうえで多くの講座が活きました。
知識や教養をつけるために書店に行っても、選ぶ本は自分の好きな領域や得意な分野に偏りがちです。BBT大学院ではそういった偏りなく、体系的に学ぶことができるので、自らが時代を切り拓くうえで本当に必要な広い視野と知識、論理的な思考をバランスよく身につけることができました。
メディア、教育、EC、3つの事業をやってきました。今50歳。これからの10年でこれらの事業を通して、社会に提供する価値を最大化したいと考えています。現在北米5拠点で発行する日本語情報誌は、全米カバーとともにアメリカ在住日本人のプラットホームに必ずなります。教育事業は、(学生に世界のロールモデルに触れさせる)教育研修事業者として、必ず日本一になります。ECは日本文化の魅力や素晴らしさをアメリカ人に届けるナンバーワンにしてオンリーワンのサイトを目指します。
世の中の人はほぼ全員努力しています。自分より才能のある人は山のようにいるし、お金や人脈に恵まれた人もまた山のようにいます。そういう中から突き抜けたい、あるいは人生を劇的に変えたいと思ったら、並大抵の努力でできるはずがありません。自分自身が人の何倍も努力することはもちろん、正しい見識と良質なネットワークが不可欠です。それを得るためのすべての答えがBBT大学院にはあります。もちろん、ただ入学して卒業すれば無条件に得られるものでもありません。すべては自分次第。ぜひチャレンジすることをお勧めします。