私は、医療機関に対して自社医薬品の有効性や安全性を正確に伝え、適切な患者さんに薬を届けることに携わっています。医療用医薬品の営業では価格をコントロールすることができず、情報の提供のみというのが特徴の仕事です。今は、医薬品情報はインターネットでも取得可能な時代なので、ニーズの把握や医薬品以外の情報提供(たとえば国の方向性にあった情報提供等)を行うことで、顧客に求められる存在になることを意識しなければならないと常に考えています。
転職した同期や他業種の先輩と話をしていると、現在の自分に危機感とも言える焦りを感じ始めました。周囲の人たちは目標が定まりキャリアプランを描いているのに対し、一方の私自身は将来を全くイメージできていないということに気づかされたのです。この体験により自身のこれからを考えるようになり、MBAを検討し始めるに至りました。
先に述べた通り、今後のことを考え始めた際に、『自身の成長の為に何かできないか?』ということが真っ先に頭に浮かんできました。
そんな折、先輩からBBT(ビジネス・ブレークスルー)大学院の存在を教えてもらったのです。その先輩はすでにBBT大学院を卒業しており、どのように学びを深めていくことが出来たのか?カリキュラムや教授陣はどうだったか?などの観点でBBT大学院での学習概要を教えていただけました。先輩が楽しそうにBBT大学院について話をしている姿を見て刺激を受け、自分も同校で学びを得たいと感じたことから入学を決めました。
もともと文系ということもあり、『コーポレート・ファイナンス』に関して、知らない単語や数式に悩まされました。講義映像を何度も繰り返し視聴することで理解に努め、また徹底的に教科書を読み込み、テストに備えたことが忘れられません。全く現職では扱わない領域でしたので辛かった思い出があるのですが、この分野に関して明るい同期と情報共有をしながら何とか乗り切ることができました。 オンラインだからこその繰り返し復習できる仕組み、そして他業界・他業種の同期の受講生がいたため、高い学習効果を得ることができたと思います。
今まで問題発見や問題解決について体系的に学んだことがなく、考える前に行動するという仕事のやり方となっていました。しかしBBT大学院にて問題解決の考え方を腰を据えて学ぶことにより、戦略的にモノゴトを考え、そして行動にまで移すことを意識・習慣化できるようになりました。この問題解決の講義の中では、論理的思考などだけではなく、市場分析や定数調査なども学べます。これらの考え方やスキルは、普段の仕事にも直接的に活かすことができる内容ですので、自身の血肉になったと考えています。
徹底したスケジュール管理が大切だと思いました。一度、学習スケジュールが崩れてしまうとペースを取り返すのに時間がかかってしまいます。そのため、在学中はスケジュール管理を徹底し、勉強時間を確保する為に仕事の効率化を図っていました。結果として優先順位を立て行動し、どんなことでも後回しにしないという意識を持つことができるようになったことは、最も成長できた部分だと思います。
ちょうど1年次の終わりに結婚をすることとなり、結婚式の打ち合わせなどプライベートに時間を割くことが多くなりました。その中でも徹底した時間管理(スキマ時間の活用など)は怠ることなく、その結果、何とか乗り切れたと思っています。AirCampusの最大の特徴はいつでもどこでも学ぶことができるという点です。このメリットは、移動時間、仕事の合間、食事中などあらゆる場面で活かすことができました。
入学後すぐに講義がスタートするため、最初はついていくのがやっとという状況でした。ペースをつかむまでが最も大変でしたが、自分の学習時間のパターン化を図ることで徐々に解決していくことができました。たとえば、週はじめは○○の講義、週末は○○の講義… という形でパターンを作ることにより、講義ごとに頭を切り替えることが出来ます。これが学びを継続する上でのコツだったと思います。
最も実践で活用できているのは、やはり『問題解決思考』です。この科目では、問題解決のプロセスとスキルを、かなり手厚くかつ緻密にトレーニングすることができます。その過程を通じて、思い込みではなく、あくまで「事実=ファクト」に基づいて考えつくすことを叩き込まれました。このような思考習慣が染み付いたため、それをそのまま実務面でも活かすことができているのです。この劇的な変化のお陰で、これまで以上にクライアントとの信頼関係が強化でき、そして自社組織への貢献度も更に増しました。
大きな変化の一つとして、変化の激しいビジネスシーンの現状に対応するために、常に最新情報を入手しようという意識が高まったことが挙げられます。また、本校在学中に感じていた成長が止まってしまわないよう、興味があることには積極的に行動できるよにもなりました。自身のキャパシティの拡大と関心の広がりを感じています。
MBAは私のこれまでにないチャレンジでしたが、その過程で非常に多くのインプットを得ることが出来ました。それは科目を通じてのみならず、様々な業界の出身者、また多様な視点をもった同期生とのコミュニケーションにもよるものです。この出来事は、知識や実践力に加え、それまでの自分自身の価値観の拡張にもつながりました。そのため、チャレンジすることの醍醐味を知った期間でもありましたね。今後は、もっと新しいことに挑戦していくことで、自身の更なる発展を目指し、そしてクライアントと組織に対して高いバリューを発揮できる人材であり続けたいと思っています。
かつての学生時代は学ぶことだけすれば良く、『学びそのもの』に対する感謝がなかったと反省しています。それに対し、仕事と並行しながらのMBAの学びは、自分自身への負荷のかかり方が全く違います。この学びは必ず仕事以外でも活かすことができますし、自身の成長が止まったと感じている方や、なんとなく危機感を持っているような方、そして夢や目標の為にスキルが足りないと感じている方は必ず本校での学びが自身を変えるきっかけになると思います!