外資系金融機関の中国現地法人で、日系企業向け営業及び新規開拓の統括を行っています。BBT大学院在学中に転職を決め、入社から2年が経ちましたが、これまでの日系企業での職場と全く異なるカルチャーの中で刺激的な日々を送っています。外資系企業の良い部分やその限界を知るとともに、外に出ることで初めて見える日系企業の課題や問題点と良い部分もわかり、非常に意義深い転職であったと考えています。
学生時代よりキャリアアップ志向が強かったものの、経営についてはほとんど学んだことがなく、社会人になってからも常にチャンスを探していました。特に職務上も企業経営者と交わる機会が多く、経営者に少しでも近づきたいという想いも強かったのです。一度海外勤務時に海外のMBAに入学しものの、転勤で継続不能になった経験もあり、転勤でも問題が生じないBBT大学院を選びました。
①仕事柄、定期的な転勤がつきものであったため、海外も含めてどこでも継続できる点
②机上の学問だけでなく、時事的な問題を常に題材として生きた経営の勉強ができる点
③世の中の現状や今後の動きについて大前学長や実務に強い教授陣の生きた考え方に触れられる点
④国内のみならず海外も含めて非常に幅広い分野や地域から学生が集まっており、刺激が得られる点
上記の点がとても大きかったです。
専門分野であるものの、計算や数値が中心となるファイナンスや会計関連の授業は、既知であるという点でもやや退屈感はありました。しかしながら、他の学生との議論やより幅広い考え方を学ぶことで、これまでとは異なる考え方やより学びを深めることができたと思います。
大前学長の科目はどれも「目から鱗」を痛感するものばかりで、非常に刺激的かつ新鮮でした。経営だけでなく、一つ一つの物事を考えるという意味で、人生のあらゆる場面や決断において役立つ考え方や姿勢を学べた点が大きかったです。
知識という面では、科目も幅広く実務をよく知る教授陣の下、十分な知識が得られました。また、リーダーシップや気構えという内的な面においては、自ら経営の経験が豊富な教授陣との議論や、向上心の高い学生との日々の議論や交わりにより、飛躍的に強くなったと思います。そして、国内各地及び海外での人脈が得られたことも、自分の向上心の刺激やモチベーション維持に大きく役立っています。
仕事については、学んだことをすぐに実践できる格好の場所であるので、うまくシンクロさせることがベストだと思います。そうすることで、自分でも納得できるし、うまくいけば周りの理解や説得にも効果があります。家族には、時間の使い方で大きく負担をかけることになるので、学習の目的や効果を極力理解してもらえるように何でも話をしました。同じ状況にいる学生との意見交換や大前学長の家族論や健康法等も聞け、家族に役立つ事も多かったので、家族の理解は得られやすかったです。
時間管理に尽きます。私は隙間時間を使うのがあまり得意ではなかったので、2年間と決めて、土日と朝・夜の時間を集中的にBBT大学院の学びに費やすようにしました。必然的に睡眠時間を削ることになりましたが、勉強が刺激的で面白かったのでさほど苦にはなりませんでした。仕事帰りにすぐに勉強する等、少し生活パターンを変えたりもしていました。
人生をゼロベースで考え直し、日々の業務や世の中の問題点等について、より深く考えるようになりました。その結果、進路選択についても真剣に考え直し、転職するに至りました。転職を経て2年になりますが、非常に良い選択ができたと感じています。BBT大学院に出会ったことで大きく人生が前向きに変わったと思います。
人生に対する根本的な考え方が変わった気がします。自分はこれまで画一的なつめこみ教育を受け、社会人になってからは大企業で働いていたため、硬直的な考え方にとらわれ、物事をあまり深く考えてきませんでした。しかし、BBT大学院での学習を経て、自分の進路や決断のほか、あらゆる世の中の事象について、より深く考え、興味を持って考えるようになりました。
今は、外資系の企業で貴重な経験をさせてもらっていますが、最終的には日本の企業もしくは自分の企業で、これまでに培った海外での経験や外資企業での経験を生かして、会社経営や組織活動に携わりたいと思います。地位や肩書に拘らず、様々な形で自分を活かす可能性を追求していきたいです。
これまでMBAというと通常のビジネスやサラリーマンとは別の次元のように考えられてきた面があると思いますが、世の中や会社経営において、益々「答えのない世界で自分で考え決断する」必要性が高まっており、自分で進路を切り開いていく必要性が高まっていると思います。そのための一つのスキル・道具・機会として、BBT大学院は自分が知るかぎり、極めて有効で、間違いなく大きなチャンスとなるのではないでしょうか。