BBT大学院では経営を体系的に学び、自分が経営者であればどう考えるか?という全体俯瞰で思考する癖が身に付いたと思います。特にマーケティングについてはビジネスで実践し成果を得る事ができました。18年4月から、最前線の営業部門へ異動になりましたが、目の前の事象だけを見ることなく、全体俯瞰でどうすべきかを継続的に考え、業務で実践していきたいと考えています。
外部の方々と対話している時に、自分のピントがズレている事に気付いた事がきっかけとなりました。同じ環境で働き続けると、会話する人も同じ人が多くなり、どうしても自分の専門分野を中心に視野が狭くなりがちで、このままでいいのかな?と自問自答するようになりました。それから、時代の流れのスピードは速く、社会との接点をより多く持つ事の大切さも感じるようになりました。そこで、自身の市場価値を高めるにはどうすべきかを改めて考えるようになり、当時は44歳でしたので最初で最後のチャンスと思いMBAへのチャレンジを決意しました。
現在のリアルな事象から経営をネットで学ぶ事ができ、さらに経営実績が豊富な教授陣が揃っていることからBBT大学院に決めました。スクーリングでは教授である有名な経営者が自ら教壇に立たれ、2時間休む事なく貴重な話をして下さいます。ネット上だけでなく、リアルな場だからこそ聞ける話もあり、大変参考になりました。
『コーポレート・ファイナンス』は苦手で今も得意ではありません。ただし、理解が乏しくとも自ら積極的にディスカッションする事で、クラスメイトの発言からヒントを得たり、TAからアドバイスを頂いたりして乗り切る事ができました。
『マーケティング概論』は直ぐに実践できる内容だと感じました。業種は異なりますが、マーケティングプロセスやマーケティング・ミックス等のフレームワークは共通なので、直ぐに実践に取り入れる事ができました。もちろん、実務では個別のアレンジやチューニングで応用も必要になってきますが、学んだ基礎部分は共通言語になると実感しています。
首都圏在住の方は割とリアルに会って意見交換するチャンスがあるなと地理的な距離感を感じていましたが、卒業する頃は、東京でのリアルなイベントに参加する等、自分が移動してでも同級生に会う事で、有益な情報を得たり刺激をもらったりと、リアルな関係性の重要性も実感しながら学ぶ事ができました。
家族とは今学ぶ意味を話し合いながら一緒にいる時間を大切にする事を心掛けました。また仕事と学びの時間はしっかりと計画を練って実績を管理しながら、業務状況に応じて臨機応変に対応するバランスが大事だと思っています。
特に大きな苦労をした点はありませんでしたが、課題の締切日が業務の繁忙期に被った時があり、調整に時間を要した事が思い出としてあります。自分のやりたい事や学ぶことに時間を作るためには調整が必要であり、その能力を向上させられる意義でもあるなと運命を感じながら調整した記憶があります。
毎週のように経営環境を調査し、自ら経営者としての仮説を提示するという訓練をした事もあり、実務での業務でもスピード感をもって、取り組めていると感じています。また、コトの本質を考えたり、そこに辿り着く時間も短くする事ができていると感じています。
事業に責任をもって進めていくには、全体俯瞰の視点が大切である事を学び、またビジネスはスピード(タイミング)とボリュームである事も常日頃から考えるようになったと感じています。それらを考えながら、事業やビジネスの意義をしっかり捉え、チームに共有して進めていかないと誰も着いてこないと感じました。BBT大学院ではその基礎を学びましたので実業務で実践して結果を出していければと考えています。
経営を体系的に学び、その知識を習得しても実践しなければ意味がありませんので自ら起業にチャレンジしたいと思っています。つまり経営の実践を行い、そこでの気付きや経験が、今所属している会社の業務にも生かされると考えています。
私は入学を決意する迄に時間を要しましたが、それを考えるよりも実際に入学してやってみると、いかに高いレベルで学べるかを直ぐに実感できますので、先ずは入学してから考える、でも良いと思います。今、ここで学ぶ意義をしっかり言えるのであれば、直ぐにでも入学して取り組んだ方が自己価値向上に繋がると考えます。