生物学の知識とITの知識、さらに経営の知識を生かして科学系研究者の研究をITで支援するベンチャー企業のCOOとして活動しています。
生物研究や臨床検査といった医薬の研究に携わった後に、ITエンジニアとしての転職をしました。研究現場でのニーズとITエンジニアの考え方や要求の両面が理解できる様になり、様々な場面で活躍できる様になりました。しかし両方の言い分を汲んでいるだけでは板挟みとなり、自身が世話しなく動き続けるだけになってしまう現実があり、打破するために自身の価値や行動をビジネス目線で話せる力が欲しいと考えMBAを取得することにしました。
MBAを取ることが目的ではなく、壁に感じていた自分自身の価値を自分で表現する術を身につけるにはどうすれば良いかを考えていた際にBBT大学院に出会いました。学ぶのであれば弟子からではなく本人から学ぶのが一番だと考えていたので大前学長から学べるBBT大学院は他にはない選択肢でした。働きながら通える点や苦手意識のあったデジタルコミュニケーションが強制されることも私には重要でした。
BBTはオンラインでの発言が必須ですが、デジタルコミュニケーションがとても苦手で馴染めませんでした。しかし今後はデジタルコミュニケーションスキルが重要になることは感じていたので、人並みには発言できる様に毎講義四苦八苦しながらノルマをこなすべく取り組んでいました。
その苦労と努力があってか、メールやチャット、Web会議などなどに苦労されている方々にアドバイスできる様になり苦手意識は無くなっています。
毎週出される『RTOCS(Real Time Online Case Study)』に最初はなんとか課題を提出していたものが段々と瞬時に考えられる思考の幅が広がり、ミーティング等でも突如出される話題にも考えて答えられる瞬発力が養えました。同時にそれを在学中の5年間聞き続けたことで思考し続ける持久力も増し、複数課題であっても考え続けることができる様になりました。
働きながら2年で卒業しようと当初は考えていましたが、学べるコンテンツの多さや仕事と家庭と勉強のバランスで、ただ卒業するだけの学び方ではもったいないと感じ、5年での卒業に考えを変えました。追加で学費が必要ない為、ペースを上げ過ぎず無理のない範囲で自身に負荷をかけて学び続けることができたと感じています。
仕事もプライベートも勉強もついついやり続けて時間オーバーになってしまう傾向がありました。時間管理ができていないとどの時間も大変になってしまい継続が難しいと痛感し、プライベートと仕事、勉強のスケジュールを全体、月、週、日と設定する様にし、短時間で仕事と勉強に成果を出すクセをつけ、プライベートの時間もとる計画を心がけました。
また5年での卒業に切り替えることで何かを犠牲にすることなく学びの時間を継続できました。
当初、課題が仕事の重要案件と重なることが何度かありました。特に『RTOCS』は毎週の為、逃げ出したいことが何度もありました。仕事をスキップすることができない為、仕事優先に取り組まざる得ず思う様に課題をこなせない時期もありましたが、全体的な学習計画を作れる様になってからは、そういったことも少なくなりそれすらも学びなんだと感じています。
研究者の方とITエンジニアの方といった、異分野の専門家の間に入ってそれぞれの課題をそれぞれにわかる言葉で伝えたり、文字に起こすことで通訳ができる様になりました。それだけでなく、研究者とそのマネジメントをしている方と言った縦の関係で決裁権を持つ方に対して現場の意見をマネジメント視点でお話しすることも可能となりました。その結果、縦と横コミュニケーションを支える人として活動できています。
思考の幅の広がりによって、いかに短時間で成果を出すかを考えることが自然にできる様になりました。
無駄な時間が減り、さらなる学びをする時間が取れ、その学びが新しい成果になるといったプラスのスパイラルで活動が行える様になりました。
BBTの学びの中でいくつものビジネスを考える場面があり、そこで考えたアイディアや新たなアイディア、それらの融合やブラッシュアップを行い、一つでも多くのビジネスを育てたいと考えています。
誰かに言われてやったことでは、仕事が成り立たなくなる時代になります。自分で自分の考えを持ち、それをFACTから導き出せる様になることは、考えを実現するための大きな力になります。BBTではその力の基礎が磨かれ常に考える力が養われます。