BBT大学院在学中に21年間勤めたOracle Corporation (シリコンバレー本社勤務)を退職しました。残りの人生は「心が強くて優しいリーダーを沢山育てる」をミッションに、「全ての人がやりたいことをやり尽くす世界」をビジョンに生きていくことを決意し、自分のミッション・ビジョンという判断軸に合致したことだけを徹底的にやり抜く人生を送っています。2015年にオラクル退職後は、どうしても公教育の現場を経験したく、福岡県で小学校の教師を2年間経験し、その後、シリコンバレーに戻りました。現在は個人事業主として、①海外進出を検討している企業・起業家向けの人材育成コンサルティング ②海外で働きたい人や人生を変えたい人向けのキャリアカウンセリング・コーチング ③その他アプリ開発や飲食業など複数の事業をパートナーと立ち上げています。
私は1994年にコンピュータサイエンスの修士を取った後に当時まだほぼ無名だった日本オラクルに入社し、1996年からシリコンバレー本社でエンジニアをしてきました。しかし、40歳になったころ、自分が本当の意味で、この一度しかない人生について考えたことがないことに気が付きました。それまでは、たまたま与えられていた事に飛びついて夢中でやってきただけだったのです。考えるようになったきっかけは、たまたま自分へ新たな問い:①なんでもできるなら何をしたいか?②お金が無制限にあるなら何をしたいか?、をしたことによります。お金の消費や浪費はいくらでもできます。しかし、そのお金を活かしてこの世界をどのうように良くするのか、について考える力がないことに気がつき、独学で勉強を始めました。ところが、学べば学ぶほど自分が無知なことを思い知るばかりだったので、体系的に学んでみようとMBA取得を考えました。
日本オラクル入社当時の直属の尊敬する上司がBBTで教えていることを知ったこと、また私が在住するシリコンバレーで、たまたま出会った情熱ある人がBBTで学び直していることを知ったことがきっかけです。シリコンバレーにも何人かBBTのアラムナイがいて事前にお話を伺えたことも入学の決断を後押ししました。
BBT大学院の最大の醍醐味であるRTOCS(Real Time Online Case Study)は最後まで苦手でした。答えがない問いに対してロジックを組み立てて自分なりの結論を出していく。これは今もたぶん苦手なのですが、それでも毎回くらいついて自分なりに全力を尽くしていくことで確実に力はついたと思います。おかげで現在は自分で新規事業を考え独立することができました。継続は力なり。絶対に諦めないでその時の自分のベストを尽くし続けることが克服の鍵だと思います。
炭谷先生の『問題解決思考』は大変タメになりました。経営コンサルティングの一連の流れを疑似体験することができて、それまで学んだ様々な思考のフレームワークや学びの蓄積を駆使して全力で取り組みました。その後も、新規事業開発やコンサルティングをする際の実務で非常に役立っています。
私はアメリカに住んでいるのでアメリカのMBA取得も考えましたが、莫大な費用がかかります。BBT大学院は大前学長を筆頭に超一流の経営者がオンラインとはいえ直接教えてくださる。その思考に触れ、話し方を見ることができるだけでも大きな価値があると感じています。そして、一緒に学ぶ学友も魅力です。Air Campusでの議論を通じ一度も会っていなくても心が通じ合うくらいのやりとりを行いました。
私はもともと理想のライフスタイルを求めた結果、シリコンバレー勤務という形にたどり着きました。成果を上げるための時間の使い方も決めていたので、学びの時間を捻出することはそれほど苦ではありませんでした。それでもBBTで学び始めた2014年の初年度は、仕事とBBTでの学びに加えて、娘たちが通うサンフランシスコ日本語補習校で教師(土曜日だけ)も勤めたので人生でももっとも睡眠時間が短い一年でした。いずれにしても、何一つやらされている感覚はなかったのでプライオリティをつけて毎日コツコツやり続けました。
時間が限られているので、とにかく限られた時間で最大限の成果を出すことに苦労しました。RTOCSに取り組んでもいつも情報集めに時間を取られ思考が発散しすぎる。どこで収束させるか。収束させたものの、本当にこれで良かったのか?MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に考えていても何か抜けてないか?なんて堂々巡りでいつもギリギリまで悩んでいました。でも今となっては毎回そうやって悩みながらもアウトプットを出したことが自分の力になっていると思います。
40歳まで目の前に与えられたことを一生懸命やる人生でしたが、今は起業して自分がやりたいことを考えて実行しています。私は人の成功をサポートすることに大きな喜びを感じるのでたくさんの人のビジネスでの成功をサポートしたり、教育事業を自分がやりたい形でやっていきます。また、日々の新しい人との出会いも楽しいです。RTOCSでたくさんの業界の勉強をしたおかげでどんな業界の人に対しても相手に興味を持って質問する力がついたと思います。人は自分に興味を持ってくれる人を好きになるものです。だから、BBTでの学びは人間関係構築でも役にたっていますし、結局それはビジネスにも役に立つのです。
私はずっとソフトウェアエンジニアで広く学ぶという姿勢を持たずに生きてきました。仕事以外にはゴルフやマラソン、トライアスロンの趣味に没頭していました。それはそれで人生を存分に楽しんでいましたが、人との会話になると、絶対に相手を自分の土俵に引きずり込んで話す人間でした。しかし、BBTの学びのおかげで幅広い知識がつき、好奇心が湧き出し、どのような人と会うにも事前にその人が勤める会社や業界、競合などについて調べるようになりました。そのようにして会うと、相手はとても喜んでくれます。人は誰だって自分の関心に関心を持ってくれる人を好きになるからです。BBTで学んだことによって幅広い知識や思考力を身につけられた結果、一番得られたことは多様な人と良好な人間関係を築くことができるようになったことだと思います。
私は人生のミッションを「心が強くて優しいリーダーを沢山育てる」。人生のビジョンを「全ての人がやりたいことをやり尽くす世界」と完全に決めて行動しています。そのために、人材育成に主眼をおいた経営コンサルティング、キャリアカウンセリング、コーチングなどをするとともに、様々なビジネスパートナーとビジネスを構築していきます。ビジネスパートナーにもコーチングをすることを通じて相手のポテンシャルを最大化させるようにしています。将来は日本に戻り、高校を経営する予定です。その高校は誰でも入れる高校です。高校生でも様々な痛みを経験している人が多数いるのが事実です。そういう子どもたちが私の高校で心に火をつけて、「心が強くて優しいリーダー」に育つ。そんな高校を必ず経営したいと思います。
人生今のままで良いのだろうか?本当に自分がやりたいことをやっているのだろうか?そんな悩みを持っている人には是非、BBT大学院に入学することをおすすめします。どちらも人生に変革を起こす大きなきっかけになると思います。