ビジネス・ブレークスルー大学大学院 自分の将来の道標となるロールモデルを見つけましょう
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現地子会社の経営者として自分がくだす決断に、裏づけを得たかった。
渡部芳郎
大手食品メーカー
現在の仕事の内容を交え、簡単な自己紹介をお願いします。
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大手食品会社に勤務。転勤が多く、BBT大学院に入学したのはアメリカ駐在中。

日本の大手食品会社に入社し20年を超えました。転勤が多い職場で、とても刺激的です。海外も中国、タイ、アメリカで駐在経験があります。BBT大学院を受講したのはアメリカに駐在しているときでしたが、途中で、日本のシンクタンクに出向しました。シンクタンクでは研究員として比較的自由に研究テーマを設定できたため、BBT大学院での議論の中で特に問題意識が高まった移民や教育を中心に研究しています。

MBA取得をしようとしたきっかけを教えて下さい
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現地子会社の経営者として決断をくだす立場に。自分の決断が正しいのか裏づけを得たかった。

アメリカでは現地子会社の責任者を任されていましたので、経営者として経営戦略や人材育成、財務戦略などに幅広く関わっていました。アメリカという日本とは違う環境の中で、最終決断するのは自分になります。果たして自分の決断は正しいのか、戦略は間違っていないか、という自分自身との葛藤が常にありました。そんな中、会社の後輩からBBT大学院を勧められ、アメリカからでも問題なく受講できるオンライン学習が可能だと聞いて、自分の経営方法が正しいのか裏付けを得るために、始める決心をしました。

BBT大学大学院に決められた理由は何でしょうか
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異動が多かったので通学は無理。オンラインは継続して学ぶことができるので安心感があった。

BBT大学院であれば、異動になったとしても継続が可能であるため、その安心感が決めた理由の大きな要因でした。もともとMBA的な学習は興味がありましたが、平均2年から3年で異動を経験していましたので、通学に関しては諦めていました。オンライン学習を提供する他の学校もあったのかもしれませんが、比較はしませんでした。これは大前学長の存在が大きかったですね。いろいろ著書を読んだりしていましたので、どのような講義をするのだろうと関心がありました。

苦手な科目はありましたか?その科目は何ですか?また、それをどう克服しましたか?
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アカウンティングに最初は抵抗が。しかし、実践的な内容に興味をひかれた。

「アカウンティング」は受講前から抵抗感がありました。細かい数字や用語がいっぱい出てきて面倒なイメージがありましたので。しかしながら、自分が克服したというよりも、講義自体が実践的にできていて、理論の細かい説明よりも、それを実際の企業に当てはめるとどうなのかというような視点が重視されていたため、興味深く受講できました。特に印象深いのは、最終試験が、ある企業が運営する実際の店舗に行って、自分で観察して論文を書くというもので、現場を見る重要性をアカウンティングの講義で説かれている点でも、さすが実業重視のBBT大学院と思いました。

一番タメになった科目は何ですか?その理由も教えてください
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人事・組織関係の科目。ビジネスを実行する人や組織はやはり大切。

人事・組織関係の科目が一番タメになりました。最初は経営戦略やマーケティングが重要と考えていました。BBT大学院の学びからも自分の考えや方向は間違っていないという確信ができましたが、それでもうまくいかないことが多く、最後は、実行する人や組織の問題に行き当たりました。しかし、人が対象となると、正解があるようでないような、自分は正しくスタッフのやる気を引き出せているのか不安な中、多くのヒントを頂きました。例えば戦略的人材マネジメントで、川上教授が人を動かすのは権威パワーではなく正当パワーと言われたのが、今では当たり前と考えていますが、当時は目から鱗でした。

BBT大学院の教育はいかがでしたか?
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経営者の立場からすぐに実践で役立つもの。

BBT大学院の教育は、経営者の立場から、すぐに実践に役立つものでした。一方、マーケティングにしてもkファイナンスにしても、基礎知識も万遍なく網羅していました。経営戦略のフレームワークも抑えつつ、イノベーションのようにその枠を突破する訓練も魅力的でした。その時その時は必死でしたが、今振り返ると、基礎から応用まで系統化され、よく練られていましたね。それから何より、AirCampus内で生徒同士がディスカッションできたことで、一層、知が体に浸み込んだ感があります。

仕事・家族(プライベート)・学びをどうバランスさせましたか?
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スマートフォンを活かして通勤時間に効率良く講義受講。バランスはしっかりとれた。

仕事・家族・学びのバランスについては、かなりラッキーな環境だったと思います。アメリカでも日本でも一日の労働時間が極端に長いわけではなく、むしろ自分の裁量で時間を作ることができる立場にありました。プライベートでは、アメリカは単身赴任でしたので、比較的自由な時間が多く作れました。BBT大学院が始まってからはゴルフの回数が激減し、体重は増えましたが(笑)。日本に帰国後も、家族との時間を作りながらBBT大学院を両立できました。これはスマートフォンの力が大きいと思います。通勤時間にスマートフォンで効率良く講義を受けられたのが一番有難かったです。修了した今も、通勤時間にはBBTの番組を観るのが習慣になってます。

BBT大学院で学ぶにあたって一番苦労した点を教えてください
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慣れるまでは何に対しても苦労の連続。ただ、慣れてからは徐々に余裕が。

一番苦労したのは、BBT大学院が始まってからしばらくの間でした。理由としては、自分が慣れていない中、どんどん講義が始まり、課題が出され、処理しきれなくなっていったためでした。最初は、睡眠時間を削りながら、週末も朝から深夜までという状況になり、これで2年間続けられるのかと不安になりましたが、人間とは大したもので、同じ処理量を短時間でできるようになり、徐々に余裕も出てきました。 今では、当時のような追い込まれ感があったほうが、心地よさを感じます。

学んだことが実践でどう活きていますか?
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シンクタンクとして研究する際にも、提言するためのサイクルに学びが大きく活きている。

BBT大学院に在籍していた3年間のうち、最初の1年半はアメリカで経営者として学び、後の1年半はシンクタンクの研究員でした。最初の1年半は学びで得たことをすぐに実践に応用することができましたので、効率が良かったと思います。後半の1年半は日本に帰国し、上司も部下もない研究員という立場に大きく変わりましたが、自分で問題意識を持って、調べ、考え、まとめて提言するというサイクルも、実は、BBT大学院の中で繰り返し行ってきたことでしたので、違和感なく、むしろBBT大学院での学びのおかげで楽しく研究員の仕事に取り組めています。

BBT大学院はあなたにどのような変化をもたらしましたか?
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企業の枠にはまらない、広い視野をもてるようになった。

一番大きな変化は、視野が広がったということです。入学のきっかけは、子会社をもっと良くしたい、会社をもっとグローバルな企業にしたいということでしたが、あくまで企業の枠にはまっている自分に気づきました。今では、もっと多くのことに問題意識を持ち、当事者意識を持って考えるようになりました。また、心からこの問題に取り組もうと思えるものができれば、行動に移せばよい、今の企業で働く価値がなくなれば、我慢して居続ける必要はなく、やりたいことをやればよいというような心境に変わりました。

今後の夢や目標をお聞かせください
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まずは現在働いている企業をグローバルな企業に育てていきたい。

短期的な目標としては、所属している企業に愛着を持っていますので、グローバルな企業に育てていくことに貢献したいと考えています。長期的には、もっと多くの外国人を受入れる日本社会を作りたいと思います。国民的感情から移民を受け入れないだけでなく、受け入れるための外国人向け教育施設なども不足しており、少子高齢化対策としての移民受け入れは絶望的ですが、多様な外国人材を受け入れることで、日本企業や日本社会のイノベーション促進効果があるのではないかと考え、まず海外でもっと日本語を学んでもらうことから考えています。

最後に、入学を検討している方に一言お願いします
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時間はなんとかなるもの。まずは初めの一歩を。

入学を検討している方には、時間がないと考えている方もいらっしゃると思いますが、最初は大変でも、徐々に処理能力が高まり、私自身は、以前より脳が活性化している自分に気づく瞬間がありました。また、ITの発達でかなり効率的な学習ができるようになりましたので、時間という制約の壁自体も低くなっていると思います。時間確保に不安のある方も、まずは初めの一歩を踏み出されてみてください。

会社の業務に活かすために入学を考えている方もいると思いますが、私の場合は、学んでいるうちに視野が広がり、会社中心だった自分が、そもそも自分は何に関心があり、何をやりたいのかという本質的な疑問にぶつかりました。会社中心な方にこそ、BBT大学院で学ぶことでそのような疑問に対するご自身の解を導き出していただければと思います。とても重要なテーマです。

パーソナルデータ
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専攻/コース
経営管理専攻
性別
男性
文系/理系
文系
年代(入学当時)
40代
業種(入学当時)
製造業
職種(入学当時)
経営
学ぶ目的(入学当時)
経営者
都道府県
海外
説明会参加
参加した
入学年次
2009年 秋期
役職(入学当時)
経営陣
在学中の学習時間(1日あたり)
3時間
業務終了時間(入学当時)
18:00~19:00
仕事の忙しさ(入学当時)
比較的余裕がありました
卒業にかかった年数
3年
在学中・卒業後の変化
転職した
条件に似たロールモデル
吉田和正
40代
日産自動車株式会社
業種
自動車・運送機器
職種
研究・開発
このままでは自分のエンジニアという価値が損なわれる危機感があった
伊藤弘之
40代
大手鉄鋼商社
業種
飲食・宿泊・卸・小売(商社含)
職種
企画・調査・マーケティング
「海外で事業を立ち上げたい」という夢が実現でき、次の目標を探し始めた
佐藤正博
30代
ミズノ株式会社
業種
製造業
職種
その他
他社で活躍する能力も意識も高い人たちの話を聞いて抱いた危機感。
近藤慎二
30代
大手情報関連企業
業種
放送・広告・出版・マスコミ
職種
営業・販売
危機感と自分の将来を切り拓きたいという前向きな想いから検討を。