建設機械メーカーでは2014年からアフリカ駐在を経験、代理店と共に商談形成・受注獲得すべく、文字通りアフリカ大陸全土を駆け巡りました。アフリカに無限の可能性を感じ、日本企業こそLast Frontierであるアフリカ市場への進出を本格化すべきではないかとの思いを日々募らせていましたが、その中でアフリカ市場進出をゼロベースから企図する現在の会社と巡り合い、自身の経験を最大限活かせるのではないかと考えて転職、アフリカ準備室立ち上げに奔走しました。現在はアフリカのみならず、新興国全般で事業を推進するブルーオーシャングループ長として、新興国・自社未進出市場への包括的戦略立案・実行の旗振り役を担っています。
日々の業務が多忙を極め、終電で帰宅して直ぐに布団に潜り込む生活を続けている内に、漠然と「50歳になるのに、自分はこのままでいいのか?」との思いが強くなりました。そこで自身の半生を冷静に、真剣に振り返ってみました。結果は、自分は「こんなもんでいいや」と妥協するような人間ではないにも拘わらず、牙を抜かれて根拠のない安寧の上に胡坐をかいている自分自身に気付きました。以来、「このままではいけない」と言う思いは強くなり、具体的な目標が浮かばなくとも「明日は頑張る」と言う根拠のない決意だけを新たにして、手当たり次第にビジネス本を読んではみましたが一向に頭には入ってきません。やはり、正しい知識を正しいアプローチで身につける、体系的な学びが必要だとの結論に至りました。然しながら、目の前の仕事は山積している中で通学は不可能、実際、資格取得学校での勉学を途中で放棄した過去も有る中で辿り着いたのがBBTでした。
学生時代から大前研一学長の著作(例:質問する力)を読む中で、「いつか自分の意見をぶつけてみたい」と言う思いはありましたが、その大前研一学長が大学院を設立されていた事実は知り得ており、自分が勉強するならばBBT大学院しかないと言う最初から「一択」であったのは紛れもない事実です。 とは言え、日々の業務に追われている中で本当に勉強の時間は確保できるのかと言う不安、教育訓練 給付金について細かい所まで理解する必要があったのですが、大学院事務局・教務部の方々に自分一 人の都合に合わせて説明会・修了生との対談の場を設けて頂き、自身の大学院での不安点を打ち消し て頂きました。BBTにおいては、この事務局・教務部こそが「やらない」・「逃げ出す」理由を徹底 的に打ち消してくれます。この方々がいるならば完走出来ると言う自信を持てた事で入学を決めまし た。
分からなければ、Air Campus上でのDiscussionで講師・TA(Teaching Assistant)・同級生に質問を投げ掛ければ、必ず、 必ず回答は得られます。自身も自分が知り得る知識は惜しみなく「こういう事ではないか」と投稿しました。そうすれば「いや、こうではないか?」、「自分はこう思うけれど、どうだろうか?」と言う具合に議論が議論を呼ぶ、更に議論が活性化されます。それこそがクロス・ファータリーゼーションであり、Air Campusが目指すべきIdeal(理想)です。分からないものは分かった振りをせずに、「何処がどう分からないのか」を意思表示すれば、必ずサポートの手は差し伸べられます。大切なことは質問することを恐れてしまうこと、恥じてしまうことです。BBTにおいては質問しない方が恥ずべきことであり、これは別にBBTに限らず実社会、企業でも学校でも、あらゆる場においての普遍的真理です。
このRTOCSによって、調査分析 ⇒ 本質的問題の抽出 ⇒ 結論と言う自分の確固たる思考の型が出来たことが最大の収穫ではないかと思っています。ここで3C・PEST・SWOT・Cross SWOTと言った具体的なマーケティング手法を実践して最終的な結論を導き出すのです。結論を出せば自分で「Why So?(何故、そう思うのか)」と「So What?(だから、何なのか)」と言う問いを繰り返して磨き直します。 RTOCS取り組み当初は企業の裏話・商品の意外なエピソード披露に終始してしまい、結論そのものにも辿り着かなかったと思います。その次は「課題」と「問題」の違いが分からずに一緒くたにした結論導出に終始していました。これが半分近くを過ぎる頃になって、漸く「調査分析 ⇒ 本質的問題の抽出 ⇒ 結論」と言う自分の型に沿ってストーリーが展開されるようになって説得力が増しているのを実感しました。
入学して始めて臨む学期では学びの質と量に圧倒されてしまうかも知れません。特に「量」の面で面喰って、周囲から取り残されてしまう恐怖もあるでしょう。ここで踏ん張れるかが最初の勝負です。この最初の半年を乗り越えることが成功に向けた第一関門であり、この第一関門を突破出来れば自分の中で自信が芽生え、自分のリズムが生まれます。講義で力を付けつつ、大前研一ライブではビジネス最新時流を掴み、アワーでは今まで自分が見聞きしなかった企業・業界の最新知見を得ていると、事実・データと言う根拠を得つつ、同期を始めとする仲間と議論する中で「その根拠をどのように伝えれば説得力を増すのか」と言う論拠形成力が養われます。この根拠と論拠を合体した「議論する力」こそがBBTで得られる最大の学習効果なのではないかと思っています。ここに自身の経験・思い、BBT以外での学びをミックスさせれば、その力が倍々ゲームで強化されますね。
BBT大学院での3年間は勉強に集中し、どうしても家族(プライベート)は二の次・三の次とならざるをえなかったのが偽らざる実情です。ただ、「人生100年時代」と言われている時代、2年ないし3~4年の時間は(家族が許してくれるならば)一心不乱に、それこそ全てを賭けて、全集中して学ぶ時期があっても良いんじゃないかとも思っています。家族旅行は短くなり、何処に出掛けるにしてもPCを帯同し、時間を見つけてキーボードなりスマホで必死に入力している父親を家族はどう見ていたか?物凄く心配にはなりますが、「修了したらもっと素晴らしいプライベートが待っているぞ!」と言って強引に説得していたことを思い出します。
BBT大学院での学びの集大成として卒業研究が課されますが、この卒研テーマを決定して、仮説を建てて検証し、3C・SWOT・クロスSWOTを駆使しながら本質的問題抽出・最終結果を導出して「成果」として纏め上げることは本当に大変なプロセスでした。正直、講義/授業は(大変と言えども)与えられた内容を議論するだけかも知れませんが、卒業研究は全て自分で独力でゼロから1を産み出し、成果を出さなければなりません。ここで始めて0から1を産み出すことの意味・大変さ、構想力の大切さを思い知ることになります。卒研テーマが最初から明確に定まって入学される方も少なくはないと思います。テーマを実現する為にBBTに入学したんだと言う方も多いでしょう。言えることは理論と実際は異なります。このギャップ = 現実を受け容れて対処できるか、現実対応能力も問われていることはくれぐれも承知の上で臨まれるよう、切にお願いします。
現在、とある国の企業との提携を模索していますが、その企業の財務分析から早速効力を発揮しています。BBTにおける財務・管理会計、財務シミュレーション・RTOCS、実に全ての講義で培った学びを総動員していますが、それら根拠をベースに起承転結を付けて相手が分かりやすいストーリーにして説明して理解を得る、正に「議論する力」が活きていると実感します。相手が社長を始めとするトップマネジメントであっても新入社員に対してでも根拠をベースに、相手が分かるように、時に相手の調子に合わせつつも説明を尽くすことで理解と賛同を得られて事業を前に進める推進力が格段に身についたと実感しています。自身が今担当している対新興国計画はともすれば採算リスクと言った面で反対に遭遇する局面も多いのですが、それでもやりたい!と言う熱意をロジックで補完して理解を得る。熱意だけでもロジックだけでも駄目、両方が必要だと痛感しています。
Air Campusでの議論を通じて、異論反論への接し方次第で更に相手から信用・賛同を得られると同時に、質問に対して的確に答えられなければ瞬時に信用・賛同を失ってしまう怖さも経験した事により、例えばプレゼンテーション/発表に臨む際には想定問答を考えて、「こう聞かれたら、こう答える」と言う姿勢を強化しました。こういう「癖」を付けていると、物事の両面(プラス・マイナス)を客観的に捉えて、マイナスの時はこうすると言うExitを必ず考えるようになります。資料を作れば「こういう記述をすれば、誰々はこういう質問をしてくる筈だ」と言う予測をしながら作るようになり、そうなれば単なる資料作成すら想像力を働かせながら作成することが出来るようになります。 マネジメントに判断を仰ぐ場面において、代替策・挽回策を間髪入れずに提示することは説得・承認の為には必要ですが、その準備の周到さこそが最大の変化でしょうか。
アフリカを始めとする新興国、ブルーオーシャングループを預かることと相成りました。直接販売するべきか、代理店を介した間接販売とするべきか。新興国顧客に対しての決済条件はどうするべきか、与信販売は出来ないものか。新興国販売で必要となる人財はどのように確保するべきか。考えるべきことは山積しており、その一つ一つが成否の鍵を握るのは間違いありません。然しながら、忘れてはならないのは自分達の製品がその国に幸せをもたらすことが出来る、自分達がQuality of Lifeを変えることが出来ると言う信念ではないでしょうか。その信念が無ければ新興国であろうが何処に行っても成功しないでしょう。その信念をBBTで培った知識・ロジックで強固にして、とかく日本企業が弱いと言われるアフリカ・南アジア・中央アジアで現地法人設立・販売サービス・市場評価と言う具体的な形で成果を上げて証明して行きたいと考えています。
適切な表現ではないのかも知れませんが、ビジネスの世界においては「やったもの勝ち」と言う側面が大きいのかと思っています。換言すれば、コロンブスの卵のように「言ったもん勝ち」の世界でもあります。つまりは動いた人間こそが勝つ、シンプルな真理です。 自身は50歳を目前に控えての入学となりましたが、長い人生、50歳は人生を24時間換算すれば、正午をやっと過ぎた辺り、これからが本番と言えるのではないでしょうか。 「出来なかった」とはやらなかった人間の言い訳です。強い思いは必ず叶います。BBTにはその強い思いに応えるだけの最強最高の講師陣/講義と事務局・教授部がいます。自分も実に様々な悩みを聴いて頂いて解決への道標としてきました。 BBTでの学びは決して楽ではありませんが、共に学び、切磋琢磨し、叱咤激励する仲間が必ず出来ます。この素晴らしい仲間と繋がり続ける、これがBBT最大の強さかも知れません。