新卒で入社した一部上場企業のグループ会社の商社で食品と日用雑貨のバイヤーをやっていました。入社2年目で上海赴任が決まり、上海を拠点に中国、台湾、一部東南アジアのサプライヤー開拓から出荷までの管理を行っていました。その後、BBTで講師を務める金田修氏のデジタルマーケティングの会社に転職し、リテールおよびB2CブランドのCRM、EC含むデジタルマーケティング事業に従事してきました。
上海への海外赴任で、国籍問わず自分よりも多くの優秀な人に出会いました。こうした人と仕事をすることで、何か自分なりの強みを身につけねばという危機感と向上心の両方を持ち、MBA取得を決意しました。
海外にいても、どこでも生きていける力を身に付けたいと思っていたところ、斎藤顕一先生の問題解決講座をインターネットで見つけ、受講しました。そこで、学べた内容が素晴らしく、一度体系的に学んでみたいと思い入学を決意しました。
2014年入学当初は、入社して4年目ということもあり、ほとんどマネジメント経験がありませんでした。ディスカッションでは多くのマネジメント経験豊富な同級生が素晴らしい発言を行なっており、思うように自分の経験に基づいた発言ができず非常に苦労しました。最後は、経験がないものはないと割り切り、とにかく学ぶ姿勢で取り組み、単位を取得しました。
ロジカルシンキングの根底となる考え方、そして、どこでも生きていくために必要な考える姿勢を学びました。転職後の会社では、創業者がマッキンゼー出身ということもあり、講義の中で学んだ用語を共有言語として使用できたので、業務を円滑に進めることができました。また、学んだ知識を実戦で使いながら、業務の中でフィードバックを受けつつ、学んだスキルを磨くことができました。
同級生とのディスカッションは、リアルの議論で起こりうるような、その場の雰囲気に流されるようなことはなく、文字によるファクトベースの議論ができたため、私の性格に合っていました。また、国を跨いで同級生ができたのは非常に価値がありました。私自身海外在住のため、同級生と会う機会は非常に少なかったですが、通常であれば出会えなかった仲間たちと出会えたことはかけがえのない財産です。
正直、バランスはあまり取れていなかったと思います。しかし、時間がたっぷりあったとしたらもっと成果が上がっていたかというと恐らくそれは難しく、制約のある時間の範囲内できちんと取り組むようにすることで、逆に集中して取り組むことができました。
中国のインターネット環境は、海外とのやり取りを行う際は、速度が非常に遅くなるようになっています。また、ダウンロードのスピードも遅いので、寝ている間に講義をダウンロードしておいたりするなど、色々な工夫が必要でした。
ロジカルシンキングが日々求めれれるような環境で働いていたので、BBT大学院での学びは実務を行う上で、基礎体力となりました。また、学んだ内容を実戦を通じてブラッシュアップしていくことで、自分の力で考えられるようになっていくことを実感することができました。
もともと起業を選択肢に入れていませんでしたが、BBT大学院で学ぶことで起業という選択肢が自然と自分の中に増え、実際に起業して、やりたいことにチャレンジしたいという思いが芽生えるようになりました。
転職なり、起業なり、色々な方法はあると思いますが、とにかく「自分がやりたいと思っていることをどんどん実践しているなあ」と実感できるような、後悔のない人生を歩んでいきたいです。次の人生のステージとして起業にチャレンジしたいと思い、早速動いています。
私は、幸運にも、仕事を通じて学んだ内容をブラッシュアップすることができ、それが自己成長に大きく繋がりました。これは非常に大きな財産だと思っています。これから入学される方は、学んだ内容を卒業後どういう環境でブラッシュアップしていくのかまで視野に入れて入学を検討されることをお勧めします。