大学時代に中国の大連市に一年間語学留学後、卒業と同時に現在所属している会社に入社。入社後の配属は営業部で、主に日本国内の顧客と、中国チームの通訳などのサポートを担当していました。2009年7月に中国駐在員として赴任、現在は主に中国と台湾市場の営業と技術支援を担当しています。
グローバルで活躍できる日本人を目標に社会人になりましたが、これまでの自分が積み重ねてきた知識や経験に加えて、もっと幅広いスキルと経験を付ける必要があると実感してきました。これからもグローバルで勝負していくために、MBAを通してより高みを目指したいと考えて、MBA取得を決意しました。
同時にMBAはいつか勉強したいという願望もあり、挑戦せずにいたら必ず将来後悔すると思ったのも理由の一つです。
社会人になってからずっとMBA取得を考えていましたが、業務との兼ね合いもあり、なかなか踏み切れていませんでした。また、アカデミックな内容ではなく、実際にビジネスで役に立つ、より実践的なカリキュラムを求めていました。
大前学長率いるBBT大学院は、①AirCampusで世界中いつでも受講可能、②ビジネス界の一流の講師陣、③世界中から学生が集まっている、という私の求めている内容にピッタリだったため、BBT大学院での受講を決めました。
実際に入学してからは、AirCampusでなければ絶対に卒業できなかったと実感しております。
BBT大学院の目玉科目の1つである『問題発見思考』と『問題解決思考』が、振り返ると一番苦労した科目になります。本質的な問題をあぶり出し、実際に解決するまでのスキルをマッキンゼー出身の教授と学ぶのですが、実際に自分が手を付けるとなると意外なほど本質的問題をあぶりだせていないことに気が付きました。
分かった気になっていること、簡単だと思っておろそかにしていること等が本質を遠ざけている為、何度も何度も基本に立ち返って「何故?」を繰り替えすことが重要だと学びました。
知らず知らずのうちに自分の思考の癖が固まっていることを教えてくれる、BBT大学院での目玉科目の一つだと思います。
大前学長の発想法を直に学ぶ『イノベーション』講座が、特に自分の視野を広げてくれた講義です。戦略的自由度等の基本編から実践編まで、大前学長が発想時に実際に使用している方法を学ぶことができます。講義で型を学ぶと、世の中の成り立ちやサービスに対して、これまでとは違った角度から見ることができるようになります。
また、型を一通り実践して身に着ける事で、業務で新たな発想を考える際に大いに役に立ちます。
クラスメートとの議論でも、イノベーションの講義は制約が外れて非常に自由な発想が飛び交っており、ボリュームは多くも非常に有意義でした。
必修科目から選択科目まで数多くの講義が存在するが、異なる環境にいる同期や大前学長を始めとする一流の教授陣との交流を繰り返すことで、自分がどうありたいのかを常に考えさせる教育内容だったと思う。常に自分に制限を設けずに目線を上げさせるように促されている環境で学ぶことで、目線を上げる事の大切さに気が付かせてくれた。
受講開始後は出来るだけ勉強の時間を増やすようにしましたが、仕事や私生活が疎かになってしまっては本末転倒です。私の場合は営業の為に出張も多く飛び込みで業務も入ってくるため、できるだけ後回しはしないように努めていました。
複数の講義を同時に受講していくため、少しでも後回しにしてしまうと雪だるま式に課題やディスカッションが増えてしまいます。この部分の対応が一番重要だと思います。
実際には日曜日を使って、その週に溜まってしまった課題に集中的に対応することもしばしばでした。
殆どの学生が社会人として受講しており、仕事や家庭を持っている状態です。私も仕事をしながらの受講でしたが、突発的な業務や用事との両立が一番苦労しました。
一番追い込まれたと感じたのは、卒業研究での教授との指導日に突発的な案件が入ってしまったことです。どちらもその日に対応しなければならないのですが、やはり仕事あってこその学業です。
当日に教務課に連絡をして急遽電話での指導に切り替えて頂き、仕事に穴をあけずに指導も受けることで対応しました。
卒業研究の指導を受けないと卒業が出来ない為、あの時は一瞬卒業がダメになるのではないかと頭をよぎりました。
受講後は現象とその裏にある本質的問題を、意識して考えるようになりました。これまではミクロな現象に視点を合わせてしまいがちで、大きな流れで物事のストーリを描くことができませんでした。今でも修行中で完全に習得できていませんが、この点を意識できるようになることで、そのあとの成果は全く違ったものになると考えています。
MBAなので経営的なスキル取得が一番と書きたいのですが、必要なスキルは状況に応じて変わっていくため、一生をかけて勉強し続ける必要があると思います。
BBT大学院での学びを通して一番変化したと思うのは、どんなことでも挑戦していこうという気持ちを持つことができたこと。
言い方を変えれば、フットワークを軽くして、しなやかに何でも興味を持って飛び込んでみる、といった感じでしょうか。
通学制であれば、その地域の学生が多いと思いますが、BBT大学院は世界中から様々な学生が集まっています。実際に同期やBBT繋がりで広がった先輩後輩との交流を通して、これまでの自分では見たことが無かった世界と可能性に触れることができました。
このことがBBT大学院を受講して一番良かったと考えていることです。
世界も日本も今後も大きく変化をしていくと思います。その中でも本質を見失わず、グローバルで活躍できる日本人を目標に、日々精進していきたいと思います。
実際に仕事や家庭を持つ中でのBBT大学院入学は、正直簡単なことではないと思います。
オンライン受講は孤独だと思われがちですが、実際はオフラインでの繋がりも多く、AirCampusで毎日のように議論をしている同期とは、初めて会う時も不思議と戦友のような感覚を覚えます。
挑戦できる環境があって迷っている場合、実際に飛び込んでみる事をお勧めします。飛び込んでみると、同じような環境やより厳しい環境下でも受講している同期に出会うと思います。
そのような同期との大学院での学びは、大きな刺激を与えてくれると共に、一生の財産になると思います。