証券会社および経営コンサルティング会社での経験を経て、現在は自らコンサルティング会社を設立し、経営者や現場の課題解決を支援しています。一方で子育てしながら限られた時間の中で最大の成果を出すことを意識し、日々のタイムマネジメントに取り組んでいます。
前職の上場企業において、女性であることを理由に社内公募への応募機会が制限されるなど、キャリア形成における課題を実体験しました。この経験から、組織における無意識のバイアスや意思決定の在り方に問題意識を持つようになりました。女性の活躍を支援するためには、経営層の視点や意思決定プロセスを深く理解し、行動変容を促す必要があると考え、MBAで体系的に学ぶことを決意しました。
地方在住であることに加え、仕事と子育てを両立する中で、対面での通学やチーム活動への参加は現実的に難しい状況でした。その中でBBT大学院の「いつでも、どこでも、何度でも学べる」環境は、自分のライフスタイルと高い親和性がありました。実際には移動時間や家事の合間を活用して講義を受講し、理解が不十分な部分は繰り返し学習しました。ディスカッションも隙間時間を活用し、効率的に取り組むことができました。
特定の苦手科目はありませんでしたが、実務家である講師による最新事例の講義は、自分の知識とのギャップを強く感じる場面も多くありました。その中で、これまでの考え方に固執せず、新しい知識を受け入れる「アンラーニング」の重要性を実感しました。この姿勢は在学中だけでなく、現在にも継続的な学びとして活きています。
特に印象に残っているのは「戦略的人材マネジメント」、「リーダーシップ」、「企業のガバナンスと倫理」です。これらの科目を通じて、人はロジックだけでは動かず、感情や価値観、組織の文脈を踏まえた働きかけが重要であると学びました。以前から感覚的に捉えていた考えを、理論や事例を通じて体系的に理解できたことに加え、ディスカッションを通じて自分の考えを言語化し、発信する力が養われたことで、自信にもつながりました。この学びは、組織や人に働きかける際の軸となり、自社の経営理念である「人から経営を、経営から人を変えることで社会に貢献する」という考え方の土台にもなっています。
履修科目に限らず、多くの講義にアクセスできる点は非常に魅力的でした。日々の学習に加えて、自身の関心領域を深掘りできる環境が整っており、主体的に学ぶ姿勢を後押ししてくれます。また、講義内容は実務に直結するものが多く、最新の事例に触れられる点も大きな価値だと感じています。
子育てと家事に加え学業を両立するため、「やること」と「やらないこと」に切り分け、時間の創出に取り組みました。特に家事や仕事の隙間時間は、事前にダウンロードした講義の視聴やディスカッション準備に充て、細切れの時間を有効活用しました。また、子どもの就寝後に課題やディスカッションに集中する時間を確保するなど、時間帯ごとの使い分けも意識しました。さらに、家事の分担や試験前の環境調整については家族の協力を得ることで、継続的に学びに向き合える体制を整えました。これらの工夫により、仕事・家庭・学びのバランスを維持することができました。
学びたいと思えば無限に学べる環境であるがゆえに、終わりがなく、時間管理には大きな難しさを感じました。そのため「一定の時間内に結論を出す」ことをルール化し、完璧を求めすぎない意思決定へと切り替えました。これにより、学習の質と効率を両立しながら、必要な睡眠時間も確保できるようになりました。この経験は、従来の完璧志向の働き方を見直し、限られた時間で成果を出す実務スタイルへの転換にもつながっています。
日々の文字ベースでのディスカッションを通じて、議論力と意思決定力が大きく向上しました。以前は自分の考えを言い切ることに躊躇がありましたが、「一定の時間内に結論を出す」「明確に言い切る」という習慣が身についたことで、実務においても判断のスピードと精度が高まりました。また、議論の訓練を重ねたことで、ファシリテーションにおいても意見を引き出し、論点を整理しながら前向きな合意形成へ導く力が向上しました。
物事を多面的に捉え、「自分ならどうするか」を考える習慣が身についたことで、意思決定の在り方が大きく変わりました。日々新しい情報が更新される中でも、周囲の意見を取り入れながら「一定の時間内に結論を出す」ことを意識するようになり、自分の判断に一貫性を持たせられるようになりました。その結果、自分の言動を説明可能な状態で選択できるようになり、迷いなく行動できる場面が増えています。こうした思考と行動の変化が積み重なり、生き方そのものの変化につながっていると感じています。
BBT大学院での学びを通じて、「アンラーニング」の重要性を実感しました。また、女性の働き方に加え、障害のある子どもを持つ家庭や教育現場との関わりを通じて、社会における構造的な課題への問題意識が一層強まりました。今後は、こうした課題に対して経営の視点からアプローチし、多様な立場の人が能力を発揮できる環境づくりに貢献したいと考えています。そのためにも、個人として完結するのではなく、様々な専門性を持つ人と連携しながら、より多くの人の選択肢を広げる活動を継続していきます。
BBT大学院での学びは、自分自身と向き合う時間の連続です。これまで気づかなかった思考や行動の癖に直面し、課題を認識する場面も多くありますが、それは成長の出発点でもあると感じました。限られた時間の中で考え抜き、アウトプットを重ねる経験を通じて、自分の成長を実感することができます。現状に課題意識を持ち、変わりたいと考えている方にとって、大きな価値のある学びの場だと思います。