日々の業務が多忙を極め、終電で帰宅して直ぐに布団に潜り込む生活を続けている内に、漠然と「50歳になるのに、自分はこのままでいいのか?」との思いが強くなりました。そこで自身の半生を冷静に、真剣に振り返ってみました。結果は、自分は「こんなもんでいいや」と妥協するような人間ではないにも拘わらず、牙を抜かれて根拠のない安寧の上に胡坐をかいている自分自身に気付きました。以来、「このままではいけない」と言う思いは強くなり、具体的な目標が浮かばなくとも「明日は頑張る」と言う根拠のない決意だけを新たにして、手当たり次第にビジネス本を読んではみましたが一向に頭には入ってきません。やはり、正しい知識を正しいアプローチで身につける、体系的な学びが必要だとの結論に至りました。然しながら、目の前の仕事は山積している中で通学は不可能、実際、資格取得学校での勉学を途中で放棄した過去も有る中で辿り着いたのがBBTでした。
MRとして現場で患者さんや医療者に向き合う経験と、本社マーケティングで戦略を立案する経験の両方を積む中で、意思決定の基準や優先度、時間軸が噛み合わないもどかしさを強く感じていました。また、部門横断のプロジェクトを推進する際に、個人の熱量だけでは人を動かし切れず、論理と信頼の両輪で合意形成を設計する力が不足していると痛感しました。さらにコロナ禍の面会制限や規制変更など不確実な環境変化に対して、意思決定が遅れてしまう自分にも課題を感じていました。これらを体系的に克服するために、MBAという選択肢にたどり着きました。
当時所属していた事業企画部門において、社会課題に関する自由なテーマで8か月近く企画を練っていました。外部有識者、潜在顧客へのインタビューも様々な角度から12~13件は行なったと思います。しかし結果的に社内審査は通りませんでした。審査結果のフィードバックに対し納得が行かなかったこともあり、もう少し探求しようと考え始めていたところBBT大学院への入学が頭に浮かびました。大学院の説明会には7~8回出席したと思います。そうしているうちに入学が徐々に現実味を帯びてきて、BBT大学院で学びを深めることで企画が通るための要諦が身に付けられるという思いに至りました。
自社(メーカー)の中でITを活用した社内業務の改革を進めるだけでなく、IT/デジタルを活用して「売り」を作る事業を自ら起こし展開したいと考えていました。またサービスを企画・開発して販売すればよいという発想ではなく、それを使って顧客が仕事を増やす、儲けにつながる確度を高めることが重要だと考えていました。そのために、ビジネスの仕組みや業界構造などを頭と体で理解し、企画構想力を高め、利害関係者を説得する力をつけ、そして企業経営に関する広範な実践スキルを身につけることが必要でした。IT畑出身の私にとってそれら全てを体得するとしても膨大な時間と場数を踏まないといけないですし、単発の研修や独学には限界があります。そこで効率的かつ網羅的に進めていくために、MBA取得のプロセスを選択しました。
私が勤める企業は国内市場ではトップシェアを誇ります。しかし世界の市場での存在感は徐々に低下しています。国内でのシェアも海外の競合企業に浸食されている状況です。海外競合が超大規模な設備投資やM&Aで巨大化する中、私が定年の歳を迎えるまでに当社は存続できているのか考えるようになり、漠然とキャリアに不安を持つようになりました。たとえば転職したり起業したりして新たなキャリアを切り拓く選択肢もあるかと思いますが、幅広いビジネススキルや意思決定スキルに自信がないままそのような道を歩んだとしても、後ろめたさや後悔が付きまとってしまうのではないかとも感じていました。
知識は、書籍、ニュース、各種メディアなどを通じて独学することは出来ます。しかし、それらの知識を統合して結論と方向性を見出す実践的なトレーニングは独学では難しいと考え、そのトレーニングの場としてMBA取得を目指しました。
自分で会社を立ち上げたこともあり、現在も法人の経営に携わっていますが、経営や経営管理につながることを改めて独学ではなく、体系的に学び直し、実践につなげられることが必要だと考えました。また、社会福祉分野についても、福祉経営に対する説得力ある発言や発信をしたいと考えており、そのためにはまずは自分がその力をつけなければと思いました。その想いを恩師に相談したところ、社会福祉の学び直しより、経営管理から考えてみることの方が良いのでは、と助言をいただいたことが決め手になりました。
生物研究や臨床検査といった医薬の研究に携わった後に、ITエンジニアとしての転職をしました。研究現場でのニーズとITエンジニアの考え方や要求の両面が理解できる様になり、様々な場面で活躍できる様になりました。しかし両方の言い分を汲んでいるだけでは板挟みとなり、自身が世話しなく動き続けるだけになってしまう現実があり、打破するために自身の価値や行動をビジネス目線で話せる力が欲しいと考えMBAを取得することにしました。
前職の昇級・昇格試験の場で自社の成長戦略を提案したのですが、結果は散々で、なんと経営陣から「期待していたのに失望した」とまで言われてしまいました。そのときに、実力をつけたいと思ったことがきっかけです。「俺は間違っていないぞ」ということを証明したかった気持ちもありました(笑)。
その時の課題は「100年後を見据えた成長戦略の提案」でした。BBT大学院で学んだ今、当時の内容を振り返ってみると方向性としては間違ってはいなかったと思います。自信をもって提案できなかったことが一番良くなかったのだと思います。経営陣からしたら、言い出しっぺのくせに任せられるような気合が感じられなかったのでしょう(笑)
今なら、PEST、5F、STP、4Pなどのフレームワークでファクトを整理し、自信をもって提案できるように考え尽くすと思います。
抜け漏れが無いように考え尽くす訓練はBBT大学院で存分に積めました。
「より良い社会にしていきたい」を核に、ビジネスパーソンとして成長していきたい自分にとって、MBAでの学びはその成長を促進するために必要なエッセンスです。MBAはビジネスにおける問題発見力と解決力を高めるために必要な知識・考え方を広く学んでいくもので、マーケティング、経済、会計、組織管理、リーダーシップ、コンプライアンス、IT、論理的思考力、批判的思考力、といったことを学んでいきますが、いずれも必要な知識・考え方だと思っていました。だからこそ、MBA取得を社会人=ビジネスパーソンとなって、すぐに考えるようになりました。
転職を機に役職が上がり、意気揚々としていましたが、求められる仕事の難易度も高くなる中で、自己流の限界を知り、危機感を感じるようになりました。そして、今までの経験の延長線上ではなく、一からマネジメントを体系的に学び、限界突破をするための知識とスキルを手に入れたいと思うようになりました。