20代の時にMBAの取得について興味を持った時期がありました。それは前職で新規事業の立ち上げを行っているタイミングでした。理由は、成功の条件を知りたかったからです。時がたち、今の会社での北米赴任中に多くの日本人MBA留学生と友人になりました。皆そろってとても良い学びであり長く使える知識であると語られており、話を聞く中で憧れを持つようになりました。
自社の新規事業に関わるようになってから、あらためて自ら今後の行方を考え出す必要がでてきました。今の自分ではスキル不足だと強く感じていた折、ちょうどタイミング良くBBT大学院のMBAの存在を知り、短期間の検討ののち入学を決めました。
私は20代で大都市圏にて就職し仕事をしていましたが、自身のルーツである西日本から離れていることに不安を感じUターンしました(実際はJターン)。地方で働くことにようやく慣れ、自身がやりたいことは一通りやったから落ち着こうと考え始めたとき、ふと25歳~65歳の社会人人生において、40代前半の自分はまだ折り返し地点にすら到達していないことに気づき衝撃を受けました。
もう一花咲かせたいけれども、しかし自身が何をやりたいのか、何ができるのかがよくわかりません。周囲のシニアエンジニアが定年退職していく姿を見てもパッとせず、従来のエンジニアの延長にワクワク感は感じられませんでした。そういう中でエンジニアという枠から外に踏み出し、より大きく、より広く、より社会に貢献できる人材になりたいと思い、自身のスキルアップの手段としてMBAコースの受講を決めました。
なぜMBAを取得しようと考えたか?と聞かれると、シンプルに「興味関心があったから」という一言に尽きます。上述したとおり、現在は個人事業主として独立しており、今後の事業の拡大等も全て自分で考え実行しなければならない立場にあります。そのため、今後必要となるであろう経営者としての知識やスキル全般を体系的に学びたいと考え、思い切って2021年の春に入学しました。
社労士は労働法の専門家ではありますが、企業経営は労務だけを軸として運営されるものではありません。また、人材=コストと考えられがちな風潮の中、社労士として経営者の方に人材投資の必要性を訴えても受け入れていただくことは困難です。経営者の心を動かすためには、経営者が何を考えているのか、どういう視点でものを見ているのか、それを知ることが必要だと痛感しました。
転職を決意して、会社に辞表を提出した時、今までの自分のままでは何も変わらない、何か違ったことを行って変わりたいと考えていました。今までと同じことをしていたら、転職した意味がないと思ったからです。そう考えている時に、知人に転職するのであれば、勉強をしたらいいのではと言われました。そのあと押しもあり、MBA取得を考えました。
もともと化学のバックグラウンドを持っていたため、大学院を修了後に化学品商社に入社、その後化学品メーカーに転職し、合わせて6年ほど法人営業に従事していました。しかし、営業という仕事を日々続けている中で、「この仕事は、本当に自らのライフワークに出来るだろうか」「このまま同じ職を続けていて、自分の力で生活していくスキルが身に付くのだろうか」という不安を覚えました。自分のやりたいことを自分で切り開いて生きていく力を身に着けたいと思い、経営スキルや起業という選択を考え始め、MBAの取得を決意しました。
生物研究や臨床検査といった医薬の研究に携わった後に、ITエンジニアとしての転職をしました。研究現場でのニーズとITエンジニアの考え方や要求の両面が理解できる様になり、様々な場面で活躍できる様になりました。しかし両方の言い分を汲んでいるだけでは板挟みとなり、自身が世話しなく動き続けるだけになってしまう現実があり、打破するために自身の価値や行動をビジネス目線で話せる力が欲しいと考えMBAを取得することにしました。
BBT大学院を知ったのは説明会参加やネットの情報が最初ではなく、当時勤務していた山口県の前任者がたまたまMBAホルダーでした。それまでMBAという言葉こそ知っておりましたが、特に理由もなく自分には関係ない話だと感じており、その前任者の方から受けた影響は大きかったと振り返ります。特に、MBAについての事前知識や準備もなく入学をしたのですが、今となればその決断は間違ってなかったと思えているので良い決断をしたと感じております。
前職の昇級・昇格試験の場で自社の成長戦略を提案したのですが、結果は散々で、なんと経営陣から「期待していたのに失望した」とまで言われてしまいました。そのときに、実力をつけたいと思ったことがきっかけです。「俺は間違っていないぞ」ということを証明したかった気持ちもありました(笑)。
その時の課題は「100年後を見据えた成長戦略の提案」でした。BBT大学院で学んだ今、当時の内容を振り返ってみると方向性としては間違ってはいなかったと思います。自信をもって提案できなかったことが一番良くなかったのだと思います。経営陣からしたら、言い出しっぺのくせに任せられるような気合が感じられなかったのでしょう(笑)
今なら、PEST、5F、STP、4Pなどのフレームワークでファクトを整理し、自信をもって提案できるように考え尽くすと思います。
抜け漏れが無いように考え尽くす訓練はBBT大学院で存分に積めました。
「より良い社会にしていきたい」を核に、ビジネスパーソンとして成長していきたい自分にとって、MBAでの学びはその成長を促進するために必要なエッセンスです。MBAはビジネスにおける問題発見力と解決力を高めるために必要な知識・考え方を広く学んでいくもので、マーケティング、経済、会計、組織管理、リーダーシップ、コンプライアンス、IT、論理的思考力、批判的思考力、といったことを学んでいきますが、いずれも必要な知識・考え方だと思っていました。だからこそ、MBA取得を社会人=ビジネスパーソンとなって、すぐに考えるようになりました。