最初のきっかけは「とにかくガッツリ勉強したい」という勉強熱が上がったタイミングに「オンラインでMBA」という宣伝文句が引っかかっただけでした。
おこがましくもこの先昇進していったときにどんどん忙しくなることが予想され、今のうちに経営を学んでおかないと経営層に入ったときでは手遅れになると思いました。
そんな中どうせ勉強するならMBAがちょうどよいと判断。
・・・ともっともらしく理由を書いてみましたが、ほとんど”衝動入学”で最終期の入学試験に滑り込みで出願しました。
きっかけは、約1年半出向し、海外案件に携わったことです。具体的には、それまで自分なりに経営に関する知識や資格は習得してきたものの、海外の異文化の方々と接するうちに、論理的な考え方や本質的な物事のとらえ方などが欠如してると実感しました。また、そのプロジェクトのメンバーや取引先企業の方にMBAホルダーがいたことや取引先企業の中に働きながら学校に通う方がいることを知り、自身も更に体系的な知識習得に貪欲にならなければならないと感じたことです。
現在勤務している会社では、前職の経験を活かす事で、入学前には次長職になっていました。しかし、私は大学を卒業してからは飲食業でしか働いた事がありません。今後、大きな視野で意思決定をしていく立場になるにあたり、自身の知識や能力が非常に偏っている事に気づき、このままでは通用しない、そう考えるようになりました。自身が管理職として会社経営の一翼を担うにあたって、今までの経験に基づいた感覚だけではなく、経営の実務を学ぶことが必要だと感じた事がきっかけです。
何かを学びたいと考えだしたきっかけとしては、東日本大震災。あの光景を見て、無力を感じたのと同時に、自分一人では何もできないが、何かしらの力になれる事はあるのではないか? 被災地では眠れない毎日を送っている人々が大勢いるにも関わらず、自分は楽していて良いのか?と考え、何か学べることはないか、と思ったことがきっかけです。
IR事業は複数の企業と行政がコンソーシアムを形成し大型の商業施設を運営しますので、WIN-WINを成立させるためにはMBAの学びが必須だと考えました。MBAは体系的かつ包括的に経営を学ぶことができ、私は特に事業構想力と問題解決力において学びを得たいと思い、机上の空論ではない実践的な訓練を積みたいと考えました。
MBAの取得を考えた理由は二つあります。
一つ目は突発の交通事故に遭ったことです。交通事故の影響で頚椎ヘルニアになり、手の痺れのためパソコンを打つことすらできない状態に。療養時の唯一の楽しみが読書だったのですが、その時に、大前学長の『やりたいことは、全部やれ』という著書に出会い、長年「経営の体系的スキルがないままでいいのか」と疑問を感じていたことを思い出したのです。痛みに屈っしている場合でないと考え、MBA取得というもう一つ高い目標を掲げて、自分を追い込む環境を作ろうと思いました。
また、父は会社と専門学校の経営、母は婦人服販売の会社を経営していたことから、私も会社経営の知識を得たいと考えたことがもう一つの理由です。
元々、大学が経営学部だったこともあり、MBA自体には昔から興味があることはありましたが、自分が行けるようなものではないとも思っていたところがありました。憧れだけで終わるものなのかなとも考えていました。ちょうど入学する1年前に当時の会社にて部署異動があり、それまでに行っていた業務と違う事をするようになって時間的に若干の余裕が出来たことと当時の先輩より「国内でもMBAを取得できるところはある」と聞いて興味本位で調べ出したところがきっかけとなりました。
入社以来、希望していた海外部門への社内転籍を機会を掴み、海外駐在を含め10年の海外部門を経験しました。プレーヤーからマネジメントの立場になった際、自らの知識と見識不足を痛感。成功や失敗など様々な経験を積み、国内に帰任となりました。国内帰任直後は目標を失い、自身のキャリアについてもまったく将来を描く事ができない状況でした。空虚な毎日に何かの目標を探している時にMBA取得を見出しました。
私の事務所で行っていた企業再生業務のメインは、財務の改善でした。経費の節減等を行って、返済原資を増加させることと、金融機関からの返済期間の延長です。しかし、売上高が年々減少していく中小企業が多く、経費節減と返済期限の延長だけでは、再生ができない企業を多く見てきました。根本的に事業領域の見直しやサプライチェーンの見直しを行わなければ、立ち行かない企業に多く接しました。本業の立て直しが必要であることはわかっていても、その時の私の事務所では、本業の立て直しができるだけのスキルがありませんでした。何とかそのスキルを身に着けようとして、経営の勉強をすべくMBAの取得を考えました。
前職で東南アジア地域における新規IT事業の企画および業務遂行にチャレンジしましたが、目標とする収益まで届かず、事業としては撤退となりました。帰国後に振り返ってみたときに経営リテラシー全般が足りていなかったことを実感し、自分にとって一番効率の良い手段として、MBA取得を考えました。駐在時代の上司がMBAホルダーで、非常に尊敬できる方であったことも影響しています。