大前学長が提唱している4つの経済空間、すなわち「実態経済」「グローバル経済」「サイバー経済」「マルチプル経済」とう概念があります。これらの変化にともない、連動して様々なビジネスのあり方も大きく変わってきていると言われています。まさに答えのない中で自ら最適解を見出せるスキルセットがすべてのビジネスパーソンに求められており、その意味でRTOCS(Real Time Online Case Study)という学び方は有意義でした。
他の修了生の皆様が体験談に記している通り、BBTの戦略系科目では実存企業の戦略検討が週に1題課されます。これがRTOCSという名称で運営されており、修了までの約2年間ほとんど毎週つづいていきます。その数おおよそ1,000本であり、まさに1,000本ノックと言えるものでした。他の大学院にはないBBTならではの学び方ですね。
さて、このRTOCSは戦略検討のアプローチを血肉化するにあたって非常に効果的でした。古いケースを学ぶのではなく、現在のプロ経営者が何を考えどんな手を打とうとしているのかをリアルな情報を用いて検討することによって、経営者目線を養うことができると同時に、幅広い知見を手に入れることができたと実感しています。
「イノベーション」という科目には「0」→「1」を生み出すための方法論がぎっしり詰まっていて、まさに大前学長の虎の巻のような科目でした。どのような業態でもイノベーションの根本的な発想方法は共通しており、修了後も繰り返し視聴する中で都度新しい気づきが得られます。これからも反復し、実践していくことで鍛え続けていきたいです。
BBTの特徴の一つにRTOCS(Real Time Online Case Study)があります。これは経営戦略系の科目において、毎週1題実在する企業がピックアップされ、自分がその企業の経営者だったとしたら今後どのような戦略方針を打ち出すか?を検討する内容のものです。検討の過程において企業の課題を分析したり解決アプローチを模索したりするなど、BBTで学んだあらゆることを総動員させて進めていきます。これに毎週取り組んだ経験が、自分の成長に大きく寄与したと考えています。より具体的には、進むべき方向性を示すための当該企業の問題発見や課題設定を行う過程、そして調査結果の多角的な分析を通じて本質的なインサイトを導き出す過程… こういった取り組みの繰り返しが、戦略立案や問題解決思考の定着化につながっていきました。もちろん通常の業務でも非常に役立っており、これまでよりも直面する問題の壁が低く感じるようになりました。
なお、当然自分が普段かかわらない業界や企業がピックアップされることの方が多いです。調査/分析を通じて様々なドメインにおける知識や視野が広がっていくことも楽しかったです。
複数の当事者へのヒアリングを行い一次情報を収集し、事象の解像度を上げ、更にテクニカルな分析を進めることで本質的な課題を見極める… このような一連のアプローチを当科目では学べます。また対策案についても異なる切り口で多様な発案を行い、最も効果的なプランを採択するといった解決フェーズの思考技術も平行して習得します。
思い付きで解決策を講じるだけでは成功確率は低いという実務上の経験があるなか、問題解決のアプローチを体系的に学べたことは有意義でした。卒業研究で活かせたことはもちろん、あらゆる実務で応用できています。
リアルビジネスの実情報を元に、毎週限られた時間のなかで学長チームと学生とで行うRTOCS(Real Time Online Case Study)は他のどこのビジネススクールにも真似できない、BBTのお家芸だと思います。ケースを選定したり分析資料を作ったりするスタッフ側も相当大変はなずだと思われます。そういった取り組みに実践力強化に対するBBTのコミットメントを感じました。これが、私がBBT大学院への入学を決めた理由です。RTOCSで扱ってほしい企業を受講者がリスクエスト出来る仕組みもある点も面白いと感じていました。
他には英語科目が期待以上に充実していましたね。参加する受講者は英語科目ゆえかグローバル企業の方々が多く、文化や考え方の違いを意識しながらディスカッションできたことは貴重な体験でした。
実は正規の科目ではないのですが、経営戦略論などの学長科目における参考コンテンツであった「議論する力」が非常に印象に残っています。日本企業においては「議論」することを極力避けて、年功序列や阿吽の呼吸で仕事を進める、生産性の低いやり方が多いと言われています。そういう中で、ワールドスタンダードである「debate」について学んだことは学びが大きかったです。この講義があまりに難解だということで(もう退官されてしまいましたが)元ベイン・アンド・カンパニー日本支社長である後先生による補足レクチャーがあったことも面白かったです。
私は後先生と川上真史先生の講義が好きでした。両氏による「リーダーシップ」「戦略的人材マネジメント」を履修できたこと、川上先生の参考コンテンツである「組織人事ライブ:リベラルアーツ論」を受講できたことは宝物です。同じく参考コンテンツとして視聴したDeNA南野智子CEOによる「不格好だけど経営は面白い」も忘れられない講義でした。
BBT大学院の大きな特徴と言えばRTOCS(Real Time Online Case Study)です。これは、履修期間中は毎週実施されるものであり、実在する企業の戦略立案をトップの立場から考えるといった内容です。取り組み始めた最初のころは、思い浮かんだ自分のアイデアを補強する為だけの情報収集を行っていましたが、講義で学習した問題解決のアプローチを自分なりに実践していくことで、本質的な問題発見からその解決策までを論理だてて考えることが出来るようになっていきました。言い換えれば、全社変革を企図するトップマネジメントの思考法を身につけることが出来ました。
大前学長が担当する経営戦略系科目の学び方はケーススタディが中心です。これはRTOCS(Real Time Online Case Study)と称されており、受講期間中は毎週一題、実企業の経営課題の分析に取り組むものです。自らデータを取りに行き、課題を抽出し、そして打ち手の方向性までを検討する内容ですので、一連の分析プロセスを反復的に繰り返すことができます。こうして学んだ様々なスキルが血肉化されていくことを実感できました。たとえ明日から経営コンサルティングをやってくれと頼まれたとしても、対応できるほどの自信がついたと思います。
大前学長の戦略系科目ではRTOCS(RealTime Online Case Study)というケーススタディアプローチが学びの中心になっています。ケースワークとして取り組むのは企業だけではなくNPOや自治体等もふくまれており、当該組織の経営戦略を自分なりに考えることで、あらゆるMBAの学びを実践力に昇華できる機会となります。
大学院での在籍期間中は基本的に戦略系科目の履修がずっと続き、2年間で約100ケースに取り組むことできます。これにより、BBTの修了生は戦略立案におけるフレームワークやテクニックは当たり前のように使えるようになります。入学時と比べ修了時には明らかに自分のスキルが上がっていることが実感できますね。
またケーススタディ以外にも講義を通じて大前学長のモノの見方に触れられる点も面白いです。世界最高峰のコンサルタントによるマネジメントの要諦がギュッと凝縮されており、これだけでも学費以上の価値があるのではというものでした。
BBTの教育の醍醐味と言っても過言ではないRTOCSが実施される大前学長の経営戦略論や、元マッキンゼーのパートナーが教鞭を執る問題解決思考(Problem Solving Approach)が最もタメになりました。時間の工面が大変だったり体力勝負だったりするところはありますが、在学中にこれらの学びと向き合い、日々考え続けたことで論理的思考力や頭の回転力が成長したことを実感しています。それが自信にもつながり、日々の生活が充実していることは間違いありません。