入学当初は、目の前に相手がいない且つクラスメイトの人となりを理解していないため、AirCampus上での議論に戸惑いましたが、スクーリングやその後の懇親会でのクラスメイトとの出会い、親睦や議論を深めることで、想定以上に早く慣れました。逆に、目の前に相手がいないため、相手に自分の考えを正確に伝えるための最適な表現(言葉)はどういったものか?を考える癖がつき、表現(言葉)の大切さを痛感しました。また、AC上に投稿した発言に、クラスメイトからコメントが入るとスマホやメールに通知が届きますが、経験を重ねるごとに、この通知の回数が自身の発言の質や量のバロメーターになっていると感じられ、発言への動機づけにもなりました。
自身は飲食業での経験が長い事から、議論や会議になると勢いや声の大きさ、話し方の上手さで方向性が左右されることがありました。しかし、テキストベースで行う議論においては、話す機会は皆平等。話す事が苦手なメンバーの考えにも触れる事ができ、議論の幅は広がります。更に様々な業種の方の考え方も交じり合い、今までの環境では得る事ができなかった議論の深さを体験する事が出来ました。また、文面で物事を伝える難しさは、自身が如何に勢いや声の大きさ、役職パワーに頼っていたのかが分かった事も学びとなっています。
社会人を対象にした大学院は多くあります。その大学院の殆どが、夜間や休日の限られた時間を使って授業を行い単位の取得を目指します。
ですので、この時間が仕事だと、通学の大学院には通う事は出来ない、通学出来ないほど忙しい人だから、また更に忙しい人もBBT大学院は対象にしているため、講義は優しく設定されているかと思いました。
しかし、どこでも学べるからこその、言い訳(仕事を)の効かない講義の量でした。
通わなくてもよいのは、決して楽なのではなく、どんな所や時間でも学べる環境が整っているので、やった分だけ身に着くことが出来る教育の場でした。
RTOCSの結論は100社あれば100通りあります。体系的かつ包括的な学びがなければ100通りの結論は出せないと思いました。最新の企業情報を基に結論を出していく醍醐味を味わい、大変意義のある2年間でした。新規ビジネスモデルの構築、M&A、コーポレートガバナンス、CSR、などクラスメートと議論しながら最終的には自分の結論を出すという訓練は生涯の財産となりました。
科目の種類が豊富で、内容も実践に即役立つものだと感じます。また遠隔で講義を受けられるので、日本のみならず海外にいるクラスメートとの議論も活発に行います。遠隔授業がメインですが、スクーリングなどではクラスメートに対面でリアルに会うこともできます。オンライン上の様子と実際に会った時のギャップを垣間見ることができ、楽しさを感じました。さらに卒業生との交流も盛んに行っているので同期生以外の方ともつながりが持てています。
入学してからの1年間ははっきり言って何かに追われているという状態でした。あれもこれもやらなければいけない。なのに仕事もある。じゃあ何から手をつけよう?と。どれも興味を沸かせる講義が豊富にあり、クラスメートとのディスカッションもし続ける必要がある。楽しいけど、非常に大変。ただ、そうやって得たものは単なる知識とかだけではなく、自分の中で知らぬうちに広がっている世界がこんなにも様々な色合いを見せてくれたと思っています。
サイバー上で議論をし、仲間と知識を深める仕組みは、日中仕事をしながらでも学べる画期的な仕組みであると考えます。BBTのオンライン受講システム以外では私は仕事をしつつ、MBA取得する事が出来なかったと考えています。本当にBBTには感謝しています。
通学形式の大学院と比較すると、十分調べたうえで発言ができると実感しました。実際の教室の講義であれば、議論できる時間はその講義の時間に限られます。事前の準備の範囲でしか、ファクトを収集できません。しかし時間を気にせず、ファクトを収集して、自分自身でじっくりと検討したうえで発言することによって考える力を鍛えられました。
大学院では、Fact(事実)に忠実に、「要は何か」、「なぜそう言えるのか」、「What if(自分だったらどうするか)?」の3つを常に考えることを徹底されます。そのため、自分の意見を発言することが求められ、遠慮なく質問も行います。自社内でしたら、上司や同僚に対してディスカッションを行いたくても、役職や相手の性格、空気を読まなければいけないということもあり遠慮しがちですが、自分とは異なるバックグラウンド(年齢や業種)を持ったクラスメイトと思う存分意見が言い合えるのは貴重な体験だと思います。
BBT大学院の授業は、経営学の基礎知識を学びながら、企業が直面している経営課題を題材としたグループワークなども盛り込まれており、実ビジネスに即活用できるスキル・ノウハウも習得することができます。加えて、テキストベースの議論により、思考の粘着・深みが強化されます。AirCampus上では、同じ結論に至っても考察の流れが異なっていたり、プロセスが似通っていても結論が全く別ものとなっているケースも散見されるため、自身の思考プロセス改善には非常に有効な手段と言えます。