海外赴任中は必然的に家族全員で行動することが多くなります。その様な状況でも入学前に学びの時間を確保することに理解を求めると共に、家族のケアにも手を抜かないことでバランスを取りました。実際は家族が寝てから勉強の時間を作り出した、と言う状況でした。
平日は21時頃に仕事から帰宅、そこからとことん授業・課題というスタイルでした。特に入学間もないころはアウトプットにかなりの時間を要したために効率が悪かったのですが、アウトプットまでの脳内回路が効率化されるとともに全体の時間配分もうまくなっていったのは大きな収穫です。他方で土曜は妻が仕事ということもあり、子供たちの面倒と自分のリセットに割り当てました。
在学中は、とにかく時間に追われている状況でした。
時間の使い方を見直し、空いている時間を「このために使う」と決めました。
例えば、平日は、家を出る時間を1時間早め、授業を電車の中で視聴し、出社前1時間は漫画喫茶でAirCampusの議論の時間にあてていました。週末は、勉強に時間を割くことが多かったのですが、土曜日の夕方の2時間だけはジムに行く時間にしていました。
卒業後でも、時間の使い方は上手くなったと実感しています。
一人で住んでいて当時は残業もさほど多くなかったことから、他の皆さんに比べると公・私・学をバランスさせることに比較的苦労はなかった方だと思います。それでも出張者のアテンドが多い時期などはなかなか学びの時間が取れませんでした。しかし、いろんな部門の出張者と話すことで視野を広げる機会ととらえ、学んだことについて相手に議論をぶつけてみていました。
24時間という限られた時間の中で、この3つをバランスさせることはとても大変なことでした。それぞれに充てる時間を大まかに決め、講義を視聴するスケジュールを予定しました。仕事については、パフォーマンスが下がることのないように注意して作業する時間の効率化を図りました。出張時は、通常より2時間程度早く起床して勉強時間を確保しました。また、週末は土曜日を終日勉強する時間に充て、日曜日は家族サービスの時間に充てました。この他、通勤など の移動時間にも講義を視聴するなどして時間を有効活用しました。
在学中は、学習時間に週35時間から40時間ほど時間を使いました。週末もほとんど近所の喫茶店にこもりっきりの状況でした。しかし、設定した時間以外には、極力持ち込まないようには努力はしました。しかし、状況を理解してくれた妻に本当に感謝の言葉しかありません。ただ、時間の使い方には徹底的にこだわるようになりました。週間予定を立てやるべきことのコントロールや、家族とは年初に1年間に3回は家族旅行をすることを約束し、事前に年初計画として立てあらかじめ予定が入らないようにスケジュールをコントロールしました。
独立起業していたため、講義の内容が自分の仕事に直結しており、勉強しているというよりは仕事をしているような感覚でした。良い事業をするための勉強なので、余暇であり生活であり、バランスを取ろうとはしませんでした。今となってはクラスメイトとの交流をもう少し取れば良かったと思うのですが、旅行や飲み会は優先順位を決めて制限をかけて勉強の時間を確保しました。
仕事には影響を与えたくなかったので、仕事以外の時間で家族との時間と勉強の時間をいかにバランスよく確保するかに腐心しました。家族には勉強に充てる時間を事前に宣言し、協力を求めました。事前に伝えておくことで家族のほうでも心づもりができ、都合がよかったようです。平日は仕事以外の時間はほとんどすべてを勉強に充てていましたが、週末は家族との時間も大切にしました。週末は家族といっしょに食事をとる、長期休暇時は家族旅行に行く、普段の週末も家族との外出等のイベントをある程度は入れるようにするなど、週末は家族との時間も作るようにしました。また、修了式は家族もいっしょに参加できるのですが、これは家族の者にも達成感をいっしょに感じてもらえるよい機会となりました。
毎日帰宅が12時過ぎであったため、1日で一番元気な時間、朝にできることは全て行うよう、毎日4時に起床し2時間は必ず机について学習する時間を確保しました。 その他は身支度の時間やシャワーを浴びながらも講義受講をし、隙間時間をできる限り受講にあてがえました。2年目のワークショップ前等は英文の読み物も多かった為、週末は10時間以上図書館で費やしたこともあります。
仕事と家族の両方とも手を抜くことはできませんね。日々多忙な中でBBT大学院の時間を捻出するにはどうすればよいのか?タイムマネジメントがとても大事になってきます。
これを実践するには、まずは周りの理解が必要でした。2年間に限り、職場、家族ともに、勉強に打ち込むことの理解を求め、無用な会議や会合に出席しないことや休日の過ごし方について承知してもらいました。ただ、「量」は削減しつつも「質」の維持を目指しました。
次に、集中力を上げていかなければなりません。最大限BBT大学院での学習時間を捻出するようにしたのですが、それでも当初、課題に追いつくのが大変で、時間がいくらあっても足りない状態でした。しかし、しばらく経つと、学習に割く時間は当初と変わらないものの、論理的な思考方法とそれをアウトプットする能力が身に付き、限られた時間内でも質の高い発言を繰り返すことができるようになったと感じています。
24時間という誰にも平等に存在している時間をどのように有効に使っていくか。これは、経営者としても重要な能力です。BBT大学院での2年間を経て、時間の使い方がとても上手になりました。