BBT大学院での授業、及び講座の内容は、従来の日本の大学教育とは異なり、教師が生徒に教えるというスタンスではなく、生徒が自分の頭で考え、自分で問題解決に取り組める為に必要な素材を提供して下さいます。その素材の使用方法の習得に関しては、生徒自身が自律的、自主的に取り組むべきものと考えられている点では、それまでにそのような取り組みに対処した経験が無く、非常に戸惑いを覚えました。しかしそのような取り組みの必要性を自分自身が理解できるようになりますと、自律的、自主的に取り組むべき方法を自分で探すようになるものであることを体感させて頂くことが出来ました。
苦労とか悩みは特に感じませんでした。2年間で卒業する、その期間で起業のための基盤を作るというように、目標が明確になっていたためだと思います。
仕事とプライベートは昼間なので必然的に勉強は夜間となり、睡眠時間が少なくなっていつも寝不足状態でした。また、AirCampus上でディスカッションをしているといっても取り組むときには実際に自分のまわりに人がいるわけではないので、集中できるときと集中できないときのギャップが大きく、その部分でモチベーションを維持することに自分は難しさを感じました。
海外出張の際は、なかなか時間の捻出が困難で、かつ、インターネット環境を探すのに苦労しましたた。エアキャンパスでのディスカッションも時差があるのでそのやりとりに時間がかかることもありました。帰国後にキャッチアップすることもしばしばあり、学びが苦痛にならないように気を付けていました。
一時期、多くの科目を履修し過ぎた事がありました。そのため、課題の締切やディスカッションのタイミングが多数重なり、頭の切り替えに苦労しました。魅力的な科目が多いため、思いつくままに履修すると苦労すると思います。そして、サイバーであるがゆえに一度モチベーションが低下すると再度上げるのに苦労しました。ディスカッションから離れてしまうと、クラスメートの発言の未読が溜まっていくため、途中からの復帰はなかなか大変でした。そんな時は、モチベーションを上げるため、同期とリアルで会いました。
講義を受けて論拠を出しながら議論するのは結構苦労しましたが、一番苦労したのはやはりレポートの提出日が重なる時期によく徹夜したことですね。タイムマネジメントはとても大切です。
日本に比べて海外(私の場合は中国)では、やはりインターネット環境が悪く、通信スピードが遅いために、講義の視聴やダウンロードに通常より時間がかかってしまい、その分の時間的な負荷がかかりました。あとはやはり学びのための時間確保、時間配分がかなりタイトになりました。また、日本でのスクーリングにもできるだけ参加して教授、TA(Teaching Assistant)、同期生の皆様と交流したかったので、そのスケジューリングに苦労しました。
勉学の時間を確保することでした。睡眠時間を従前の5時間から3時間に短縮することで時間を確保しました。仕事後の深夜の勉学は辛かったです。
一番苦労したのが卒論研究です。事業計画をゼロからつくる、ということは自身も初めての取組でしたので、諸々進め方は講義等で把握していたものの、いざ取り組むとなると、たとえばその事業の妥当性だったり、とにかく検証すべき点が多くありました。
5年間かけて卒業すると決めていたので、同時並行で受講する科目は3つまでという自分ルールをきめて取り組んでいました。他のクラスメイトよりはじっくりと腰をすえて課題に取り組む時間はあったと思います。それでも講義を視て、参考図書を読んで、クラスメイトの投稿を読み込んで、価値のある発言をタイムリーに投稿することは大変で、睡眠時間は削られていきました。消化不良の科目もいくつかあってもったいないことをしたと感じています。
BBT大学院でのクイックレスポンスな議論に慣れていくにしたがって、就業時間中の仕事の処理もかなり早くなりました。具体的にはメールの返信が研ぎ澄まされていきました。訓練次第でアウトプットは早くなる一方で、じっくり時間をかけて考えないときちんとした結論にたどり着けない種類の課題もあったりと、どれくらい時間をかけて取り組むべき課題なのかという判断が難しかったです。