いつでもどこでも学べる自由度は、裏返せばいつにでも後伸ばし出来る事になります。自分で期限を設定し学びのペースを保つことが一番苦労しました。明日講義を受ければよい、議論は明日すればよい、と考えているとあっと言う間に置いて行かれてしまうので、自分を律して学びを続ける事に苦労しました。2年目の前期に様々なことが重なり、あまりに学びのプライオリティを落としすぎた為に、何科目か単位を落としていまいました。今考えればもっとうまく時間を使えたのではないかと思っています。
入学当初は授業・課題にまだ余裕がありつつも、徐々に密な科目進行になり自身の業務も忙しくなると圧迫されるのは睡眠時間。なんとか日曜日を使って消化していましたが、卒業まで時間のマネジメントには苦労しました。他方で、自分にとっての最低限寝なくてはいけない時間や意外とマルチタスク型の取り組みは自身に向いていないことが分かったのも発見でした。
仕事、家族とのバランスもそうですが、大学院ではAirCampusでの議論のみならず、レポート・課題図書の読み込み等、非常に多くの課題に追われます。AirCampusの議論は、「いつでも、どこでも」できるのですが、裏を返せば「こだわるときりがない」ということでもあります。
仕事、家庭とのバランスのみならず、大学院のカリキュラムも限られた時間の中で、どこまでやるのか?というタイムマネジメントと、どう優先順位をつけるのかという優先順位づけに苦労しました。
大学院のカリキュラムだけではなく、現実の世界でもタイムマネジメントと優先順位づけの能力は向上したと思います。
時間の確保と課題図書の確保でしょうか。特に本は、課題図書の周辺も読んでみたいと思うものの、なかなか気軽に手に入れることができませんでした。緊急の時は日本のAmazonから輸入しましたが、税金と送料でかなり高額になるので、時間はかかりますが出張者にこっそり頼むこともしばしばありました。今は電子書籍も増えてきましたし、この問題はほぼ克服されていますね。
時間の使い方に苦労しました。在籍していた2年間は、24時間をどのように使うのかということを常に考えていました。BBT大学院で学んでいるからといって、仕事のパフォーマンスを落とすわけにはいきません。限られた時間の中で仕事は効率的に、また高いパフォーマンスを維持するためにどうするのか、この点を考えていました。その結果、24時間の中で何が非効率なのか、どのようにすればタイムマネジメントがうまくいくかを考える良い機会となりました。
もっとも苦労するのは私生活のバランスを保つことでしたが、次に外国人にインタビューすることでした。BBT大学院は超実践型の学びの場です。幾つかの講義では一次情報として市場の生の声を聞いて仮説を立てることを求められます。私はタイにいながら学びましたが、実際にインタビューするサンプルを会社だけでは面白くないと思い、会社以外の方にもあって話を聞かせてもらうようにしました。伝手もない外国の地でインタビューするのはなかなか難しく、苦労しました。しかし、動いてみると本当に多くの方に助けていただき、良いインタビューができました。学ぶ以前は、自分は外国人だからその国の人には敵わないと思っていましたが、こうして動けば一次情報は取れ、仮説・検証できると自信になりました。
起業しているので自分の自由な時間も多い反面スケジュールが安定せず、プランが立てにくいということが課題としてありました。特に急な仕事が試験の期間に重なった時などの、どちらも捨てられない状況下には苦労しました。また、家族の看護と介護が発生したため精神的な負担も多く、時になんのためのMBAかと思うこともありました。しかし、先に卒業したクラスメイトの姿を見て頑張ることが出来ました。
勉強する時間を作ることに最も苦労しました。1年次の4月に始めた際には講義を聴くだけでいっぱいいっぱいでAir Campusでのディスカッションが十分できないような状況でした。そのような状態が1カ月程度続いたあと、1日6時間の時間を確保しようと考え、朝は4時に起床して2時間、通勤の往復で2時間、帰宅後2時間を勉強に充てることを目標にしました。それでも6時間できる日もあれば、体調や仕事の関係で十分時間がとれない日もあり、実際には平均すると4時間程度だったのではないかと思います。それでなんとか1年次はすべての科目をこなすことができました。それでも1年次が終わるころ、1年を振り返ると、多くの科目をこなすことが精いっぱいで十分に消化できていないという思いから、当初は2年での卒業を目指していたのですが、少しペースを落として密度を上げるために3年卒業を目指すこととしました。
2年次になると、すぐに卒業研究の準備が始まります。
私は、新規事業計画を選択し、1年をかけて、じっくりとゼロからビジネスプランを作成することになりました。これが、最もBBT大学院で苦労したことです。 テーマ設定から始まり、狙いを定めた業界の統計資料の分析やインタビュー、アンケートなどによる市場調査、業界分析。革新的なアイデアの発想、実現可能性の検証などを徹底的に行います。
長丁場ですので、その間、苦しい時期が何度となく訪れます。 担当指導教授からの熱い指導の機会も沢山いただきました。最後は、大前学長へのプレゼンがありますが、普通では経験できない緊張を味わうことができます。 とても苦労しましたが、卒業研究を仕上げるまでのプロセスのすべてが、貴重な経験となりました。
入学後、益々業務が忙しくなり、毎日12時過ぎに帰宅という毎日の中、どうやって勉強する時間を確保するかが一番苦労しました。また、仕事上辛いこともあり、講義を見ても集中できないなど、時間を有効利用できない自分に焦りを感じる時もありました。講義は全体的に改善やポジティブな内容なので、クラスメートとのディスカッションで元気をもらいました。苦しい状況の中受講している学友は他にもおり、何度もみんなで励まし合いながら、卒業することんができました。