本質的な問題は何かという事を探る癖ができました。業務を行う中、大小さまざまな問題に直面しますが、その本質的な問題は何か正しい処方箋とはどういったものなのかという事を常に考えます。また問題に対して当事者意識を持つようになりました。正直言って関係のない部署の問題でも、もし自分がその立場だったら?ということが思い浮かんできます。
卒業後会社の幹部と話す機会が増えましたが、その中で例えばM&Aについて提案できるようになったこと。また、組織運営においても何がチームメンバーのモチベーションになるのか等、あらゆることを戦略的に考えることができるようになり、日々の実践で大いに活きています。
BBTで学んだ2年間を通して、よく耳にしたのが、仕事をするという事は社会貢献をする事であり、その対価として報酬を受け取っている、という考え方です。自分は営業成績を上げる事を仕事の意義として取り組んでいたところがあり、これでは経営者目線としてはダメだと考えさせられました。自分は何のために存在しているのか、社会にできる価値は何か、それを問い続けながら仕事に取り組むようになりましたし、部下や周囲にもそういう事を言うようになりました。その一方で、問題解決力も上がったと思います。論理的思考によりフレームワークが自然と頭に浮かぶようになり、議論が行き詰った時や、真の課題を抽出するときなど役に立っています。
企業研修は、それまでは人事が多かったのですが、BBT大学院を契機に経営幹部層への経営全体の研修を担当することが増えました。クライアント先も当職の経歴は十分に見ており、大前学長から経営・ビジネスについて学びMBAを取得している点は評価されています。
在学中に、青色申告で留守宅を改良した賃貸住宅業を開業しましたが、「空いているものを使う」という発想を学んだことが後押しとなりました。その地域の年齢構成や推移、賃貸住宅供給の傾向とニーズを調べ、最終的に、駅近くに供給が少ないというニーズに応え、ファミリー向けの戸建て住宅で開業し、無事満室でスタートできました。勤める会社の給与の伸びに期待せず、学んだことを今後とも少しでも活かせるように、第二創業や資産運用を目指し入学前よりも前向きに物事に取り組もうと考えています。
すべての講義が、業務で活かせました。
科学的なアプローチでの提案は社内でもすんなり受け入れられました。
日々の仕事の中で活きています。特にマーケティングと問題解決能力でしょうか。毎日真剣に学んでいると、今までの問題解決方法や商品販売戦略がいかに適当だったか実感する時がきます。また、問題に直面して今まで浮かばなかった手法や発想が浮かんできます。
社内で解決すべき問題が出た時に、学んだPSA(Problem Solving Approach)を活かし、本質的な問題を把握し解を導き出すことができています。
私の事業領域は、広告・マーケティング領域なので、クライアントのためにソーシャルメディアを使って、次にどのようなキャンペーンを打つべきかを考え、提案するというのを毎日のように実施しています。クライアントの中には方向性もなく、ただどうしたらいいでしょうか?という相談もかなり多いです。そういったときにBBTで学んだ問題解決思考を活かして、様々な角度から状況を分析し、自分なりの方向性を提案として提示しています。MBAは、経営企画や商品開発でも非常に役立つと思うのですが、私のソリューション(マーケティング施策)開発という仕事でも、クライアントの問題や課題解決という面では、フルに活かすことができています。
特に実務で活かされているのは、「問題発見思考」「問題解決思考」でした。混沌とした問題、課題から真の問題を発見して原因を追求し対策を考えて行く手法を学ぶものです。マッキンゼー流の手法をそのまま伝授いただけるこの講義で得たスキルは実務で、客先や上司、同僚に問題の本質を説明する上で絶大な効果がありました。まず、説得に失敗することはなくなりました。これだけでも受講した甲斐があったといえます。