私は1人で考え込むタイプでしたが、BBT大学院のAir Campusでは様々な立場の方の意見を得ることができました。違った側面からの意見は自分1人では思いつかないアイデアを生み出すことができるのだと学びました。
当初は全く経営の知識もなく、果たしてMBA取得などできるのか?という不安もありましたし、デザイン業務という専門性からもMBAをとったところで、どのように業務に活かせるのか?という気持ちもありました。しかし、この2年間一つも単位を落とさずに、やりきれたことは自分の中でも大きな自信となっていますし、やはりデザイン課題を解決するにも根っこにある企業の経営課題の理解なくしては、本質的なソリューションには辿りつかないと考えます。「とにかく行動する」、「人の話を傾聴する」、「自分の頭で判断する」ということをすれば、幾つになっても、何にでも挑戦できるという強い気持ちを持つことができたのは、財産だと思います。
何事もチャレンジが大切であり、やればできるという自信がついたことです。
仕事をしながら一定の履修期間で今まで縁のない科目の授業単位を取得することは、非常に難解でした。
しかし、実行可能なタイムプランと取捨選択を行い、全力で取り組むことで難解なことも解決できるということを学びました。
また入学前と卒業後の物事を見る視点は大きく変化しており、特に大前学長の講義(RTOCSなど)は常に世界の動向を押さえているため、世界規模での視野、経営者としての視野の捉え方を2年間徹底的に学ぶことができました。目の前の自身の課題しか見えていなかった私にとって、世界規模で物事を見る訓練ができたのは最も大きな変化です。
同期生は70人弱が入学し、そのうち2年での卒業は5割を切っています。2年で卒業するがどうかは個々人の計画や事情があるため、これ自体は問題ではありませんが、少なくともこの実績は如何にBBT大学院の卒業が難しいのかということを物語っています。今は卒業したばかりですが、やり切ったという充実感とともに、この厳しいカリキュラムを乗り越えたことはビジネスパーソンとして大きな自信につながります。入学当初に抱いていた自分が経営について知らないことが多いという不安が完全に払拭されたわけではありませんが、難題にも何とかかじりついて打ち手を見つけることのできる自信は付きました。また、一緒に「内なる自分」と戦ったクラスメートは戦友であり、一生付き合える仲間を得たことは最も大きな変化です。
学業、仕事、プライベート等3本の柱を効率よく回していたかといえば、なかなかできていなかったことは本音であります。ただ、入学前の時間管理の仕方から、卒業した今の身としては、入学前にどれほど無駄な時間の使い方をしていたのか実感しました。在学中は、必死に講義に取り組んでいて、無我夢中でした。終わってみるとなんとかなっていて、自身の時間に対する考え方、取り組み方によって、いくらでも工夫の仕方はあるのではいかと、改めて発見させられました。
人生において仕事もプライベートも意思決定の連続ですが、悩んで思考がフリーズする事が少なくなりました。勘と経験と度胸では人はついて来てくれません。FACTに基づいたロジック、これはBBT大学院で学ばなかったら習得できなかったスキルだと思います。
ある事柄に対して自分の意見を述べるのはとても難しいことに気がつきました。自分の頭で考えるためには、その事柄と関連する情報を収集し、因果関係などを踏まえながら整理する必要があるため時間と労力がかかります。自身を振り返ってみると、例えば、テレビで報道されていた内容をあたかも自分の考えであるかのように発言していました。今は、民放はほとんど見なくなりましたが、テレビや新聞などあらゆるメディアの報道を全て鵜呑みにすることはせず、自分の頭で整理する癖がついてきたように思います。また、これまでの人生で国家財政や外交などについて深く考えることがなかったのですが、日本だけではなく世界の国々がどのような政策を取っているのかなど国際情勢も意識するようになり、視野が広がったのは良かったと感じています。
自分が話すロジックに自信が持てるようになりました。まだまだ足りない視点やインプットもあると思っておりますが、自分が集めたFACTから作り出す結論へのロジックの組み立てに自信が持てると、どんなエキスパートにも自信を持って話ができるようになります。新たな視点をもらった時に、すぐに違う結論をロジカルに導き出せます。そうすると、新しい事を始めることに対しての不安がなくりました。
BBT大学院ではかなり多くのタスクを課せられます。限られた時間の中で優先順位をつけながらこなしていかなければならい状況になることがほとんどであり、「もう限界だ!」と思うことも何度かありました。それでもなんとかタスクをこなして卒業を迎え、振り返ってみると、これまであきらめがちなことが多かった自分と大きく変わってきたと思います。これはBBT大学院の過程を通して時間管理を習慣づけるようになったのと、論理的に物事を考えながら結論を出していくスピードが向上してきたことが変化を遂げられた要因ではないかと思います。
この不況下でも超安定している一流企業に就職、13年以上勤めそれなりのポジションだった現状を捨て起業家への転身を決意した背景に、BBT大学院なしには語ることはできません。
2年間の学びの質と量に加えBBTネットワークによる人脈・サポート、そして一生学び続けるためのコンテンツが後ろ盾にあれば、安定している生活を手放すことに迷いを感じることはありませんでしたし、同じ後ろ盾で家族の理解も得ることができました。
自分自身このような変化は入学前は想像だにしていませんでしたが、「やりたいこと」を実現するためのツールを手に入れることができたのだと思います。