自動車部品メーカーで長く製品開発を行ってきました。北米赴任も経験し、国内外の車両OEMと仕事を行っていました。競合の海外サプライヤーが年々力をつけてきているのを間近で感じ、今まで通りでは立ち行かなくなるのは時間の問題と危機感を感じていました。
2021年から新規事業の立ち上げに携わるようになり、従来の開発の経験では歯が立たず、どう進めるべきか模索していましたがなかなかうまくいきませんでした。こうしてリスキリングが必要であると強く感じたのです。
1991年~2018年までリクルートと神戸製鋼が設立したITベンチャー(入社時は創業5年目、社員は50名ほど)にて、複数のエンタープライズ企業のIT部門をインソースで支援(企画およびプロジェクト推進)してきました。クライアントの業種は、運輸、金融、製造、製薬、メディア、通信など多岐にわたります。グローバル企業の支援時は、インド、ベトナム、シンガポール、イギリスで業務を行いました。
それまでの立場で出来ることに限界を感じ、50歳を契機に転職を決意しました。ITを提供する立場からITを活用する事業会社の真の当事者となり、そして自分がIT活用の意思決定と推進を行うことにより会社の業績を上げ成長させる醍醐味を実感したいと考えるようになり、2018年7月に株式会社牧野フライス製作所に入社しました。これまでの経験、スキル、リレーションを活かし、IT部門の責任者として、アジア、北米、欧州の海外チームと連携しながら、ITの活用と運営をリードしています。
私は大手自動車会社や建設機械メーカーなどでのキャリアを通して、一貫して「電動モビリティ」の「制御/組込ソフトウェア」領域の研究・開発に携わってきました。とは言え、その領域の中でも自身が興味を持つ領域はどんどん変化しています。社会人に成り立ての20代の頃は、自身がプログラムしたソフトウェアでクルマを走らせてさえいれば楽しかったのですが、どんどん複雑かつ大規模化するシステムを前に、開発の手法自体を変えていかないと太刀打ちできないことに気づき、より上流の工程に関心がシフトしてきました。そして30代後半以降では「より良い商品を作るためにはより良い技術が必要で、より良い技術を作るためにはより良い組織が必要だ」と考えるようになりました。
今でも電動モビリティの制御開発エンジニアという肩書は変わりませんが、自身が開発する対象は単なる商品や技術から組織デザインへと、より幅広く変化してきています。
大学院卒業後、鉄鋼メーカーに就職しました。入社から6年は棒や線形状ステンレスの生産工場の設備投資の実行を担当しました。30代前半には、ステンレス生産工場の設備投資企画や生産性改善などの業務を担当し、現在は、ステンレス薄板工場の設備投資の実行を担当しています。鉄鋼業は装置産業であり、生産設備の装備力が競争力に直結します。競争力の最前線で仕事をさせてもらえたと感じています。
プライベートでは音楽(オーケストラ)やアルペンスキーやトライアスロンといった趣味に取り組んでいます。いずれも本物を追求し、有識者や専門家の指導を受けたり、日々コツコツと努力をしてきました。仕事では一朝一夕で解決しない問題も多いですが、趣味を通して培った本物を追求する姿勢を活かし、設備装備力の強化による競争力向上に日夜取り組んでいます。
大学病院の眼科に所属し、人事や経営部門とのやり取りをしています。業務としては全体の労務管理や若い医師の教育、経営陣への給与交渉などを行っています。病院からは数字を求められ、また若手医師からは働きやすい職場環境を求められています。まさに組織間の板挟みを経験しているところです。
リユースベンチャーで11年ほど経験を積み、今は埼玉、茨城、東京、福岡、ロンドンに拠点を構える従業員100名ほどのリユース企業の経営をしています。独自のポジショニング戦略に加え、メンバーの主体性を重んじた組織マネジメント手法によって事業を拡大しています。挙がってくる「やりたい」には基本的にNoを出さず、「チャレンジこそが最大の学び」というカルチャーを大切にしているんです。なお、最近では鉄道会社の高架下開発にも関わるなど、従来の枠に囚われない展開も行っています。
実は元々は靴職人を目指して上京した人間なのですが、職人の道を諦めた時にたまたま関わっていた会社がリユース事業に力を入れていくタイミングだった…というのが業界との出会いです。アーリーベンチャーもいいところで、私は創業者たち含めて5人目のメンバーとして加入し、上場まで常に営業の最前線で仕事をしていました。東証の鐘も叩かせていただきました。
現在は、電力、交通、産業など社会インフラシステム事業を展開する部署にて、事業企画部という立場からプロジェクトや事業創出の支援、各事業領域を担当する部隊の経営支援などに携わっています。
入社から十数年は、電力システム技術の研究開発に携わっておりましたが、社会貢献する事業を生み出すことに関心が移り、研究開発から事業開発へとキャリア転換を図りました。転換後はフロント部隊に属し、国内外の電力・エネルギー事業の創出と展開などを経験しました。
元々はIT系のベンチャー企業に務めていたのですが、「会社員以外の働き方をしてみたいという」願望が以前からあり、6年ほど前に個人事業主として独立しました。
現在は法人向けのITコンサルタント業務に従事しており、約70社程のクライアントを担当させていただいております。
社労士・キャリアコンサルタントとして独立開業し、160社ほどお取引をいただいています。主に労務に関する相談顧問を業とするほか、LGBTQ+当事者の就労支援やLGBTQ+対応の就業規則・社内規定作成、労務関係の原稿執筆などを得意分野にしています。現在は研修講師としての仕事も増え、在学中の2023年には書籍(単著1冊、監訳3冊)も出版いたしました。また、移住定住に関する法人も立ち上げ、地域における副業人材の活用を進めています。
特別養護老人ホームの経営などを行う社会福祉法人で常務理事、法人本部長として法人の経営と施設運営等の業務統括に携わって10年。それ以前には地域新聞編集発行や企業・団体の広報活動のお手伝いをする会社を経営していた時期、縁あって病院建設と運営に関与、調剤薬局経営の会社など、いくつかの仕事に関わってきました。その間に必要と感じる資格を取得したり、学びの機会を得てきましたが、これまでの経験や学びを総動員して、また新しい挑戦をしようと考えています。
現在の職場も含め、人のご縁や仕事を通じてのたくさんの出会いによって働く機会や場を得てきたと実感しています。もちろん厳しい時期もあり、大変な思いもそれなりにしてきましたが、それでも多くの経営者や地域の方々、共に働く人たちからいただいた刺激や学びは、何よりの財産で、それを活かすためにも、また新たに事業を立ち上げたいと思っているところです。