大前学長が担当する経営戦略系科目の学び方はケーススタディが中心です。これはRTOCS(Real Time Online Case Study)と称されており、受講期間中は毎週一題、実企業の経営課題の分析に取り組むものです。自らデータを取りに行き、課題を抽出し、そして打ち手の方向性までを検討する内容ですので、一連の分析プロセスを反復的に繰り返すことができます。こうして学んだ様々なスキルが血肉化されていくことを実感できました。たとえ明日から経営コンサルティングをやってくれと頼まれたとしても、対応できるほどの自信がついたと思います。
大前学長の戦略系科目ではRTOCS(RealTime Online Case Study)というケーススタディアプローチが学びの中心になっています。ケースワークとして取り組むのは企業だけではなくNPOや自治体等もふくまれており、当該組織の経営戦略を自分なりに考えることで、あらゆるMBAの学びを実践力に昇華できる機会となります。
大学院での在籍期間中は基本的に戦略系科目の履修がずっと続き、2年間で約100ケースに取り組むことできます。これにより、BBTの修了生は戦略立案におけるフレームワークやテクニックは当たり前のように使えるようになります。入学時と比べ修了時には明らかに自分のスキルが上がっていることが実感できますね。
またケーススタディ以外にも講義を通じて大前学長のモノの見方に触れられる点も面白いです。世界最高峰のコンサルタントによるマネジメントの要諦がギュッと凝縮されており、これだけでも学費以上の価値があるのではというものでした。
BBTの教育の醍醐味と言っても過言ではないRTOCSが実施される大前学長の経営戦略論や、元マッキンゼーのパートナーが教鞭を執る問題解決思考(Problem Solving Approach)が最もタメになりました。時間の工面が大変だったり体力勝負だったりするところはありますが、在学中にこれらの学びと向き合い、日々考え続けたことで論理的思考力や頭の回転力が成長したことを実感しています。それが自信にもつながり、日々の生活が充実していることは間違いありません。
1つに絞り込むことは大変難しいのですが、やはり大前研一学長の戦略系の科目内で展開される「RTOCS (Real Time Online Case Study)」や「事例研究」は、多くの学びと気付きがありました。2年間一度も休むことなくRTOCSに取り組みましたが、その間に出題された様々なテーマ(例:あなたが〇〇社のCEOであれば売上が低迷する中でどのような打ち手を講じるか?)について同じものは1つも無く、分析や戦略検討をする過程で毎回新たな発見と学びがありました。先生やTAの方々からも「時間の経過とともに慣れが生じるため、常に守破離を忘れるな」と指導いただいていましたので、都度真剣勝負だと捉えケーススタディに取り組んで参りました。
考える、という当たり前のようなことを今一度問い返す非常に大きな学びを得ることができたのは後正武先生の「ビジネスを生き抜く思考力 基礎編」です。言葉を用いずには考えることも、それを伝えることも、人の意見を聞くことすらもできないということを、ゼロベースで見つめなおすことができたことは本当に大きなBBTでの学びとなりました。
現代版・企業参謀の科目では、それまで学んできたこと、課題として取り組んだことを改めて振り返り、確認するような気持ちで臨むことができ、たくさんの気づきや実践に向けたヒントを得られました。その他の科目でもそれぞれに多くの学びと刺激があり、実践につながっていることもいくつもありましたが、それを体系的に総括して確認することが出来たことで、大きな納得感を得ることができました。
2年間を通して毎週課題に取り組むのが学長科目です(実際には1年前期・後期、2年通期と3科目あります)。前述したRTOCSだけでなく、事例研究という自身で関心の高い時事トピックを選び考察をする課題や、戦略的思考編という教科書の学びをアウトプットする課題に取り組みます。成績評価期間とそうでない期間もありますが、私は毎週続けた事で思考力が非常に身についたと自信になりました。
会社経営のこれからを担っていきたいという想いを持って入学したが、これまで学んできた経営学が何だったのかと思うほど衝撃的かつ新鮮味のある講義や教科書でまずは学習し、その理解度をクラスメートとディスカッションする。加えて毎週やってくるRTCOSで答えのないケースで自分なりの結論を導き、そしてここでもクラスメートとディスカッションを行う。この繰り返しは仕事をやりながらだと相当きついですが、乗り越えた時の達成感が味わえます。また学長と違うアプローチでも自信が持てるようになってきてスキルがついたなと実感しました。
科目ではありませんが、RTOCSにて毎週レポートを書き、その振返りをすることが自分を見つめなおす良い機会になったと思います。また、卒業後のスクーリングなど、履修が終わってもその後の学習する機会を与えてくれる状況に感謝しています。2020年の春のスクーリングは新型コロナの影響で中止になってしまい、スクーリングに向けて勉強をしようと思っていたところだったので、残念でした。
まずは1年次に『マーケティング』を受講したことで、本当に世界が開けたような印象を受けたのを覚えています。私のように理系中心に進んできた方は同じような感覚を得るのではないかと思います。おそらく、日本の教育の中にマーケティングという考え方自体が殆ど無いといっていいのではないかと思います。これによりさまざまな市場という観点で自分の身の回りを分析することができ、例えば、社内にITツールを展開する場合でも社内市場という観点からアプローチできることを知りました。そして、2年次にあるイノベーションの発想方法からどのような状況でも突破する方法があることを体感できたことが最大の学びであったように思います。大きな心の支えにもなり、将来に向けて大きな原動力になったと振り返ります。