最もタメになったのは組織行動・人的資本経営です。入学時、私の会社は10人以下の小さな組織で、人材管理は自分の判断だけで回していました。だからこそ、講義で学んだヒエラルキー型組織と自律分散型組織の違い、評価・報酬制度の設計思想、組織文化の形成メカニズムといったテーマは、自分にはなかった視点ばかりで非常に新鮮でした。特に人的資本経営の考え方は印象的で、人材を「コスト」ではなく「資本」として捉え、従業員エンゲージメントや心理的安全性を重視する経営のあり方は、小規模企業の経営者にこそ必要な視座だと実感しました。また、モチベーション理論やキャリア開発の講義を通じて、メンバー一人ひとりの成長にどう向き合うべきかを体系的に考えられるようになりました。事業が拡大しチームが大きくなった時に備え、経営者として組織をどう設計し、人をどう活かすか。この科目で得た視野は、今後の会社経営における最大の財産です。
一番タメになったのは、経営戦略論とRTOCS(Real Time Online Case Study)です。毎週、実在する企業の経営課題に対して「自分が社長ならどうするか」を1週間で考え抜き、アウトプットする。このサイクルを2年間繰り返したことで、課題を構造的に分解し、限られた時間で仮説を立てて打ち手を設計する”型”が身につきました。この習慣は今の業務にそのまま活きていて、エリア戦略の立案スピードが格段に上がりました。正解のない問いに向き合い続ける経験が、不確実な環境での意思決定力を鍛えてくれたと感じています。
RTOCS(Real Time Online Case Study)は、 入学前からその大変さを聞いており、最初は不安もありました。 しかし、 AirCampus上でのクラスメイトとの投稿やディスカッションに支えられながら、 次第に1週間単位で学習を組み立てられるようになりました。 このプロセスを100回繰り返すことの意味を、 今では深く実感しています。 RTOCSを通じてフレームワークが身体化され、 自信や応用力につながったことは、 BBTならではの経験だったと思います。また、 人材・組織論に関する授業も非常に印象的でした。 リーダーシップや組織マネジメントを学ぶ中で、 自分自身のマインドセットが大きく変わりました。 知識や価値観を固定化させないため、 現在も「アンラーニング」を意識しています。 4年目に受講した「ビジネスアイデア演習」では、 卒業研究テーマで2回発表ができました。 先生方やTAの皆さまから厳しいフィードバックをいただきましたが、 その経験によって思考の解像度が高まり感謝しています。
論理的思考を身につけないといけないのであるが、ハイコンテクスト文化の日本では日本語(国語)を非常に曖昧なままでも大丈夫で自身も曖昧・いい加減に理解したまま生きてきたことを知る。如何に考えて、表現するのか、日本語でも論理的に表現することは可能で、そのちゃんとした日本語を英語なり多言語に訳することで本当のグローバル化(日本を含む)が進むと悟った。
当時は、グローバルに多様なバックグラウンドを持つ部下を抱えており、科目で学んだ内容をすぐに実務に取り入れることができたため、効果的に学習を進めることができました。その中でも、「人は論理ではなく感情で動く」という言葉が特に印象に残っています。グローバル環境においても、相手の立場や感情を踏まえたコミュニケーションや行動の重要性を学び、実務においても大きな示唆を得ることができました。
毎週のケーススタディRTOCS(Real Time Online Case Study)に加え、毎月特定のお題に沿ったディスカッション(戦略的思考編)は非常に学びが多かった。テーマは経営戦略論に留まらず政治や自己啓発にも及ぶため、自分の中で確固たる価値観を築くことができた。
インタビューを行う必要がある科目は他にもありますが、この卒業研究は予めテーマが決められているわけではなく自分でテーマ選定から始める点で試行錯誤もあり学びが大きかったです。個別面談後フィードバックを複数回頂く機会があり、先生方からの客観的なアドバイスは中身をどのような観点で補強、ブラッシュアップしていくべきか非常にためになるものでした。卒業研究は2年間の学びの集大成と言われますが、締め切りぎりぎりまでフル稼働で取り組んだ自分にとって最も成長を感じ取れた科目です。
大前学長が提唱している4つの経済空間、すなわち「実態経済」「グローバル経済」「サイバー経済」「マルチプル経済」とう概念があります。これらの変化にともない、連動して様々なビジネスのあり方も大きく変わってきていると言われています。まさに答えのない中で自ら最適解を見出せるスキルセットがすべてのビジネスパーソンに求められており、その意味でRTOCS(Real Time Online Case Study)という学び方は有意義でした。
他の修了生の皆様が体験談に記している通り、BBTの戦略系科目では実存企業の戦略検討が週に1題課されます。これがRTOCSという名称で運営されており、修了までの約2年間ほとんど毎週つづいていきます。その数おおよそ1,000本であり、まさに1,000本ノックと言えるものでした。他の大学院にはないBBTならではの学び方ですね。
さて、このRTOCSは戦略検討のアプローチを血肉化するにあたって非常に効果的でした。古いケースを学ぶのではなく、現在のプロ経営者が何を考えどんな手を打とうとしているのかをリアルな情報を用いて検討することによって、経営者目線を養うことができると同時に、幅広い知見を手に入れることができたと実感しています。
「イノベーション」という科目には「0」→「1」を生み出すための方法論がぎっしり詰まっていて、まさに大前学長の虎の巻のような科目でした。どのような業態でもイノベーションの根本的な発想方法は共通しており、修了後も繰り返し視聴する中で都度新しい気づきが得られます。これからも反復し、実践していくことで鍛え続けていきたいです。
BBTの特徴の一つにRTOCS(Real Time Online Case Study)があります。これは経営戦略系の科目において、毎週1題実在する企業がピックアップされ、自分がその企業の経営者だったとしたら今後どのような戦略方針を打ち出すか?を検討する内容のものです。検討の過程において企業の課題を分析したり解決アプローチを模索したりするなど、BBTで学んだあらゆることを総動員させて進めていきます。これに毎週取り組んだ経験が、自分の成長に大きく寄与したと考えています。より具体的には、進むべき方向性を示すための当該企業の問題発見や課題設定を行う過程、そして調査結果の多角的な分析を通じて本質的なインサイトを導き出す過程… こういった取り組みの繰り返しが、戦略立案や問題解決思考の定着化につながっていきました。もちろん通常の業務でも非常に役立っており、これまでよりも直面する問題の壁が低く感じるようになりました。
なお、当然自分が普段かかわらない業界や企業がピックアップされることの方が多いです。調査/分析を通じて様々なドメインにおける知識や視野が広がっていくことも楽しかったです。