仕事においては付加価値の低い業務は意図的に優先度を下げていました。なるべくやるべきことを絞る工夫をしていましたね。プライベートでは課題に追われるがあまり時々余裕がなくなってしまうことがありましたが、暖かく支えてくれた周りの方々に感謝しています。
また電車の中で講義映像を見たりオンラインディスカッションに参加するなど、通勤時間を有効に使っていました。総じて時間の使い方がかなり上手になったと思います。
始業前と就業後の時間はもちろん、移動時間も無駄にしないように心がけていました。ちょっとした隙間時間に講義映像を1本視聴したりディスカッションへの投稿の下書きを作ったりするのが私のスタイルでした。
入学当初は学習ペースに慣れるのに少し時間がかかりました。が、ペースが掴めて以降は、毎週日曜日は趣味である靴作りの時間に当てたり2ヶ月に1度は妻と出かける機会をつくったりと、リフレッシュの時間をしっかり確保していました。
なお、私は他校も含めたMBAコミュニティに入っており、BBT以外のビジネススクール現役生/修了生とも交流していました。学びのモチベーションを維持するうえでとても有益でしたね。と同時に、そこでのコミュニケーションを通じてBBTの学びがいかに実践的であることを感じました。
仕事と生活と学業を三立させるのは容易ではありませんでした。それゆえに、仕事ではやらないことを決め、プライベートでは家族と過ごすときはしっかり家族と過ごす、というようなメリハリを意識していました。業務上の繁忙期はバランスが崩れることがありましたが、実際やってみると比較的タイムマネジメントできる部分が多いことに気がつきます。
それでも今振り返ると、平日や特に休祝日に子どもと過ごす時間が減ってしまったことは少し申し訳なかったかなと思います。
1週間単位で「仕事の時間・学習の時間・その他」の3つのカテゴリで分類し取り組んでいました。また、自身が入学した当初はコロナ禍真っ只中であり、仕事は在宅ワークが中心でした。打ち合わせはWeb会議、資料作成も自宅、といった具合でしたので、不要な移動や外出は実際減っていました。このような環境もあり、学習時間を効率的に確保することができました。
小さい子供を抱えての入学でしたので、入学前には夫とも相談し、家事は手を抜くことを決めました。長子が小学校に進学する前には卒業しておきたかったので、朝いつも早起きして仕事と学び、育児をバランスさせました。一日は24時間しかないので、捨てられるところを事前に考えて家族の了解を取っていたのは精神的にも楽でした。
ほか、余語先生の「企業再生論」のスクーリングは家族全員で参加させていただき、とても楽しい思い出になっています。
職場(ごく周辺の人)、家庭ともに「これから2年間、学びの時間を持つので、少しずつ迷惑をかけるかもしれませんが、必ず実践につながるように頑張ります!」と説明して、「言い訳に使わない」ことを心に決めてスタートしました。早朝の時間を活用し、在宅勤務で通勤時間を減らし、仕事が休みの日は集中して勉強時間に、夜は家庭優先で夜の勉強はしない、など時間の捻出には気を使いました。また、健康管理を重視して、感染症対策や運動習慣の継続は意識しました。
家庭、職場(2か所)、実家と行き来する場所が複数あったので、モバイルのPCやWi-Fi、資料や文具など、学生生活の相棒たちをキャリーバッグに入れていつでも、どこでも勉強も仕事も出来るようにして、その習慣は今でも継続しています。
まず入学前には妻へ入学の相談とともに学習時間について相談しました。BBTの説明会に参加した際に、学習時間の目安が週に20~30時間と伺っていたので、平日就業後2時間、土日時で10時間を最低ラインの学習時間に設定しました。初めはこのプランで学習を進めていましたが、学習時期によって必要な学習量が異なり時間が足りない事に気付きました。そこで、起床時間を2時間程度早めるよう生活習慣を改善し、仕事においても訪問計画を見直することで時間を捻出しました。そうすることで、科目が複数重なる期間は30時間以上、試験期間は有給休暇を取るなどして40時間程度の学習時間を確保していました。
通勤を入れると10時間程度は仕事時間に充てられます。加えて食事で2時間とすると残り12時間をどう過ごすのかがポイントになります。私は受講中の科目で学長科目に最も時間を割き、平日は3時間の勉強時間を確保していました。その通りに行かない週は土日で挽回するという方法をとって何しろ自分時間の確保とスケジュール管理を徹底しました。
毎週RTOCSを行わなくてはならないので、隙間時間をうまく活用しても時間が足りません。ゴールデンウィークなども勉強の時間にある程度は使う必要もあり、家族の協力は必要不可欠です。では、それを利用すればいいと考えましました。私には、中学生と小学生の子どもが二人います。「お父さんが勉強をしているのに、あなたたちはなぜしないの」と、良く話しかけていました。お父さんもやっているから、仕方ないというような形で、子どもも勉強をしていました。妻には、私も子どもも勉強しているのだから、あなたも資格を取ってみては。と言って通信教育をやるようになりました。みんなで勉強をして、勉強を家族の行事にしました。
学長のお話の中に自分を変えるには「付き合う人を変える」「時間配分を変える」「場所を変える」というのがありますが、私がいわゆる3立(仕事・家族・学びのバランス)を実現するには、自分を変えることからでした。いくらオンラインで自分のタイミングで学習できるからといって24時間が変わるわけではなく、効率的な学習の実現が必須でした。このためには自分を変えるしか無いと思い、先に記述した人・時間・場所を変えていくことを実践しました。これにより、自ずと仕事・家族・学びのバランスが生まれてきました。私の場合、少しでも経営のことを考えるために自身の行動や発言も変えていき、結果的に周囲から最近言うことが変わってきたなどと言われるようになってしまいました。ただ、いずれも自身の限界突破を目的にしたMBAでしたので、この際思い切って自分を変えるつもりで取り組んだことが結果的なバランスを生んだように振り返ります。