BBT大学院で学んだことは、日々の経営判断のあらゆる場面で活きています。まず、RTOCSで繰り返し鍛えた3C分析やSWOT分析、KFSの抽出といった戦略フレームワークは、新規顧客への提案や市場参入の意思決定において欠かせないツールとなりました。たとえば大手メーカーとの技術開発プロジェクトでは、相手の事業戦略を分析した上で自社のポジショニングを明確にし、対等な立場で交渉を進めることができました。これはMBA入学前の自分には到底できなかったことです。また、卒業研究で取り組んだデータセンターの廃熱を電力に変換する新規事業は、市場分析・競合分析・財務シミュレーションまで体系的に設計したものであり、現在その事業化に向けた取り組みを実際に進めています。MBAで得た学びは理論で終わるものではなく、自社の成長戦略そのものに直結しています。
最も大きな変化は、課題の定義を「現象」ではなく「構造」で行うようになったことです。例えば、エリアでの処方停滞を単なる「情報不足」と捉えるのではなく、KOL(Key Opinion Leader)間のネットワーク構造やアクセス制約、院内意思決定の非対称性に分解し、介入の優先順位を設計するようになりました。また、RTOCSで鍛えた短期アウトプットの習慣により、施策の仮説検証を週次で回し、勝ち筋を早期に特定できるようになりました。結果として2023年・2024年と連続で営業目標を達成し、個人の成果をチームの仕組みとして再現できるようになっています。
現在勤務している企業では、 自社の事業分析や新規事業のアイデア検討において、RTOCSで学んだフレームワークを活用しながら提案書を作成しています。 また、 複数部門にまたがる関係者へのヒアリングを通じて一次情報を収集し、 その内容を踏まえて事業案をピボットするなど、 実践的に学びを活かしています。 まだ道半ばではありますが、 セルフリーダーシップを意識しながら、 自分の「Can」から「Will」の領域を広げたいと思います。 今後は、 後輩に対してメンター的な役割も果たしていければと考えています。
デビルズアドボケイトとして必ず反対意見も出して、複数のオプションを持てるようにする事を組織としてできる様に目指してゆく。日本では多い「鶴の一声」を許さず、反対、別意見を考えることで構想力を高めて行く訓練となる。
業務においては、問題解決力や論理的思考力、リーダーシップを実践的に発揮しながら業務に取り組むことができています。また、技術領域に加えて経営領域への理解も深まったことで、幹部層とのコミュニケーションもより円滑になりました。
BBT卒業後にコンサルティングファームに転職したが、学んだ内容の多くが活きている。1年次に学んだロジカルシンキングは文書作成や会話の中で活き、財務諸表を読めることは分析力の向上につながっている。また習得した数多くのフレームワークは、自身の思考の整理に役立っている。
IT企業に身を置いていて新たなバズワードを耳にする機会や上司から様々な方法で指示や意見を求められることがあります。以前は初めて聞くワードに関して一から調べて理解しようとしていたため、それにかなり時間を割いていました。今では学び続ける習慣ができたため、上司から聞く前に自身の方が知っていることが増えたように思います。また知らないことに関しても、それ単体ではなく他のこととどう結びついているのか、自分で能動的に理解しようとするため、物事の全体像をつかむことが非常に早くなったと実感しています。
経営において組織/人事の領域は当然重要であり、MBAプログラムでは「ヒト系」としてそれらの学びに触れる機会がたくさんあります。なお人事領域においては毎年バズワードが生まれ、トレンドが出現しては消えていくような状況です。そのような中でMBAでは普遍的かつグローバルスタンダードな内容を体系的に学ぶことができるため、とても有意義だったと振り返ります。
また前述したようなクラスメイトとのオンラインディスカッションを通じて、ビジネスパーソンとしての考え方や価値観、ポリシーなどを徐々に構築することができました。変化が激しい環境においても本質を捉え意見を発信できるようになったと自負しています。
RTOCSに繰り返し取り組み問題解決の引き出しを増やすことで、情報収集の段階から同時に問題解決策を考えることができるようになりました。初期仮説としての解決アプローチは必ずしも正解ではないにせよ、相手に何らかの取っ掛かりや気付きを与えることに繋がります。最初にそのような状態をつくることで、その後のプロセスがスムーズに運びやすくなると実感しています。
前述した毎週のRTOCSでは対象企業の本質的な問題を見極める努力が求められますが、それにあたり有価証券報告書をはじめ様々なインターネット上の情報をデスクリサーチしていきます。その過程で、結果的に当該企業そのものの情報から市場/競合における情報までを広く収集することができ、さらにそれらをかけ合わせて考えることで少しずつ企業の抱えている本質的な問題が見えてきます。RTOCSで繰り返したこのアプローチが血肉化されることで、実業における問題発見や課題設定にも応用できるようになっていきました。表面上の対処療法よりも根本治療のアプローチを指向する方が周囲の理解も得られやすい実感がありますし、問題解決を進めやすくなったと感じることも多くなりました。