現在、法人の本部長を任されております。元々は臨床検査技師として、浦添総合病院に入職しました。技師としての勤務は短く、大部分を診療情報管理や購買部門等を担当し、全国の医療機関の方々と交流することで成長させていただきました。その後、人事・システム・医事等を担当しながら、病院の事務長になり、現在は法人全体の統括を行っております。
正直言いますと、病院の事務長就任当初は「MBAなど不要」と思っていました。しかし、難問に直面していく中で、根本的な自身の知識の基礎力不足を痛感させられました。そこで、MBAについて改めて調査し、取得を考えるに至りました。
ホームページ等でBBT大学院を調べていく中で、私自身のニーズに非常にマッチした学習体系であったことが決め手となりました。地元沖縄ではMBAコースがなく、さすがに毎週末飛行機で上京するだけの余力もありません。世界のどこにいても、インターネットさえつながれば学習できる環境は本当に素晴らしいものでした。
元々、臨床検査技師として医学の勉強しかしていないため、経済学の基礎知識がなく、学習には苦労しました。ただし、現在の役職上、日常業務として携わっている範囲については学びやすかったです。
RTOCS(Real Time Online Case Study)はタメになりました。本当に大変でしたが、やり抜いたことへの自信と、いつの間にか身についた仕事をこなすスピードに活かせています。PSAは弊社の職員にも薦めたいと思う程、体系的に問題解決を行う事ができる良い学びでした。
業務を優先せざるを得ないので、大学院での学びは最低限の内容で終えてしまいました。業務上の余裕があれば選択科目も全て取ってから卒業したかった思いました。
一番苦労した点にもつながりますが、時間管理がバランスを取る事に繋がりました。仕事は学びを重ねていく上で、どんどん効率化できましたので問題は少なかったのですが、プライベートの時間がなかなか確保できませんでした。逆に、プライベートの時間をどこまでコントロールし、学びに集中するかが大事だと思います。
朝型の生活に変える事と、スキマ時間の発掘で何とか時間を捻出しました。また、RTOCSなど出来る限り手順をフォーマット化する事で、少しだけ効率化できたり、いろいろ工夫する事で対応しました。
経験だけの解決方法の提示は信頼関係がある仲間内ではいいのですが、関係性が構築できていない場合には難しいことがあります。また、表面的な問題しか解決していないこともあり、本質的問題を意識する事で漏れなく解決する思考を持つことが意識できるようになりました。
大前学長の講義で世界情勢の本質的問題を学んでいく中で非常に感銘を受けた事が、相手側の視点で物事を見るという点です。当たり前のようですが、これがなかなか出来ない。本質的問題は何かと突き進めて学ぶことで、いつの間にかそのような思考になっていきまいした。まだまだ未熟ですが。
弊社は医療、介護、福祉を軸に事業展開しています。人の誕生から死の瞬間まで関わる事業です。一連の流れの一部分を担うのではなく、トータルでの最適化も含めた地域貢献を行っていきたいと考えています。具体的には、健康寿命の延伸への貢献や地域における社会保障費用の最適化など予定しています。
安易な気持ちでは決して学び続けることができないのがBBT大学院です。やり遂げる気持ちがとても重要で、事前のスキルの有無は問題ではないと思います。「何か欠けている、何かは分からないが。」と自己認識できるのであれば、その何かを知ることが出来ると思います。