中堅ハウスメーカーのパナホームに勤務しています。現在は土地の仕入れ活動と分譲事業の企画を行い、また実際に販売からアフターサービス迄を行っています。BBT大学院で学んだ現状分析力と問題解決力・将来を見通す力を最大限に使いながら実績を積み重ねています。
また、BBT大学院卒業後は、関西圏に在住のBBT関連の在校生・卒業生のリアルに出会える場の提供とそれらの人達との繋がりを堅固なものにするためにBBT関西会を組織し、不定期で勉強会や懇親会を開催しています。勉強会の実績としては、齋藤先生・炭谷先生・平久保先生・大武先生等、BBTの先生に参加をお願いして年に数回の頻度で行っています。 また、関西MBA校との交流の場として関西MBA会という組織があり、その会にもBBT代表として参画しています。
請負事業が中枢のパナホームの中では、マイノリティな分譲事業が私の仕事のフィールドです。社内においてマイノリティでありますので、仕事に対してのスキルはほぼ自らで築いていかなければならず、また、任される金額も億を超えるものとなりますので、無責任に事業を進める訳にもいかないと考えていました。それがMBAに関心をもったきっかけです。
そんな折に大前学長の企業参謀と齋藤先生の実践問題解決に出会い、理論的に物事を進め問題を解決する手法に出会いました。そこで是非ともこの力を身につけたいと思い、数あるMBA大学院の中でBBT大学院の門戸を叩きました。
私は住宅営業という職種に就いていますので、毎日の帰りは11時位、また休日は火曜・水曜と他の大学院へ通うという事はほぼ不可能に近いと考えていました。そんな中、BBT大学院ではネットを使った大学院であり、自分の時間の中で受講すれば良いという私にとってはぴったりな大学院でした。加えて、憧れのマッキンゼーの手法が身につくというのでこの上ない条件だということが決定打となり入学を決定しました。
私の場合「コーポレート・ファイナンス」です。この科目につきましては受講完了後も、今一ピンときませんでした。ただ、この科目が不得手でMBAを名乗る事は出来ないと考え受講終了後も講義を何度も繰り返し視聴し、課題図書を時間をかけて読破しました。その結果、今は得意とまではいきませんが、胸を張ってこの科目を学びましたと公言することが出来ます。BBT大学院が他の大学院等と違う点は、私が行ったようにわかりにくかった講義を何度もくりかえし視聴出来る点だと思います。
「問題発見(解決)思考」と「イノベーション」です。常にファクトに基づいて結論を推論する手法を身に付けられましたし、限界を感じた時にもそれをどう乗り越えるかという思考手法を手に入れる事が出来た事がその理由です。この2つを手にいれたことにより、会社に寄りかからずともいざという時には起業も厭わずに生きてゆける自信を手にすることが出来たと考えています。
BBT大学院の教育は非常によく考えられたプログラムになっていると思います。全ての授業が有機的に繋がり、また、一つ一つの授業も単体として成立しています。BBT大学院の授業を全て受講することで一つずつの受講だけでは得られないものを手に入れることが出来ます。そして、その仕上げとしての「RTOCS(Real Time Online Case Study)」で、学んだことを総動員しながら徹底して議論を戦わせ、学びを力に変えていくことが出来ました。また、卒業後も継続して学習出来るシステムになっていると感じています。
BBT大学院に入学を決めた時に自分に誓った内容として、「もし仕事の実績が悪くなってもBBT大学院のせいにしない」「休日には必ず家族サービスを行う」という2つを挙げました。ですから、勉強は毎日帰宅してからということで大体夜中の1時位からスタートし夜中の4時位に終了して就寝というスタイルになりました。また、休日の家族サービスのことを考えると、休日の午前中と夕食を終えた後が勉強タイムとなりました。この時間でも十分単位は取得出来ますし、勉強したことは身につきます。私の場合、この時間に加えて営業活動の移動時間に講義の復習等を行っていました。
特に苦労というものは感じたことがありませんが、2年ありますので、時には体調不良でAirCampusに入れないこともありました。この時が一番の恐怖となります。AirCampusには多い時には1日で500位の投稿があることも珍しくありません。この内容には目を通しておかなくてはクラスメートと議論が出来ませんので、AirCampusに入れない日が2日続いた場合、1日×500投稿×2日間の投稿数と3日目の投稿が加算されますので、投稿をキャッチアップする時間が4~5時間かかることがありました。この点は苦労した点と言えなくはありません。
まず、思い込みで進めていた自らの仕事の方法がファクトベースで物事を考える方法に完全に変わりました。自らの常識を疑ってかかるということから始め、自分の知らなかったファクトに出会う度に問題が解決に向かって前進したという実感を持つに至っています。
このような経験を積み重ねていくに従い、ファクトから将来を推論することが出来るようになり、私の分譲の企画部分においても顧客のニーズに外れない物件を提供出来ていますし、以前にも増して売れ行きの良い商品の提供につながっています。その部分が会社でも評価され、卒業後も2年で2回の支社長賞を受賞するに至っています。
何かを考える時にデータに基づいて将来を見通し決断を行うような思考方法となりました。そして、難問に当たった時にもイノベーションで学んだ手法を使い、様々な試行錯誤を繰り返し、自らが最良と思う手法を考え出してその実行を自信を持って行うことが出来ています。
また、部下を指導する際にも理論に基づいて行うため、部下本人の同意を得やすくチームとしてのベクトルを合わせ易くなっています。
当面は自らの力を持って、自社への貢献を行う事が目標です。ただ、いつかは自らの力で経営を行いたいという想いは持っています。今は、そのポジションにはいませんので、経営者の方に向けて参謀的な仕事をすることが出来れば良いと思っています。
また、学生の頃からの夢で自分の本を出したいと考えていましたので、BBT大学院での学びや自らの仕事に基づいた内容の本を出せれば良いなと考えています。
今、入学を阻害しているものはなんでしょうか?様々な理由が想定されると思いますが、それは基をたどればやらなくても良い理由を自らが求めているということに行き当たるのではないでしょうか?私の場合は「お金がかかる」「時間が取れるのか?」等といったことでした。これらの問題は解決しようと思えばいくらでも解決出来ることなんです。
私がこの問題を乗り越えてBBT大学院の門戸を叩いた後、初めて東京で同期のみんなに会った時にそれらの悩みがいかにくだらない事であったのかを実感しました。その会の中で同期のみんなから口をついて出た言葉は「なぜ、早く決断しなかったんだろう!」というものでした。
検討中の方に是非言いたいことは「くよくよ、やらない理由を考えてないで、早くスキルを身に付け結果を出して下さい!」ということに尽きます。そんなに易しい道ではありませんが、頑張って一日も早くMBAホルダーになって下さい。