私は情報通信事業の組織でシステムエンジニアとして従事しています。入社以来、製造業種のシステム構築を担当し、現在では顧客基幹システムの構築プロジェクトのプロジェクトマネージャ、最近では日系企業の海外システムの構築に携わる機会が増えています。
私がBBT大学院の説明会に参加したのは、入社6年目の時、会社業務にも慣れ、自分なりの成長も感じつつあるタイミングでした。ただ一方で、システムエンジニアという範囲の中の知見だけでなく、より広い範囲で自分のための勉強がしたいと感じていた時でもありました。かねてより経営やより広い視野を持つことに興味を持っており、20代で新たなチャレンジをしたいと感じたこともあって、MBA取得を考えました。
業務終了時間が日々22時以降であった私にとって、定時後の通学や、限られた休日の活用がMBA取得の最大の障壁でしたが、これをすべて解決してくれる学習法を提供してくれたのがBBT大学院でした。他のビジネススクールも検討しましたが、私の生活スタイルにとってベストな選択肢がBBT大学院だったのが決定理由です。
苦手だと感じた科目は特別ありませんでした。自身が理解が及ばない科目は何度でもAirCampusで受講できましたし、他の受講者の意見や教授・TA(Teaching Assistant)のコメントを通じて理解を深めることも多々ありました。対面講義では得られない反復受講などが苦手科目を作らせなかったのかもしれません。
業務に直結する内容という点ではありませんが、日々プロジェクトを推進する立場の私にとって組織論や問題解決の講義は自身の考え方やアプローチに大きな影響を与えたと感じます。
自身の業務が多忙な時期と重なってしまい、日々の時間を確保することが難しかったのですが、AirCampusに助けられました。このツールがなければ私の2年間でのMBA取得は困難だったと感じます。また、多彩な教授陣の実践に裏付けられた講義内容は非常に刺激的でした。
在学中は、仕事と学習に追われ、睡眠時間も短い中で、何度も受講中に寝てしまったことがありました。ただ、逆に自分の時間の使い方もセンシティブになり、結果的にはジムに通う時間や彼女と会う時間を確実に確保することができるようになったように感じます。在学中に結婚もしましたので、バランスは取れていたのではないかと思います(笑)。
自分が学習していない時間に次々と受講者のコメントや見解がAirCampusにアップされ、それらを見ることで講義を早く受講しなければ議論にも参加できないという焦りが生まれ、何とか追いつこうと必死になったことが一番苦労した点でした。ただし、この焦りがプラスの効果になったことは言うまでもありません。
プロジェクトマネージャとして、顧客・メンバーを動かす立場で日々発生する問題や課題へのアプローチや組織のポテンシャルを最大限引き出すための考え方などが大きく変わり、良い効果が出ていると感じます。また、常に自分だったらどうするか?という問いを継続できていることが何よりも自分が変わった点だと思います。
MBAという学位を得ることができましたが、卒業をして感じたことは、その学位以上に自分に自信が付いたことが最大の変化だと思います。2年間でその時に置かれた自分の生活で最大の努力をしたと感じますし、その中で得た知識や考え方・アプローチは業務というレイヤーよりも高い次元で自分に変化をもたらしたと感じます。
現在、グローバルプロジェクトに携わる機会が増えてきています。今後は、海外で国籍の異なるメンバーがいる組織のプロジェクトマネージャとして多くの案件に携わり、自分の力を試し、グローバル人材として活躍したいと思います。
私は入学を検討した際に、今しか出来ないと考えていました。実際に入学し、その後の自分の人生を振り返り、やはりその選択が正しかったと感じます。他の大学院やビジネススクールと比較した優劣は分かりませんが、BBT大学院を選んで失敗だったと感じることはないと思います。