現在、私は照明器具製造の会社を経営しております。工場が日本、中国、ベトナムにあり、グローバルな視点で考えることが必要でした。BBT大学院での学びを通して、そのための視野を拡げることができたと思います。また様々な業種の方がいたので、自分達の業界以外の考え方を知ることができ、業界常識に捉われない思考づくりには最適でした。
入学した頃は中国の工場へ総責任者として立上げに行き、ちょうど2年経過した頃でした。経営全般を任されたのは初めてだったのですが、更に自己を成長させ、中国の工場及びグループ全体を発展させるために、より自分を成長させることに興味を持っていた時にBBT大学院のことを知り、MBA取得に関心をもちました。
中国からでも日本にいるように参加し、学ぶことができるのは魅力でした。教授陣も学術派というよりも実務派中心で、実務にすぐに反映させたいと考えていたことから、BBT大学院への入学を決めました。グローバルな視点からの学びも多いと感じられたので、中国にいる自分としては、興味が魅かれました。
「コーポレート・ファイナンス」は苦労しました。自分の今までやってきた業務と違うので、一から学ばなければならなかったためです。克服したというよりも、なんとか乗りきった感じです。ただ、重要性は理解できたので、業務上何をすべきかジャッジしていく上で、ファイナンスの視点から関係者に数字を求めるようになったことがプラスに働いた点だと思います。
いくつかあると思いますが、代表的なものとしては「問題発見思考」です。この講義を通して、論理的に物事を考える力がついたと思います。日々多くの情報があふれる中で、それらの情報が根拠のあるものか否かを見極め、GOALに対して現在の状況把握を行い、そのギャップから迅速に進むべく方向をジャッジして突き進んでいく習慣ができました。当時、中国工場のTOPだったので、日々多くの問題が出てくる中で、学んだことを実践で活かせたことが、有効だったと思います。
実務派中心の教授陣は、理論と現場の一体化したMBAを学びたかった私にはぴったりでした。以前からの経営理論だけでなく、大前学長の未来を見通した話もあり、自分の考え方に多くの影響を与えたと思います。また場所も関係なく、学ぶ時間も自分でコントロールできるので、時間の有効活用といった点からも助かりました。
平日は仕事、土日は家族との時間や趣味のテニスにあてていました。そうなると、勉強の時間は夜遅い時間になり、大体10:00から夜中の3:00までのどこかで勉強していました。当時は、睡眠時間も平均で4時間くらいでしたが、それでもこのように自分で時間のやりくりがしやすいのが、メリットだと思います。仕事や家族との時間にも影響を及ぼさないように、できるだけ無理せずにやっていました。
当時は中国との回線事情が悪く、動画がなかなか前へ進まず、通常よりかなり時間がとられました。途中から通信状況も改善されたのですが、一時はかなり悪かったのであきらめることも考えました。それに比べれば、私にとって授業における苦労は、とるに足らないものでした。 ※現在は中国でもインターネットがつながる環境であれば問題なくご受講いただけます。
MBAで経営を体系的に学んだので、当時中国工場の運営にその考え方や手法を取り入れながら、PDCAを回していました。一番大きいのは、物事を事実ベースで論理的に考えるクセがついたので、どのような事にあたっても、それなりにしっかり対処できるようになったことだと思います。他に新規事業やリーダーシップといった観点からも、経営に必要な要素を取り入れ磨くことができたのではと考えています。
今後の事業展開を考えていく上で、他の人とは違った視点から物事を考えることができるようになったと思います。周りがやっていることに流されるのではなく、自分なりに事実に基づいた情報から判断をしていくことで、他の人や会社と違ったことを実践していくことができるようになりました。それは多くのことを学び、知識を得たことで、日々の中で成果に結びつけながら、自信に変えていくことができたからだと考えます。
日本の枠にとらわれず、グローバルな展開をしていく企業づくりをしていきたいと考えています。海外駐在の間にこのようなグローバル思考の勉強ができたのは有意義でした。他の国の存在感に比べて日本の存在感のなさを肌で感じることができたので、日本の常識には捉われないようにしていきます。常に起こりうるチャンスやリスクに対して、自分の頭で考え、ジャッジしていくことを学んだので、それを最大限に生かしていきたいと思います。
時間も場所も関係なく、様々な業種、年齢の人たちが集まり、違ったバックボーンを持つ集団で学ぶことは何かしら得るところがあるのではないかと思います。特に社会人であれば、ネット環境があればいつでも参加できるということは、時間の効率化といった点からもメリットがあります。また、実務派の教授陣を揃えているので、すぐに成果を出したいビジネスマン向けのMBAとしては最適です。