現在、私はEコマースサイトを運営する中小企業向けにWEBプロモーション戦略立案及び広告制作に従事しております。広告効果を最大化するためのプロモーション提案や収益シュミレーションの作成、広告運用までを手掛けております。
大きく二つあり、一つ目は販促やマーケティングの仕事をする中で個々の企業が持つ本質的な課題を解決しなければならない必要性に迫られたこと。二つ目は21世紀は“個の時代”と言われ続けビジネスマンも個人のビジネススキルを磨き続ければ活躍の場が増えると確信したことです。そのためには体系的な経営スキルを身につけるべきだと考えました。
働きながら学習をする場合、学習時間の確保が課題になると考えました。スマートフォン一つあれば学習が可能というBBTの遠隔教育システムは時間や場所に縛られず最も現実的な選択だったと思います。また大前研一学長をはじめとした実務に精通した素晴らしい教授陣も魅力的でした。
『M&Aと経営』には苦労しました。企業の方向性を決める経営戦略、ファイナンスの知識が要求される企業価値評価、組織論を考えるPMIと複合的な視点が必要とされる科目であり、一言でM&Aといっても、どの企業をいくらで買収するのかまたその金額が妥当なのかの判断は非常に悩ましい問題でした。クラスメイトの意見も参考にしつつ自分なりの結論を導き出しました。
『問題発見思考』は問題解決力を向上させるための考え方の基盤であり、すべての科目に応用できる知の体系だと思います。「RTOCS」では毎週業界の違う企業などが一つテーマとして選ばれ、当該企業の今ある課題を踏まえたケーススタディを学び、解決策を打ち出します。今まで考えたことのないような課題を問題解決の手順に従い実践できる点が良かったです。
限られた時間の中で必要な情報を集め自らの結論を出す主体的な教育は、今まで受けてきた学校教育とは異なるものです。入学当初大前学長は「BBTは教えない大学」と仰られていましたが、まさにその通りです。自ら好奇心を持ち、考え学ぶことの意味を再確認できました。TAの方々の適時適切なサポートも励みになりました。
私は2年で卒業すると決意していましたので、土日祝日はほぼ学習時間に充てていました。ライフスタイルも朝方に変え朝5時から仕事が開始するまでの時間を学習時間に充てました。たまに息抜きに飲みに行ったり旅行に行ったりもしましたが、仕事以外、文字通り学習漬けの日々だったと思います。仕事以外は集中的に学習に時間がさける分、恵まれた環境でした。
選択科目には魅力的な科目が多く、人よりも多く履修登録を行ったため、課題をこなすための学習時間の確保に苦労しました。早朝から学習をし、仕事後も夜中までタイムスケジュールを組んで勉強しました。食事を取ると眠くなるため夕食を取らずに勉強していました。
知的に怠惰な状況にならないよう常日頃から情報収集を行うようになりました。またロジカルに物事を考える癖がつき仕事における判断スピードが上がりました。学んだ事が仕事の優先順位の付け方や方向性の見極めなど多岐にわたりプラスに働いています。
大学院の授業では限られた時間の中で自分が考える最善の策をひねり出さなければならない状況が何度もあります。実際に行き詰まり諦めかけたことも何度もありましたが、最後まで諦めずに考え抜く癖が身に付きました。どのような状況に追い込まれても考え抜く精神的なタフさが身につくことにより大抵のことには動じなくなりました。
在学中クラスメイトとシリコンバレーを訪問し多くのベンチャー企業が新しいサービスを生み出し、社会に浸透させていくダイナミックな動きに感銘を受けました。人は良くも悪くも環境に左右されるため社会に新しい付加価値を生み出す挑戦者としての立場に身を置き社会貢献できるようなサービスを創造したいと考えています。
デジタル・ディスラプションが進む中で、過去の成功法則が通用しない時代となり、個人としても生きる指針を見失いがちになることもあると思います。その中で自らの人生を見つめ直し更なる高みを目指す人には最適なビジネススクールだと思います。
BBT大学院では「答えのない問題」に対して体系化された問題解決のプログラムを学ぶことができます。また多くのクラスメイトと議論し交友を深めることができます。常に考えることを求められるハードな環境ですが、多くの仲間と切磋琢磨する時間は人生においてかけがえのない時間になるはずです。