日本で病院勤務をして小児科専門医を取得。その後、東南アジアにおいて約3年間プロジェクトに関わり、相手国の保健行政官とともに保健•医療サービス改善のための活動、主に計画づくりやモニタリング強化などを実施していました。
途上国での活動に関わるようになり、支援を受けるだけでなく、自ら富を生み出して事業を継続していくことの難しさと重要性を感じたことが経営を学びたいと考えたきっかけです。また計画作成の際に基盤となるロジカルシンキングを学びたいというのもありました。
理論を学ぶだけでなく、実践に重きを置いていることです。大前さんをはじめ、実際に経営に携わっている講師陣の経験から直に学べるというのはBBT大学院ならではの魅力だと思いました。また、海外にいる自身にとっては、全てオンラインで学べることもBBT大学院に決めた大きな要因です。
経営に全く関わったことのない自分にとって『アカウンティング』が一番の難関でした。フォーラムでの同期とのディスカッションを通じて疑問点の解消や理解の促進を図ることができました。オンラインでは、何度も講義を聴き直したり、じっくり考えてディスカッションに参加できることが利点だと思います。
一つに絞るのは難しいですが、大前学長の『イノベーション』をあげます。答えのない時代、いかに新しい発想を生み出し現状を変えていくかという、貴重なチップスを学ぶことができました。なかなかアイデアが浮かばず苦労しましたが、何度も発想法を使って自分のものにできたら世の中が違って見えると思います。
とにかく考えさせる内容です。聴講だけでなくディスカッションの割合が大きく、常にアウトプットを求められます。違うバックグラウンドや考え方を持つ同期とのディスカッションもBBT大学院の一つの魅力であり、学びを自分なりに咀嚼することができます。BBT大学院では理論を覚えるよりも考え方を身につけることに重きを置いており、ここで身についた力は生活のあらゆる場面で役に立ちます。
勉強時間を決めてメリハリをつけるように心がけました。なるべく移動中など隙間時間を活用し、リラックスする時間やきちんとした睡眠時間を取るように心がけました。2年間と長丁場なので自分なりのリズムを作ることが大切だと思います。時間を有効に活用しようとすると、仕事にも今まで以上に集中できるようになりました。
インターネットが不安定な国にいたため、聴講がスムーズにできなかったり、インターネットでの資料検索に時間がかかったりと苦労しました。BBT大学院では事務局のサポートがしっかりしており、不便な環境にいながらも全ての過程を終えることができました。
現在の仕事で一番役立ったのは論理的思考です。仕事において計画、モニタリングをする際に、現状分析から方向性を打ち出す際に体系立てて考えられるようになりました。相手が納得するような資料作成やプレゼンにも役に立っています。普段の生活ではニュースなどで得た情報を鵜呑みにせず、背景を調べたり自分ならどうするかを考えることで世の中が違って見えるようになりました。
「自分ならどうするか」と考えることで、思考が一歩前に進み具体的に考えられるようになりました。BBT大学院では評論家ではなく実務家を養成していると謳っていますが、まさにその通りで、得られた情報の裏付けをもとに自分なりに解釈する作業を続けていると、次第に考えることが楽しくなります。
世界の保健、医療を取り巻く状況も大きく変化してきています。新たな問題が浮上する一方で技術進歩によって出来ることも増えています。世界の健康に問題を抱える人にアプローチできる持続的な事業を考え実践していきたいと考えています。
論理的な思考を身に付けたい人、現状に問題点を感じていてなんとか突破口を見つけたいと考えている人にとってはおすすめです。変化の激しい現代、これまでのやり方が今後も有効であるとは保証できません。そんな中答えを与えてくれる人はいません。答えをただ待つのではなく、自ら考え周りを巻き込み行動する人が、今後自分を取り巻く世界を変えていける人だと考えます。BBT大学院ではそのためのスキルを学ぶことができます。