外資系製造業のスタートアップ企業において、 日本事業の立ち上げから販路開拓、 市場開発まで、 四半世紀以上にわたり携わってきました。 苦労やストレスも多くありましたが、性別・年齢・国籍に関係なく挑戦できる、 非常に恵まれた環境でした。 PCの誕生からIT革命、 スマートフォン、 そしてAIに至るまで、 急速なテクノロジーの変化を肌で体験してきた世代でもあります。 欧米からアジア諸国までさまざまな国・地域を訪れ、 上海に2年間単身赴任した経験もあります。 BBT大学院を卒業した年には、 日本の製造DX系中小企業へ転職しました。 BBTで学んだことを少しでも実務でアウトプットできるよう、 日々試行錯誤を重ねています。 プライベートでは、 利便性の高い東京都内と、 自然豊かな富士五湖周辺との2拠点生活を楽しんでいます。
以前から、 所属していた外資系企業にはMBAホルダーのマネジメント層が多く、 MBAに対する関心を持っていました。 グローバルな環境で仕事をしていたため、「仕事そのものが学び」と考えていましたが、 一方で「このままで良いのだろうか」と迷いを感じることもあり、 体系的に学び直したいと思うようになりました。 そのためにはMBAが最適だと考え、 幅広い知識を学ぶことで、 より高い視座を持ちたいと思いました。「今さら挑戦して意味があるのだろうか」という迷いもありましたが、 人生100年時代と言われる今、 自分自身にもリスキリングが必要だと考え、 入学を決意しました。
以前からテレビやオンラインセミナーなどで大前研一学長のお話を拝聴するたびに、「なぜこれほど複雑な問題をわかりやすく整理し、 創造的なアイデアまで導き出せるのだろう」と感銘を受けていました。 そのため、 大前学長の思考法や構想力を少しでも学びたいという思いがあり、 経営学を学ぶならBBT大学院だと決めていました。 また、 複数の生活拠点があったため、 物理的にキャンパスへ通学しなくても、 100%オンラインで学位取得が可能である点も大きな魅力でした。
1年目の必修科目に財務会計や管理会計があり、 当初は不安を感じていました。 しかし、先生方の講義は非常に丁寧で、 演習も充実していたため、 想像以上にスムーズに理解を深めることができました。 また、 2年目に受講した大原先生の財務分析の授業では、 企業の決算短信を読み解く面白さに触れ、 数字の背後にある経営のリアリティに強く引き込まれました。 興味を持つことで苦手意識も薄れ、 企業リサーチの際にも積極的にB/SやP/Lに目を通し、 自分なりに考察できるようになったことは大きな変化です。 ただ正直に言うと、 英語で受講した「Corporate Finance」は非常に難易度が高く苦戦しました。それでも、 出口恭子先生の素晴らしい授業を受けられたことは、 今でも大きな財産です。
RTOCS(Real Time Online Case Study)は、 入学前からその大変さを聞いており、最初は不安もありました。 しかし、 AirCampus上でのクラスメイトとの投稿やディスカッションに支えられながら、 次第に1週間単位で学習を組み立てられるようになりました。 このプロセスを100回繰り返すことの意味を、 今では深く実感しています。 RTOCSを通じてフレームワークが身体化され、 自信や応用力につながったことは、 BBTならではの経験だったと思います。また、 人材・組織論に関する授業も非常に印象的でした。 リーダーシップや組織マネジメントを学ぶ中で、 自分自身のマインドセットが大きく変わりました。 知識や価値観を固定化させないため、 現在も「アンラーニング」を意識しています。 4年目に受講した「ビジネスアイデア演習」では、 卒業研究テーマで2回発表ができました。 先生方やTAの皆さまから厳しいフィードバックをいただきましたが、 その経験によって思考の解像度が高まり感謝しています。
どの授業からも想像以上に多くの学びを得ることができ、 オンラインとは思えないほど充実した教育環境でした。 AirCampusでは、 じっくり考えてから発言できることに加え、時間や場所を問わず投稿できるため、 非常に利便性が高いです。 講義映像だけでなく、 クラスメイトの意見や先生・TAからのフィードバックもいつでも振り返ることができ、 自分の生活スタイルに合わせて学びを深めることができました。 その結果、 毎日が非常に濃密で、 充実した時間だったと感じています。 一方で、 時折開催されるスクーリングでは、 先生方や同期と直接顔を合わせて学ぶことができ、 懇親会なども含めて大きな刺激と楽しみになっていました。
仕事は在宅勤務が中心でしたが、 本社が米国東海岸にあったため、 深夜の会議も多く、 特に四半期末は非常に忙しい日々でした。 そのような状況でも、 必ず毎日、 学びのための時間を確保することを意識していました。 食事中や移動中にも講義動画を視聴したり、AirCampus上でクラスメイトの投稿を確認したりすることを習慣化していました。 最初は大変でしたが、 継続するうちに生活の一部になっていきました。 特に必修科目が多かった1~2年目は、 土日の予定をなるべく入れず、 週末を勉強に充てていました。 3年目以降は少し余裕も生まれ、 興味のある選択科目を履修できました。
科目の最終試験では、 なかなか回答がまとまらず、 何度も徹夜を経験しました。 そうして、 明け方の赤富士を眺めながら仕上げたレポートは感慨深かったです。また、 卒業研究のテーマがなかなか定まらず、 最終的に決まったのは3年目の秋頃でした。 同じように悩む方は多いようです。 特に2年での修了を目指す方にとっては、 授業と並行しながら卒業研究を進める必要があるため、 さらに大変かもしれません。
現在勤務している企業では、 自社の事業分析や新規事業のアイデア検討において、RTOCSで学んだフレームワークを活用しながら提案書を作成しています。 また、 複数部門にまたがる関係者へのヒアリングを通じて一次情報を収集し、 その内容を踏まえて事業案をピボットするなど、 実践的に学びを活かしています。 まだ道半ばではありますが、 セルフリーダーシップを意識しながら、 自分の「Can」から「Will」の領域を広げたいと思います。 今後は、 後輩に対してメンター的な役割も果たしていければと考えています。
入学前は、 目の前の目標や課題を達成するために、 情熱と信念だけを頼りにがむしゃらに走り続けてきました。 しかし、 ふと立ち止まると、 自分が深い霧の中にいるような感覚がありました。 BBTで学びを深めるにつれて、 その霧が少しずつ晴れていく感覚を覚えました。 また、 これほど主体的に学び続けた経験はこれまでなく、 常に脳が鍛えられているような日々でした。 無事に卒業研究の合格通知を受け取った時には、「よくやった」と自分を褒めてあげたい気持ちになりました。 入学前と比べると、 知識や知恵が増えただけでなく、 人間的な余裕や視野の広がりも得られ、「知・情・意」のバランスが以前より整ったように感じています。
ビジネスだけに限らず、 社会に貢献できる活動にも関わっていきたいと考えています。 また、 機会があれば自身で起業にも挑戦したいという思いがあります。 年齢に関係なく、 これからも現役として社会と関わり続け、 後悔のない人生を送りたいと思っています。 そして、 BBTで築いたかけがえのないネットワーク(LEN)を大切にしながら、アルムナイとしても少しでも貢献できれば嬉しいです。
BBT大学院での学びを通じて、 自律、 すなわちセルフリーダーシップの重要性を強く実感しました。 数年単位で常識が変化するVUCA時代において、 自分自身の人生をより良く、後悔なく生きていくために、 MBAでの学びは大きな支えになると思います。 また、 職場や普段の生活では出会えないような志の高い仲間たちと切磋琢磨することで、 自分自身も自然と成長していきます。「集合知」によって、 一人では到達できなかった視座や思考のレベルへ到達できる感覚は、 努力を積み重ねた人だからこそ味わえるものかもしれません。